ハッスル・マニア2006リアルタイム速報(ハッスル)「ハッスル・マニア2006」(スポーツナビ)
最終的に8割以上入りました。予想通り昨年と違い3階席には入れてませんでした。11.5 PRIDE武士道と同じセットパターンですが、武士道の方が客が入ってた。武士道は選手やジムがかなり売りさばいてくれますからね。では感想。
・オープニングに小池栄子が登場した件について
公の場で坂田と小池栄子が顔を合わせたのは初めてか。ただ、坂田の応援のために客席にいたこともあるので、もっと近付いてたのを見たことはありますが(笑)。
「私は妖精。残念ながらリングには上がれないの」。このセリフはイエローキャブとギリギリの交渉があったことが窺える。ツーショットは認めなかったということでしょう。これはもう出すことに成功しただけでも良しとしなければ。
第1ハッスル ~ありがとう、さようならハッスル仮面~
○ハッスル仮面レッド、ブルー、グリーン
(9分3秒 正義の赤い炎)
ハッスル仮面イエロー、×モンスター仮面ブラック、ホワイト
これは結構ツボにハマった(笑)。イエローが更生してハッピーエンドになることはお約束、来年から新番組というのもお約束。おそらく新番組になっても中の人(特にイエロー)は変わらないでしょう(笑)。これでいいのだ! これは100点。
第2ハッスル ~1万人掛け声マッチ~
○大谷晋二郎、金村キンタロー、Erica、マーガレット
(8分9秒 キンタ・マーあちち)
佐藤耕平、赤鬼蜘蛛、×青鬼蜘蛛、ドクロンZ
これは下ネタだらけだったし、特に感想はなし(笑)。この試合に文句言うのは野暮。
第3ハッスル ~海川ひとみデビュー戦~
×海川ひとみ、KUSHIDA、\(^o^)/チエ
(9分34秒 世界のバボ)
○ジャイアント・バボ
これは・・・誰もが海川が勝つと思っていたのに裏切られたというか。メインは大どんでん返しがあってしかるべきだと思うが、ここはお約束を守っても良かったんじゃないの? 15日のハウスの前哨戦ではKUSHIDA、チエ組で負けているだけに尚更。
ただ短期間で練習の成果は見せれたとは思う。結果を除けば良いムーブした。KUSHIDA、チエとの連係やドロップキック、フェイスクラッシャー、一番お見事だったのは旋回式ヘッドシザース。
結果とともに残念だったのは眞鍋かをりのマイク。「負けたけど、私は海川の判定勝ちだったと思う」に対しお客さん一斉に工エエェェ(´д`)ェェエエ工。説得力無し!
あと海川も
「最初“は”無理だと思ってたけど・・・」と言うべきところを
「最初“から”無理だと思ってたけど・・・」とセリフ間違えたらしいですね。あれにも工エエェェ(´д`)ェェエエ工でした。
私だったらこうしただろうな。以下、勝手な妄想。
眞鍋「私は試合出来ないけど、事務所の後輩に“ゆう子”がいる。次は“ゆう子”を連れてきてお前らをブッ潰す!」
アン・ジョー「What?“ゆう子”って小倉優子のことデスかぁ~? 面白い! やってやろうじゃあーりませんかぁ~!」
・・・後日、眞鍋かをりが連れてきたのは宮戸優光だった!
眞鍋「最近UWFスネークピットからアバンギャルドに移籍した、後輩の優光だ!」
えー、アン・ジョー司令長官とリアルに因縁ありますし、これやったらバカウケだと思うんですけどねぇ(笑)。その前に超カタブツの宮戸がやる可能性は低いですが・・・。
第4ハッスル ~ハッスルスーパータッグ選手権~
○チーム3D(ババレイ&ディーボン)
(15分18秒 3D)
×ソドム、ゴモラ
ハッスルのみではチーム3Dのワーストマッチかも。エイドのアパッチ軍との試合がはっちゃけてただけに。大型外人同士のド迫力マッチを期待してマッチメイクしたんでしょうけど、これが空回り。ソドム&ゴモラも身体能力あるし、花道からリングにノータッチトペとかそれなりにがんばったが・・・。
ハードコアに欠ける試合だった。場外乱闘もおとなしめ。長机を使った攻防も最後だけ。やっぱりチーム3Dには豪快に技を受けてくれる人を当てないとダメかも。ハウスでやったRGとの絡みは最高だったもん。
とはいえタイトルマッチだったから、あんまり格落ちな相手にするわけにはいけないという事情もあったわけで・・・難しいもんですな。
第5ハッスル
坂田亘、崔領二、×RG
(11分22秒 スリーパーホールド)
○鈴木みのる、NOSAWA論外、MAZADA
なんつーか、武藤に言わせれば「所詮は小結同士」なのに二人とも大物ぶってんじゃねーよって感じ(笑)。ただ、坂田の方は本当は大物ではないことを自覚しており、キラキラジャケットなど道化を演じているが、みのるの方はマジで自分を大物だと勘違いしてそうだからタチが悪い(笑)。
後楽園ではお客さんの多くが「風になれー!」と叫んでいたから、意外な人気に驚いたのだが、横アリクラスになるとそうはいかない。所詮は後楽園クラスの人気。ビジョンでパンクラス時代(本当は今もパンクラスだけど)のヘタレ試合のVTR流してとことんバカにすれば良かったのに。
結局前哨戦のような終わり方になってしまった。みのる初参戦というのもあるが、集大成であるべきマニアでこれはいただけない。RGもあまり生かされていなかった。クドイようだが3Dとの絡みは最高だっただけに残念。あれだけのリアクション芸人を生かしきれずアッサリ終わらせたみのるはショッパイ。
試合後に坂田とみのるが睨み合っているところにRGが「じゃあこうしましょう。取りあえず私が三冠の暫定王者になります。勝った方が私に挑戦するというのはどうでしょう?」という下らない提案は最高に笑えた。この試合のMVPはRG。
セミハッスル
小川直也、○ニューリン様、TAJIRI
(9分3秒 まごころ固め)
川田利明、カイヤ、×アン・ジョー司令長官
終わってみればニューリン様の独壇場。一番体力がないニューリンが一番面白いんだからプロレスは奥が深い。天井からニュー鞭が降りてきて突然強くなるというオイシイ場面を用意されていたとはいえ、キッチリ仕事をやりきったニューリンはプロ中のプロ。
それにしてもカイヤは・・・あれじゃ完全に「その他大勢」。青鬼蜘蛛辺りの方がよっぽど仕事出来るよ! 良いシナリオが与えられなかったとはいえ、あれじゃ出てる意味ないじゃん! このことからもハッスルは芸能人が上がれるからといって安易なリングではないということがよく分かる。これって普通のプロレス(何を普通と言うべきかはアレだが)よりも厳しい世界ですよ。
あと前にも言いましたけど、小川ってキャリアを重ねれば重ねるほどショッパくなってますね(苦笑)。今思えば彼と名勝負をした橋本真也は偉大だった・・・。本人も悩んでいるらしいという噂を聞きました。
ただ、今後ハッスルに地上波が付くことになったら小川直也というビッグネームは絶対に必要でしょう。対世間ということを考えると。世間の評価とプロレスファンの評価のギャップは開く一方ですが・・・。
メインハッスル
×HG
(10分9秒 ハイキック→体固め)
○ザ・エスペランサー
評価の難しい試合だ。興行全体の感想を先に言うと、今回は昨年のマニア、6月のエイドに比べるとイマイチと言わざるを得ない。
昨年のマニアは絶賛ブレイク中だったHGの担ぎ出しに成功し、お騒がせ狂言師の和泉元彌も登場。両者とも予想以上のパフォーマンスを見せ大成功。エイドは“タマアゴ”の中身が高田・・・もといザ・エスペランサーというスーパーどんでん返しがあった。どちらも前座もしっかり盛り上がった。
一方今回は・・・大筋は良かったのに小さなボロが目立ったせいでイマイチ感が拭えない。特に第3、第4、第5ハッスルはもう少し何とかなっただろうと。
で、HGvsザ・エスペランサーなわけですが、両者ともプレミアム感が失せた上での試合という時点でかなり不利。試合は大筋悪くはない。ステージ上のセットをビターンで破壊したり、ニューリンをビターンで銃撃(?)というのもアリでしょう。パイルドライバーでHGが花道に突き刺さるというのもアリ。しかし・・・
小川直也のマイクがショッパイ。 眞鍋かをりもショッパかったけど、更にショッパかったよ! ニューリンが死亡(?)、TAJIRIが号泣しながらニューリンを抱えて退場、HGも花道に突き刺さり失神しているので、小川孤立という状態になったわけだが・・・。
「そして誰もいなくなった」というのを演出したかったのでしょうが、これが完全に裏目。最後を小川一人に託すのは危険だ! Ericaや大谷ぐらいいても良かったかも。もしくは天龍あたりが(出なかったけど・・・)ハッスル軍に寝返って希望を持たす終わり方にするとか。
あと最後に高田総統とのマイク合戦が出来ないというのはやはりツライ。もうこうなったらCGで高田総統を作って舞台裏にいる高田のセリフに合わせてビジョンの高田総統もしゃべるとか、そういうの開発したらどうだい?
エスペランサーが強すぎて来年のエイドやマニアに向けての展開が難しいのも困りもの。ショッパイ小川じゃどうしようもないし。
なんかね、
ドラゴンボールはフリーザ編で終わっておけば良かった みたいな展開になりそうなのが怖いです(笑)。
こうして読み返すとボロクソ書いてるなぁ・・・。ただ一定の水準は満たしていましたし、旗揚げ当初の糞つまらんハッスルに戻ったわけではないので、念のため。

最後に。帰りにハッスルドリンク『アリシンZ』配ってました。定価800円! 売れ残ったやつだろうなぁ・・・。
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