2006年09月14日

五味隆典と山本“KID”徳郁が講談社の新創刊誌『KING』にて競演PART2

男性誌「KING」創刊会見でリリー氏不吉発言「7冊目が存続の山」(サンスポ)
作家のリリー・フランキー氏(42)、タレントの佐藤江梨子(24)が12日、都内で行われた13日創刊の男性誌「KING」(講談社、毎月13日発売)の記者発表会に出席した。

2人は、ノンジャンルの文章を一般公募し、優秀作品を誌面で紹介する同誌の目玉企画「キング文章王」の作品選定者。「東京タワー」が190万部と大ヒット中のリリー氏だが、「僕が創刊にかかわる雑誌は2年以内に廃刊されることが多い。まずは7冊目が山ですね」と弱気発言。関係者を真っ青にさせ、会場を笑わせた。

一方、サトエリは「結婚するなら天才がいいので、この企画で見つけたい」と意気込んでいた。13日から放送のCM音楽を担当した音楽プロデューサー、つんく♂(37)らが出席した。

 リンク先の写真に注目。佐藤江梨子、リリー・フランキー、つんく♂、猫ひろしと共に吉田豪がいるんですよ! いやぁ出世したなぁ、吉田豪。kamiproがまだ紙のプロレスだった時代を思い出すよ。

 で、私以前に男性誌『KING』について書いてましたね。

五味隆典と山本“KID”徳郁が講談社の新創刊誌『KING』にて競演(2006年08月25日)

 公式サイトも紹介。

KING キング|9/13創刊 講談社の雑誌

 一応山本KIDと五味が出ているということと、創刊号ということで買っちゃいましたけど・・・ヤバイくらいつまんないね、この本。

 山本KIDは4ページ、五味は1ページ。文字数はやたらと少ないし、大したことも書いてなかった。その他のページもファッション、スポーツ、車情報など20~30代の男の好きそうなネタをまんべんなく載せているけど、どれも中身が薄っぺら。文字も無駄にデカかったり、レイアウトもダサい。広告ページが多過ぎ。こりゃダメだね。リリー・フランキー氏の言う通り、すぐに廃刊だろうね。

 何日か前に『報道ステーション』で団塊の世代を象徴する雑誌として、『平凡パンチ』の特集を放送していた。で、同誌が休刊に追い込まれた理由は、グラビアや車やファッションなどそれぞれのジャンルに特化した雑誌が相次いで創刊されたからだそうで。色んなものに手を出して中途半端になっては元も子もないということですね。『KING』にも同じ雰囲気を感じてしまった次第です。

 これって何かに似ているよなぁ・・・あ、新日本プロレスだ(笑)。

ま、立ち読みで十分だと思いますよ・・・Blog RANKINGへ

【その他気になったニュース】
松井氏に「館長」名乗るべからず…極真空手めぐり大阪地裁(スポーツ報知)
 この裁判をまだやってたこと自体に驚き!「松井派」という言葉が死語になったくらいの最大派閥が極真の看板使えなくなったら大変じゃないか?

【HEAT】9・23 ニコラス・ペタスの復帰戦がメイン!全対戦カード決定(GBR)
 ペタスさんは極真の問題についてどう思ってるんだろう・・・。

「打撃でも寝技でも、 勝つチャンスがある」/秋山成勲が10・9桜庭和志戦を語る(HERO'S)
 秋山なんて桜庭VSスミルノヴァス見て変に自身持っちゃっただろうなぁ。

バーネットがラスベガス大会参戦希望(日刊スポーツ)
 そりゃジョシュは出る気まんまんでしょう。思ったよりグランプリのダメージが深くなくて何よりでしたよ。

ランダエタ10月再戦亀田へ強烈メッセージ(日刊スポーツ)
 昨日載せようとして忘れてたネタ。もう完全に亀田を格下扱い(笑)。

ネットプライス、ホースト氏と共同開発(日本繊維新聞)
インターネット通販のネットプライス(東京都、佐藤輝英社長)は、人気K―1ファイターのアーネスト・ホースト氏と共同開発したシェイプアップスーツ「ミスターパーフェクト・シェイプアップスーツ」を発売した。銀を配合したポリウレタンコーティングとポリエステルを組み合わせた素材を使用。太陽光の熱を効率よく吸収し、高い保温性を持つうえ、水分をほとんど通さないため雨の日のトレーニングにも対応できる。

 共同開発と言っても・・・名前貸しただけでしょ? と思ったのだが、サイトを見てみると・・・。

目指せパーフェクト!A・ホースト、王者のシェイプアップスーツ(ネットプライス)
数ヶ月前、ホーストは自分用のシェイプアップスーツを探していた。くしくも9月からはK1「WORLD GP」が待ち構えている。しかもこの大会は完全復活記念。さらに「12月2日のGPで負けたら引退する!!」と彼自身が7月30日の札幌大会で宣言をした後の超大事な大会。そんな中、俺はエージェントを介してホーストと知り合った。「じゃ、そのスーツ一緒に作ろうよ!」ということになり製作がスタート。皆で語り合ったその日は8月1日。そう、K-1札幌大会の2日後に俺達は会っていた。

 ここに書いてある「俺」とか「俺達」って誰だよwww。ホースト曰く「名前だけ貸すのではない。自分が使うためのものだ」だそうで。うさん臭えええええ。

ジョシュ、オタク魂に火! PRIDE公式トレカ全コンプ宣言(スポーツナビ)
 たまアリで1枚だけ配ってたサンプルはこれだったんですね。昔、BBMのプロレスカード第1弾と第2弾を集めていたのを思い出しますなぁ。

【掣圏真陰流】9・20 宮本裕向らプロレスラー、掣圏真陰流に挑む(GBR)
 今大会で8回目を迎える掣圏真陰流トーナメントは4名参加のトーナメント。今回、プロレスラーの宮本裕向(暗黒プロレス666)と高橋“YOUNG”直樹(プロレスリングFTO)の2選手が初参戦する。宮本は666所属としてさまざまなプロレス団体に参戦。小柄だが、ダイナミックな空中殺法を武器としている。一方の高橋は大分を拠点とするプロレスリングFTOに所属、柔道をバックボーンに掣圏真陰流に挑む。

 うわっ、マジかよwww。修斗がブレイク直前に新格闘プロレスと対抗戦して秒殺したのと同じパターンじゃん!

●渡部優一館長は元・仮面シュータースーパーライダーなんだから、どういう結果になるか分かってるはずなんだけど・・・/人気ブログランキング
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2006年09月12日

さらば週刊ファイト・・・9月27日発売号を最後に休刊

 ソースはkamipro Hand。一部を引用。

 9月11日、新大阪新聞社はプロレス週刊紙『週刊ファイト』の休刊を発表した。最終号は9月27日発売の1990号となる。

 ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!! 今週号の3ページに「次号で本紙より重大発表」という文字が踊っていましたが、やはりそうでしたか。そういう噂は何となく小耳に挟んでいましたが、いざ正式発表されるとやはりショック。

 しかも自虐企画なのかどうか分かりませんが、現在「目指せ!2000号突破」という回顧録が連載されてるんですよねぇ(;´∀`)。残り僅かだというのに突破できなかったか・・・さぞかし無念だろうなぁ。

 井上義啓、ターザン山本!、“GK”金澤などの名物ライターを輩出した老舗専門誌が姿を消すとは・・・プロレス業界の地盤沈下もここまで来たかと。

【みんな】週刊ファイト2【まってた】(2chプロレス板)
72 :ななし :2006/09/07(木) 10:47:30 ID:uiwLJPdq0
ファイトの休刊が決定しました

74 :お前名無しだろ :2006/09/07(木) 11:39:42 ID:WVTXSWPc0
マジかよ?
こないだ定期購読の継続の申し込み(50週分)したばっかりなのに・・・・・

75 :お前名無しだろ :2006/09/07(木) 12:04:55 ID:wTUyexe70
>>74
そういうのって料金戻ってくるのかな?

76 :お前名無しだろ :2006/09/07(木) 12:18:11 ID:uiwLJPdq0
9月最終週で終了みたいですよ

 「重大発表」告知の時点で噂がありましたが、9月7日に断言している人がすでにいた。定期購読申し込んだ人はどうすんだろ?

研修終了 by 中村祥之(BLOG@ZERO1-MAX)
ファイトが発売中止になるという噂を聞きました。業界紙がなくなるのは淋しい限りですが、こうなったらまた1誌業界紙が増えるように頑張らなくてはいけませんね。

 中村さんなんかは「こうなったのは自分たちにも責任の一旦はある」と思ってるでしょうね。

ファイト by 草間政一(BLOG@ZERO1-MAX)
ファイトがなくなるのですか?WEBファイトは9月末一杯で終了とはなっていましたが、さびしいですね。私もかって色々とファイトには書かれましたが、なくなると思うと時代の移り変わりを感じますね。
内外も余り言い噂を聞きませんが、根底はプロレス界の低迷があるのでしょうが、マスコミの方も変化があり、努力が足りないという状況もあるのかもしれませんね。

 そういえば草間さんに関してはファイトは随分辛口でしたね(苦笑)。というか、会社の経営よりも自身の既得権益を守ることしか考えてなかったバカ社員のせいで、マスコミ全体で反草間キャンペーン張ってたようなもんだからなぁ。そういう「プロレス村」の古臭い体質が休刊を招いたと言えるかも。ところで草間さん、夏に本を出すんじゃなかったの? いつ発売されるのよ!?

ウィークリーウェブファイト
お知らせ

諸般の事情により、当サービスを継続することが困難になりましたので、誠に不本意ではございますが、9月最終週の更新をもって、当サイトを閉鎖させていただきます。
永らくのご利用、誠にありがとうございました。

新大阪新聞社 Webファイト

 ありゃりゃ(´・ω・`)。

突然の通達(Fight野郎)
8月31日(木) ……。(T・H)

 週刊ファイト橋爪記者のブログ。どうやら8月31日に「9月一杯でファイト休刊→解雇」が通達されたらしい・・・。

『週刊ファイト』休刊について。(ターザンカフェ)
ファイトは新日本プロレスと猪木の二つによって支えられてきた新聞。新日本も猪木もスキャンダルの歴史だった。

そのスキャンダルはファイトのスキャンダル新聞と合致していた。

その新日本と猪木が力を失った時、部数も激減。休刊という最悪の事態を迎えることに。

この件については明日から連載していく。

 やはりターザンも古巣が無くなるというのは寂しいでしょうね。最近はファイトでの仕事も減ってるけど。自分の出身校が統廃合されて、跡地にマンションが建つような・・・。

 一応私、週刊3誌(紙)の中でファイトだけは買ってたんですけど、10月からどうしようかなぁ。だからと言って週プロかゴング買おうとは思わないし。コンビニや本屋でも置いてある店が少数派になっちゃってるから立ち読みするのも一苦労だし(苦笑)。

 3誌(紙)の他にもプロレス人気バブル時代には色んな雑誌が創刊したものですよ。80年代なら『ビッグレスラー』、90年代なら『JUNGLE』や『プロレス王国』とか。あ、天才・ターザン山本!大先生が『プロ★勝ち』という雑誌を出したことがありましたけど、出来の悪い弟子の文章がつまらな過ぎたせいで1号で休刊したこともありましたね(笑)。

 それでも最終的には必ず3誌(紙)は生き残ってきたんですけど・・・。

 他誌も結構ヤバイという噂を耳にする。週プロを発行するベースボールマガジン社は数年前に倒産の噂があった。まぁ大昔に1回倒産してますけど。これも稼ぎ頭であった週刊プロレスの売れ行き不振が原因と言われた。

 週刊ゴング発行の日本スポーツ出版社は身売りされて、白山から茅場町にある雑居ビルに移った。

 こりゃもうダメかもわからんね。業界全体が末期ガン状態。唯一気を吐いているのはkamiproぐらいなもんか。

 ところで思うんですけど、週刊ファイトってタブロイド紙じゃないですか。で、同じくタブロイド紙である夕刊フジや日刊ゲンダイの倍以上の値段取ってるわけじゃないですか。印刷代なんて週プロ、ゴングに比べりゃ格段に安いし、記者の数も少ないわけだから、あんまりコスト掛かってないはずなのに赤字だったということは・・・どんだけ売れてなかったんだよ!? WEBファイトなんて紙代も掛かってないから購読者多ければボロ儲けなのに・・・。

 最近はネット情報を裏も取らずにそのまんま紙面に載せてることも多かったもんなぁ。売れなくなっても仕方ないかも。

 普段は粗末に扱ってたし、読んだら早い段階で捨ててましたけど、残り3号は丁寧に扱って保存版にしますかね。

[参考リンク]
新大阪新聞社 - Wikipedia

内外タイムスもヤバイという噂・・・Blog RANKINGへ

【その他気になったニュース】
熱海市長選挙及び熱海市議会議員補欠選挙(平成18年9月10日執行)の投開票速報(熱海市)
(1)熱海市長選挙    
投票者数 21,469人
開票率  100.00%

候補者名得票数

川口 いちお 7,154

うざわ 精一 6,111

さいとう 栄 7,216 当

猪木よしもり   771

 パブロ猪木こと猪木快守氏、ぶっちぎりの最下位!(おンおンさん、情報提供ありがとうございました)

2006.09.10沼津プロレス旗揚げ戦、試合結果!(沼津プロレス公式サイト)
 『お茶戦士・カテキング』や、『みかん戦士・寿太郎』といった色物だけの団体じゃないぞ。エース格のMAX宮沢は言うまでもないが、「UWF戦士」内藤恒仁と「無我戦士」倉島信行のシングルマッチもあったんですぜ! 行った友人によると、チケット完売の超満員だったとか。会場のキラメッセぬまづは「某老舗団体」や、「ガチな箱船団体」も集客に苦戦するというのに。沼津なら新宿・渋谷から高速バスも出ているので、近い内に行きたいですね。

●もっとも次回大会もPRIDE武士道と日程被ってますが・・・/人気ブログランキング
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2006年07月11日

清原邦夫氏がPRIDE中継復活を宣言?~今週の週刊現代情報

 まずはUFC61の感想。一言で言うとつまんなかった(苦笑)。やっぱりティム・シルビアvsアンドレイ・アルロフスキーは再戦が早かったでしょう。結果を知ってたというのもあるけど、5分5Rドローは見てて疲れた。序盤を除けばずーっとボクシングやってただけ。ティト・オーティズvsケン・シャムロックも因縁あるのもシャムロックが「レジェンドファイター」だというのも解るけど、ロートルはもういい。シウバとリデルの睨み合いもWOWOWだと大幅カットで1分で終了だったし。

 また、サップ記者会見ネタの続きを書こうと思ったが・・・。

サップ会見「不名誉のまま去りたくない」(日刊スポーツ)

サップが緊急会見「日本のファンを裏切りたくない」(スポーツナビ)

 おそらくこれ以上はもう何も出て来ないでしょう。にしても、この期に及んで「今後もK-1との交渉を第一に」というのが信じられん。FEGも谷川声明によると「またオファーしたい」とのことだから、とっとと和解すればいいのに・・・と思うのだが逆に泥沼になっているという(苦笑)。

 そして、今週も週刊現代がPRIDEの記事を。タイトルは、

DSEにも“問題社員”にもナメられたフジテレビ
「野獣」ボブ・サップも『PRIDE』=暴力団に汚染された!


 相も変わらずFEGの肩を持つ週刊現代(苦笑)。サップ問題に関しての記述は他のマスコミが書いてることと同じで、「代理人マイケル・コネット氏って元々DSEの顧問弁護士じゃん」というのも別に新事実ではない。

 問題はそこから先。「DSEは、サップを操って宿敵K-1を道連れにしようと画策している」という説を書いているのだが、これってオレも以前に書いてたんですよね(苦笑)。パクられた・・・(誰でも考えつくって? そうですね)。

 ただ、7月30日の札幌大会を当日放送しないのはサップ問題じゃなくて、ここ最近の視聴率が悪いから格下げになっただけと思われるので、何もしなくてもK-1もかなりヤバイとは思います。

 そして、榊原代表の記述へ。

フジから放送中止を言い渡された直後のDSE・榊原社長は、「またフジとシェイクハンド(握手)したい」と未練タラタラだった。だが、最近は、「フジへの怒りが日に日に増してきている」と語るなど態度を豹変させている。

 ホンマかいな(苦笑)。

「7月2日に行われたDSEの記者会見は、最初に全員に飲み物が配られ、乾杯で始まった。こんなことは初めてです。まさに決起集会のノリで、フジ、K-1に恨み骨髄というDSEの怨念を感じました」(参加した格闘技ライター)

 「盃を交わす」ってやつですか? なんだか“反社会的勢力”っぽくて、かなりアレ(;´∀`)。あと、セッド・ジニアスが試合後に「史上最低のレスラー、ルー・テーズに乾杯」と言ってワインで乾杯したのを思い出したwww。そんな下らないこと思い出すのはオレくらいだね、うん。

 さらに、記事タイトルにあるように“問題社員”清原邦夫氏について。

 本人は反省の色も見せず、スタッフたちに、
「PRIDEの放送は必ず復活させる。再開できるように準備しておけ」
 と語っているという。

 これまたホンマかいな(;´∀`)。「準備しておけ」って何を準備すればいいんだよ(苦笑)。

 フジの中継打ち切りにより事実上勝利を収めたのに追撃の手をゆるめない週刊現代。このキャンペーンはいつまで続くことやら・・・。


【その他気になったニュース】
急募! PRIDEの顔=GPポスター撮影会参加者募集(スポーツナビ)
 決勝大会のポスターにファンの顔をずらーっと並べるそうで。実はこの手法、新日本プロレスが'90年の東京ドーム大会のポスター作成時にもしてるんですよね。その時は確か全国から写真を募集したはず。

ニューリン様よりコメントが到着「命をかけて高田を追いかける!」(ハッスル)
 改名するかもしれないし、インリン様と親子の縁を切ることも辞さないようで・・・。明日はどうなる?

ハッスル・キングへのメモリアルコメントvol.10小川直也(ハッスル)
 ところどころに某老舗団体への皮肉が・・・。

史上初!地方に拠点置く女子団体-センダイガールズ(サンスポ)
新人4選手壮絶に散る/仙台女子(日刊スポーツ)
 私の予想に反してエース里村はアジャに勝ちましたね。今後の予定は月一ペースでZEPP SENDAIか。まだ東北巡業はしないのね・・・。

高山“キャスター”小橋に練習禁止令(デイリー)
 小橋の性格を良く解ってますな。

高山「手加減したら殺す」(内外タイムス)
 とはいえ、三沢さんが高山の頭部にエルボーしたら見ている方は怖い・・・。

バンダイナムコゲームス、PS2「キン肉マン マッスルグランプリMAX」プロレス団体「ドラゴンゲート」とタイアップイベントを開催(GAME Watch)
 7.12後楽園と7.15岸和田で「キン肉マン マッスルグランプリMAXプレゼンツスペシャルマッチ」を開催。プロモイベントもあります。

7月29日~新木場1stRING「 LOCK UP 」カード情報(新日本プロレス)
7/17 札幌・月寒グリーンドーム~全カード!!(新日本プロレス)
 越中、真壁組がやたらプッシュされてるなぁ(苦笑)。札幌は曙さんも特別参戦。

大森EWA世界タイトル奪取・・失敗! by 中村祥之(BLOG@ZERO1-MAX)
 大森さん・・・('A`)。

天下一Jr2006 by 中村祥之(BLOG@ZERO1-MAX)
 王拳聖の酔拳が見れる!

BML村上選手近況 by 中村祥之(BLOG@ZERO1-MAX)
 村上って調子悪いんだ。大丈夫かね。

●それにしても清原氏の自信はどこから出てくるんだ?/人気ブログランキング
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2006年07月07日

書評・プロレス「リングとカネ」―暗黙の掟を破った男たち

プロレス「リングとカネ」―暗黙の掟を破った男たち
プロレス「リングとカネ」―暗黙の掟を破った男たち


 この本が発売されたのは6月20日だったのだが、6月8日にDSEが行なった「フジテレビ契約解除に関する記者会見」の様子がもう載っていた。急遽入れることにしたのかもしれないが、ムックとはいえ速報性があるなぁと感心。

 タイトルこそ「プロレス」の文字しか入ってないが、K-1のサップ問題や亀田一家と協栄ジムの横暴ぶりにもメスを入れており、非常に興味深い内容だった。

 とはいえ今回の最大のヒットは、元ジャパンプロレス代表の大塚直樹氏から貴重な証言を得られたことだろう。

 藤波辰爾、辞表提出。彼の相談相手と批判の的になった“アルバイト”の内容とは(2006年06月22日)でも書いたように、「不相応な年収」に負けたドラゴン藤波の「サラリーマン人生」という記事にも随分笑わせてもらったが、「ジャパンプロレス」引き抜き騒動に見る藤波辰爾「優柔不断」ルーツの検証で、その大塚氏が大活躍。'84年の札幌大会(「こんな会社辞めてやる!」発言)の半年前から「実は会社を辞めたい」と大塚氏に相談していたことが明らかに。

 新日本プロレスと新日本プロレス興行(後のジャパンプロレス)の間で交わした契約書がそのまま掲載されていたり、猪木-アリ戦の一次ルールの全文も載っており、資料的価値も十分ある本だと思った次第。社内クーデターから全日本プロレスとの提携に至るまでの経緯を本人が資料を出して史実に基づいて語っているのだから限りなく“真実”に近い情報と言えるだろう。「あの時って実はああだったんだよ」という本はそれなりに読んできたが、語り尽くされた感のあるこの事件にまだまだ新事実が眠っていたとは。ファイトのY井上元編集長ではないが、この業界はそこが丸見えの底なし沼なんだなぁと。

 また、以前ターザンカフェで「フジテレビがPRIDE撤退というニュースを聞き新日本の事務所でバンザイした人がいた」という噂が書かれていたが、ここでも同様のことが書いてあった(笑)。分かってないなぁ、この人たち。さらにハッスルに移籍したジャイアント・バボこと長尾浩志はザマミロ呼ばわりしているとも・・・。月給が手取り15万円という屈辱的な額を提示すれば出ていくのはむしろ当然だし、なのにザマミロ呼ばわりとは鬼畜ですか? この人たち。

 さらに、ケンドー・カシン「ベルト裁判」顛末記も爆笑モノ。草間政一氏がZERO1-MAXを上場させようと目論んでいるのは本気も本気だということも分かった。

 そして、大塚直樹氏の証言の次に個人的にヒットだったのは、ノアの「ガチドラゴン」仲田龍の実力と評判なる記事(笑)。もうプロレスマスコミの間で『ドラゴン』といえば藤波辰爾のことではなく仲田龍のことを指すとのこと・・・。

「ふてぶてしくてズウズウしい。他人から憎まれたところで平然としているその性格は、いかにも渉外向き」
 というのは、古くから業界を知るベテラン記者による仲田氏の評。

 とのことで(;´∀`)。もっとも新日本の業績が良かったころだって新間さんや永島さんは嫌われまくっていたわけですから、それだけネゴシエーターとしての実力が高いってことなんでしょうけど。WRESTLE-1で秋山がサップに負けたバーターがまだ完了しておらず、サップ参戦が困難な状況から、桜庭和志がノアに参戦するのでは、とここでは書いていますが、サクがノアのリングで負けブックを飲むのは嫌だなぁ(苦笑)。


【その他気になったニュース】
『甲虫王者ムシキング』“ムシキング・テリー”復活を記念したイベント&試合実施!(ゲーム情報サイトeg)
 で、そんな「ガチドラゴン」がいるノアの7.16武道館と、7.22ディファ有明がタダで見れるというお話。親子じゃないとダメですけどね。

高田延彦&向井亜紀、舞台初共演(日刊スポーツ)
 高田の舞台、これは見てみたい。ハッスルのおかげで堂々としゃべれるようになりましたしね。

杉浦と金丸が“合体”予告(デイリー)
今回の遠征は通訳を帯同せず、英国のアパートを拠点に1カ月間、2人で共同生活を送りつつ試合をこなす。杉浦は「男2人きりの共同生活で結束が高まる」と、ベルト奪回に向けチームワークの強化に自信を見せたが「さみしくなって、いろんなところがつながっちゃうかもな」と、違った意味での“合体”も予告していた。

 アッー!

777タウン.netの『パチスロ北斗の拳SE』PRに神取忍が参戦!(ファミ通.com)
 ちなみにCMでは桜庭が声の出演やってます。

直訴“みの”った!報ステ出演(日刊スポーツ)
 古舘伊知郎とみのもんたの共演も見物だが、
 しゃべりのプロ中のプロの2人だけに、打ち合わせも台本もない。番組側では文化放送時代のみのの「セイ! ヤング」の音源や、テレ朝時代の古舘の「プロレス実況」の映像などを用意するという。

 だそうで。これは必見。

県庁で残日計の序幕式 日本デザイン会議、開催100日前(徳島新聞)
 デザイン会議は「天水」をテーマに、「スポーツ天水」や「まんが天水」「音楽天水」など十七のシンポジウムなどが開かれ、建築家の黒川紀章さんやデザイナーのコシノヒロコさん、格闘家の魔娑斗さんら各界を代表する約百人が参加する。

 なんで魔裟斗が?

剛竜馬参戦!7.23後楽園一部カード決定(DDT XXXch)
 長井満也がDDT本隊に入ってる。

WRESTLE LANDに関する~星野総裁記者会見(新日本プロレス)
 ミラノコレクションA.T.の参戦が決定。それにしても星野総裁の鼻が・・・。

G1 CLIMAX 2006 追加選手発表!(新日本プロレス)
「G1 CLIMAX 2006」追加選手発表記者会見(新日本プロレス)
 今から断言しておきましょう。小島は準優勝です(苦笑)。

カイヤ重傷、大巨人に左足破壊されていた!=ハッスル(スポーツナビ)
 カイヤにしてみれば踏んだり蹴ったり。

【TEAM Kings】7・8第一弾大会の全対戦カード決定、メインは加藤誠VS吉田幸治(GBR)
 (;´∀`)・・・うわぁ・・・何このカード? 永田は最初から出ないって発表してたけど、上山も三島も出ないし石狩も欠場。三島はケガで欠場ということになっているけど、実際は裏で色々あったらしいし、永田も今後TEAM Kingsとは関わらないでしょう。チケットは全く売れてないないだろうなぁ。そもそも大会2日前に発表って遅いって!

●このカードでHERO'Sの姉妹興行、PRIDEの受け皿ねぇ・・・/人気ブログランキング
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2006年06月25日

書評:プロレス、K1、PRIDE 禁断のスキャンダル史―衝撃!?知られざる格闘界の内幕

プロレス、K1、PRIDE 禁断のスキャンダル史―衝撃!?知られざる格闘界の内幕
プロレス、K1、PRIDE 禁断のスキャンダル史―衝撃!?知られざる格闘界の内幕


 久々の書評ネタ。本当は新日、K-1、PRIDEタブー大全 (2006)の書評も書きたかったが、基本的にニュース優先なので完全に時期を逃したのが残念。それに今は週刊現代他様々な雑誌に目を通し、複数のプロ格暴露本も読んでいるから忙しい(笑)。

 本書はプロレス、K1、PRIDE「禁忌(タブー)」の読み方プロレス、K1、PRIDE「禁忌(タブー)」の読み方〈2〉禁断の構図(アングル)に続く、亀井誠+格闘技探偵団(バトラーツかよ・・・)シリーズの第3弾なわけだが、毎度毎度笑わせてもらっている。またガセっぽいけど本当っぽいところが素晴らしい。

 亀井氏曰く、情報源は主にスポーツ新聞の記者。プロレスや格闘技が好きで好きでたまらずに業界に入った人や、レスラー、格闘家とズブズブの関係の人が多い専門誌記者の証言は公正さを欠くのでアテにならないとのこと。まぁ賢明でしょう。

 気になった部分の極々一部を紹介。

[プロレスリングノア編]

・小橋建太が『絶対王者』と呼ばれるようになった元々の理由は、対戦相手や勝敗など全てを小橋が決めていたためにマスコミの人間が皮肉を込めて言ってたもの。

・ノアと初期ZERO-ONEの関係が崩れたのはノア勢がZERO-ONEに上がった際のギャラを橋本が払わなかったため。橋本は「自分もノアに上がって『行って来い』のバーターだからいいだろ」とタカを括っていたが、そういう“なあなあ”な部分を嫌った。

・ノアは大森隆男に海外修行の資金返済を求めて弁護士を通じて大森の実家を差し押さえようとした。

 実家差押えとは・・・やはり同じドラゴンでもノアのドラゴンの方がガチだよな。

[新日本プロレス編]

・ユークスに身売りする前は計画倒産をして借金を全てチャラにしようとしていた。しかしあまりにもデメリットが多いので断念。

・チョコボール向井が東京ドーム大会のチケット200枚を売ってくれたご褒美で、後楽園での永田裕志戦が組まれた。

・エル・サムライの年俸は250万円。

・永田は2ちゃんねるをよくチェックしている。

・中西学がK-1に参戦する際、練習で右手と右足が同時に出るような状態だったのでブルー・ウルフからも下手だとバカにされていた。なのにGK金沢やヤスカクといった格闘技を見る目がない連中が『イケる』とそそのかしていた。

・藤波もZERO-ONEに行くという話があったが、直前で得意の『ドラゴンストップ』が炸裂。

 エル・サムライは契約を一旦保留していますが、アップして250万円なのでしょうか? 250万円じゃやっていけるとは思えないのですが・・・。永田さんは2ちゃん見てるのか・・・。あれだけネタにされてるのを見るとは大したもんだ。

[全日本プロレス編]

・武藤は馬場元子にダマされて社長になったようなもの。負債額も元子と言ってた金額とはかなり差があった。

・曙が全日本に上がった時のギャラは1試合3万円。しかし、渡辺秀幸氏がブッキングしていたので、また上がる可能性は低い。

 さ、3万円!? 安っ! マジでK-1の1000分の1じゃん!

[PRIDE編]

・『武士道』日本テレビ移籍は1年以上前からあり、榊原社長はよく局を出入りしていた。

・全盛期を過ぎた桜庭の扱いをどうすべきか、DSEサイドも頭を悩ませていた。

 ちなみにこの本、HERO'S移籍直前に編集を終えているのが残念。

[K-1編]

・ワンマッチが3分5Rから3分3Rになったのは、2003.7.13のフィリョvsベルナルドが原因。お見合いしたまま5R判定になったことに石井館長が激怒。谷川貞治氏と清原邦夫氏を呼び出して「なんとかせえ!」と言ったことから3分3Rに。

 館長怖い・・・。

[その他の団体編]

・旗揚げ当初のWJの金満ぶりはハンパじゃなかった。2002年の忘年会ではマスコミを呼んで屋形船でドンチャン騒ぎ。おみやげは1個5万円のメロン。

・しかしWJ末期は長州は1泊2900円の安宿に泊まり食事もハンバーガーで済ませていた。

・BML設立当初は、本当に“ファミリー”という感じでみんな仲が良かった。前田も村上や柴田の世話をしていた。その裏で上井文彦氏は前田のことを『大トロ』と呼んでいた。

 WJの悲惨な話って『地獄のアングル』で出し尽くしたわけじゃないんだな(笑)。永島オヤジの女性関係の話も出てきてかなり興味深い。

 あと、この本に限らず、亀井誠+格闘技探偵団シリーズは毎度毎度上井氏に対してかなり辛口。まぁやってることがいい加減な人なんだからしょうがないんだが。それにしても前田のことを『大トロ』呼ばわりとはあまりにも酷過ぎ。いや、確かに大トロだけどさ(苦笑)、オレらファンレベルなら言って良いことでも、上井さんが言っちゃダメでしょ。ますます上井氏のことが嫌いになるなぁ。

[6.25 AM8:00追記]
 コメント欄で上井氏は前田のことを『大トロ』ではなく『大殿』と呼んでいたというご指摘をいただいた。これ、単なる聞き間違いで書いてたとしたら、この本はかなりマヌケ。本人の目の前では『大殿』と呼んでいたのに、いないところでは『大トロ』と言ってたという説明が書いてあったら確定なんだけど。※SAさん、ご指摘ありがとうございました。

 高山善廣がBMLに上がるのも怪しく思えてきた。この本が書いているように新日時代の上井氏のことを“金ヅル”程度にしか思ってなかったのだとしたら(外様優遇だったしねぇ)金のないBMLには上がらないだろうし、恩義を感じているのなら上がるということになるわけだが。

 ここに書いたことは前述したようにほんの一部。別冊宝島やオークラ出版のような大判のムック本ではないので、データで見せる部分は少ないものの、活字でキッチリ笑わせてくれる。しかも他の暴露本がほとんど書かないノアネタが充実しているのが素晴らしい。それにしても、この暴露本ブームいつまで続くんだろ? 明らかにブームに便乗してるだけのつまらん暴露本にはみなさんも要注意ということで。大体出版社で判りますけどね。


【その他気になったニュース】
「UFCのPPV契約が80万件」説の虚実から見えるもの・その2(見えない道場本舗)
K-1ホイス対ヒューズで大儲けは誤報(GAME AND MMA)
 うわあああああ、ダマされたあああああ! 本当は80万件も契約してなかったんだって。いや、確かにレッスルマニア並みの数字だから凄いなぁとは思ってたんだけど、疑いはしなかっただけに・・・。一番悪いのは平気でウソを付く谷川さんなんだが、調べもせずに鵜呑みにしたファイトやゴング、日刊も悪いよな。

 こういうK-1の大本営発表は今に始まったことじゃないんですけどね。例えば・・・。

武蔵、初Vで世界デビューだ!「サムライ武蔵、見せる」(スポーツナビ・2004年12月03日)
「世界に“サムライ武蔵”を見せつける」――K-1史上最大・100カ国、8億人が注目するK-1ワールドGP2004(12月4日、東京ドーム)に向け、武蔵が全世界に「日本人最強をアピールする」と初優勝を宣言した。全米でPPV生中継、韓国でもMBC-ESPNで生放送される同大会は、過去最大規模となる100カ国でのテレビ放送が決定。約8億人の視聴が可能となる同大会の決勝で、日本のサムライが堂々、ベルトを腰に巻く。

 2004年のK-1決勝大会が100カ国で放送されることになったニュースなんですけど、視聴可能な国と地域の人口の合計が約8億人だという話なのに、まるで8億人が見るかのような報道。武蔵もこんなこと言ってます。
韓国の美人リポーター2人に囲まれた武蔵は「8億人の前で優勝できたらおいしいし、そうしなきゃいけない。オレが求めている筋書きどおりになってきた。あとはシナリオを完成させるだけ」と表情を引き締めた。

 当たり前だが、日本人1億2000万人全員が見るわけではないし、アメリカ人2億9000万人が全員見るなんて有り得ないこと。日本なら視聴率を考えたら「3000万人」が見たと言っても差し支えないが、アメリカなんて視聴率1%もないわけで。それで「8億人」報道とは片腹痛い。ますますK-1サイドの発表する数字は信用出来なくなった。

プロレスラー知人装い225万円詐取(日刊スポーツ)
 昨日夕刊フジが書いていた事件の続報。
 東京都江東区で今年1月、女児(4)が死亡した放火事件で逮捕、起訴された母親の鈴木邦枝被告(30)が、新日本プロレスの人気レスラー井上亘(32)の知人を名乗り、ファンから約225万円を詐取していたことが23日、分かった。警視庁は詐欺容疑で追送検、東京地検は追起訴した。

 鈴木被告自身は、みちのくプロレスで活躍しているK-DOJO所属のTAKAみちのく(32)の熱心な「追っかけ」。詐取した金は、TAKAみちのくに衣装や菓子を贈り、全額使ったとしている。新日本プロレスは「鈴木被告と井上は知人でも友人でもなく、全く面識もない」と困惑しており、K-DOJOも「警察にも話したが、衣装などをだまし取ったお金で購入していたとは全く知らなかった」と話している。

 調べでは、鈴木被告は昨年8~10月、井上の友人を装って山梨県の女性看護師(29)に「井上が生活費が無くて困っている」などと持ちかけ、7回にわたり計225万円を自分の口座に振り込ませた疑い。

 鈴木被告は、TAKAみちのくの熱心なファンだったが、夫に関係を疑われて冷たくされたため、夫の注意を引こうと、放火事件を起こしたと供述している。

 本人はTAKAの追っかけだったのか・・・。それにしても井上やTAKAは名前を出されていい迷惑。今のところ井上のサイトもTAKAのブログもこの件に関しては触れてませんね。

詐欺事件について。(ターザンカフェ・プロ格コラム)
 ターザンがこの件に関して書いている。「それにしてもプロレス人気が下降している時代にまだレスラーの追っかけがあったとは…。」だって(笑)。

藤波が西村の「新無我伝説」参戦へ(日刊スポーツ)
 あぁ、そういえば同じ日に横浜アリーナで亀田興毅の世界戦があるんだ。よく気付いたね、日刊さん(^ω^;)。これはまるで1990年9月30日、横浜アリーナでアントニオ猪木デビュー30周年記念興行が、後楽園ホールでジャイアント馬場デビュー30周年記念興行が行われた時の状況と酷似しているではありませんか!(そうでもない?)

藤波vs長州戦が急浮上(内外タイムス)
 相変わらず内外タイムスさん、飛ばしてます。

ZERO1-MAX「RIGHTS」(スポーツナビ格闘技速報)
 大森、中西組が新王者に! 村上和成も予告通り襲撃に!

エメリヤーエンコ・ヒョードル選手:「今後の予定にはアメリカ、フランスでのセミナー開催、PRIDE出場が入っています」(エメリヤーエンコ・ヒョードル選手公式サイト)
 アトランティックシティーで開催されたサンボセミナーの様子が紹介されています。次の試合は10月に予定されているPRIDEアメリカ大会?

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2006年06月23日

サイゾーで格闘技特集。サップ逃亡劇とDSE生き残り策を語る

 藤波辞表提出がなければ昨日書く予定でしたが・・・。

 ソースはサイゾー7月号。

 昨日の敵は今日の友? 再編中のマット界最新図解

 と題した記事を掲載しています。ちなみに今月号はスポーツ特集で、「亀田興毅の“実力の正体”」や、プロ野球の暴露ネタなども書かれていますが、とりあえず今回はスルーで。

 サイゾーはプロ格ネタを不定期に掲載していますが、雑誌の性格上ガセネタも多い。例えば今年の3月号ではハッスルのネタを書いていましたが・・・。

ハッスル出場選手のギャラ闘争(2006年02月19日)

 ここにある、「インリン様が引退した真相はギャラ交渉の決裂。当初は1回の出場につき100万円が支払われていたが、インリンサイドが200万円にアップするよう要求。DSE側が妥協せず、物別れに」というのは結局はガセだった。ただ単に舞台のスケジュールによりしばらく出場が困難になったので“イン卵”というビッグアングルを仕掛けたのが真相だったようで。

 まぁそんなわけで、これから引用する部分も話半分に聞いておいた方がいいかもしれない。

【検証1】ボブ・サップ逃亡劇に見る格闘技興行のダークサイド

 怪しい興行関係者やテレビ局関係者が証言しております(苦笑)。

「当初K-1は、03年頃、サップとの交渉の際、複数年契約で約5億円の金額を提示していました。しかし、最終段階でそのギャラを減額して、なし崩し的に契約を認めさせたらしい。そのことに関しては、サップ・サイドから何度も再交渉の提案がされてきたがK-1側は取り合わず、サップも最終的な手段として今回のような事態を起こしたのでしょう」(興行関係者)

 この興行関係者はDSEの人? かと思えば、さにあらず。さらに話は続く。

「PRIDE側の興行コーディネーターが、サップを『1試合あたり(K-1の)5~6倍のギャラを用意できるから、フリーに転向しないか?』とそそのかしたようですね。サップにしてみれば、まさに渡りに船のような話でしたが、逃亡後、K-1が契約を盾に訴訟を起こす態度を見せて、その興行師もサップから手を引いたようです」(前出関係者)

 でも訴訟は起こしてませんよね、今のところ。榊原代表が「サップなんてイラネ」と言ってた裏で、そそのかしていたとしたら笑える話ですが。本気で獲得する気はないものの、サップとFEGがもめるように仕向けたという可能性なら無くはないが・・・。

 その他、なぜかテレビ局関係者が「視聴率至上主義のせいでスポーツエンターテイメントとして成熟せず、ショービジネスとしての側面が強くなった」と批判しております(笑)。まぁ視聴率を上げるために特定の選手に肩入れするようなルール変更やマッチメイクが結果的に視聴率低下を招くという意味で言ってるのですが。


【検証2】DSEを次々と襲う逆風の元凶とは?

 こちらの方はフジテレビが放送中止に至るまでの流れを追っており、前半の文には特に目新しい記述はなし。気になった部分はこれくらいか。

川又氏から、猪木祭に関連した恐喝があったという被害届を受理した神奈川県警は、逮捕した山口組系暴力団後藤組の組員2人を証拠不十分で釈放した後も、DSEに対する捜査を止めておらず、今度は、脱税容疑で幹部を検挙するともいわれている。この危機的状況に対し、DSEは代表を榊原氏から加藤浩之専務(ハッスルでの役柄は「GM代行」)に移し替えることで乗り切ろうとしていると推測する関係者もいる

 随分回りくどい言い方ですな、特に最後の部分は(苦笑)。「乗り切ろうとしていると推測する関係者もいる」って何だか、「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対(どっちだよ!)」って言ってるみたいで、ツッコミ所満載。ただ、今回の件でミソを付けてしまったことから、肩書き上は榊原代表が退任して院政を敷く可能性は無きにしもあらず、かな。

 あと、サイゾーって2003年10月号で榊原氏と川又氏の対談を掲載してるんですよね、実は。ちなみにその対談、「プロレス・K-1・PRIDEヤミ裏事件簿2」に全文再掲載されています。気になる方は読むべし。某大型掲示板の某スレッドでも読めますけどね(苦笑)。


【その他気になったニュース】
7・1ワンマッチ3試合が新たに決定! 中尾VSイ、ホジェリオVSアリスターほか(PRIDE)
 これにより7.1の全カードが決定。
[追加カード]

アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ vs. アリスター・オーフレイム

中尾芳広 vs. イ・ウンス(韓国/CMA KOREA)

エジソン・ドラゴ(ブラジル/BTT) vs. パウエル・ナツラ

[既報カード]

中村和裕 vs. エヴァンゲリスタ・サイボーグ

高橋義生 vs. ビクトー・ベウフォート

[PRIDE無差別級GP二回戦]

吉田秀彦 vs. ミルコ・クロコップ

藤田和之 vs. ヴァンダレイ・シウバ

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. ファブリシオ・ヴェウドゥム

ジョシュ・バーネット vs. マーク・ハント

 ホジェリオvsアリスターは1年4ヶ月ぶりの対戦。ビクトーに判定勝ちしたばかりだから、今度はスタミナ切れはない? 中尾さんの対戦相手のイ・ウンスってイケメンじゃねえええええ!! しかし・・・。

中尾が必殺技“ヘリコプター”でKO宣言! 無差別級GP決勝はリザーバーから優勝狙う!?(PRIDE)
 対戦相手のイ・ウンスについては「韓国人選手はゴツゴツ系が多いと思っていたんですが、顔も色男で自分には最高の相手です」

  最後は「ウンスは別にタイプじゃないですよ。ヒーリングはやっぱりカッコよかったし(笑)。気がついたら病院の中っていうのは嫌なんで、いつの日かヒーリングとは決着をつけたいですね。試合前の不安は、ウンスがキスを嫌がったらどうしようかな、と(笑)。まあそこも本能に任せようかなと思います」

 中尾さん、グッジョブですよ!

超豪華賞品が当たる!PRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUND トトカルチョ受付開始!(PRIDE)
 トトカルチョも開始。

締切没頭(ターザンカフェ煩悩菩薩日記)
 その中尾さんをターザンがインタビュー。来週号のファイトに載るようですが、kamiproのインタビューに勝てるとは思えん。

PRIDE、フジテレビと契約解消の波紋。(NumberWeb)
 布施氏が書いているが、なんかしらばっくれた書き方だ。まぁこう書くしかないんだろうけど。

遂に出陣、桜庭和志!! すべてが夢のカードとなる 8・5HERO'Sでライトヘビー級トーナメント開催!(HERO'S)
[HERO'S] 8.5 有コロ:桜庭、ライトヘビー級トーナメント参戦決定(BoutReview)
 ビッグサプライズがあるという噂もあったが、結局なかった。
[ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 準々決勝出場選手]
桜庭和志(日本/フリー)
秋山成勲(日本/フリー)
大山峻護(日本/フリー)
ホドリゴ・グレイシー(ブラジル/チーム・ホイス・グレイシー)
カーロス・ニュートン(カナダ/マーシャルアーツ・センター)
メルヴィン・マンホーフ(オランダ/ショータイム/ケージレイジ・ライトヘビー級(93kg)世界王者)
ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア/リングス・リトアニア/修斗クルーザー級(91kg)欧州王者)
※ほか1名

[ミドル級世界最強王者決定トーナメント 準々決勝出場選手]
山本“KID”徳郁(日本/KILLER BEE)
宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
ブラックマンバ(インド/フリー)
J.Z. カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジ・ジュニア柔術)
イヴァン・メンジヴァー(カナダ/トリスタージム)
※ほか2名

[その他の出場予定選手]
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/修斗ブラジル道場)
所 英男(日本/リバーサルジム)
高谷裕之(日本/フリー)
ドン・フライ(アメリカ/フリー)
キム・ミンス(韓国/リングス・コリア)

 ライトヘビー級の他1名はBJペンになる模様。ミドル級でシードされてた須藤元気は出なさそう。10/6横浜アリーナで決勝戦やるということは、桜庭は大晦日にヒクソン戦? ま、その計画がポシャったらホイスか・・・。どっちも今さら感が強いね。

FIGHT1 TVが開局!(スポニチ)
 香港を拠点に世界のサッカーマッチを24時間配信している「YES TV」が、このたび新たに格闘技オンリーのデジタルサイトをオープンした。
 現在、アジア、オセアニアで行われているHOTなファイトイベントを無料配信している。今後は世界各地で行われているファイトイベントをフューチャーし衛星、ケーブルでのライブ放送を予定しており、アジアでの格闘技中継の新媒体として期待がかかっている。

 これわざわざスポニチが報道してるってことは日本でも見れるのかね? ちなみにサイトはこちら→FIGHT1 TV

さらば新日本…藤波が辞表提出(デイリー)
 各スポーツ紙が日刊の後を追うように辰っつぁん報道していますが、一番笑ったのがデイリー。
 今後については「自分自身のケジメもつけていないし、ファンの気持ちに応えなきゃならない。西村、吉江とかプライドを通したヤツらをサポートしたい」と退団組との合体を示唆。ドラゴンはこの日、福井県でNHKの番組に生出演し、吹っ切れたような笑顔でうなぎ漁に興じていた。

 ま た N H K か ・・・。デイリーも悪意のある書き方してんなぁ。ま、人のこと言えんが(苦笑)。

藤波vsムタ戦が急浮上(内外タイムス)
 全日本両国で? 91年に横アリでやった藤波vsムタは酷かったよなぁ。試合前の引田天功マジック(当時はプリンセス・テンコーなんて言わなかったし、イリュージョンなんて言わなかった)でオリに入れられた藤波とムタが入れ替わるという大掛かりなことやってたけど、一番面白かったのがそれだもん(笑)。試合自体は横アリ史上に残るクソ試合だった。ま、今やれば別の意味で面白いかもしれないけど。

【全日本】馳の引退試合に「ブードゥー・マーダーズ」浮上(サンスポ)
 引退試合で国会議員が血まみれですか・・・。

【特集】あの熱血プロレスラーに会える店(ナイスポ)
 金村志保、大向美智子、長与千種、ザ・グレート・カブキ、ダイナマイト関西の店を紹介しています。

●金村志保が下赤塚で店やってたなんて知らなかった・・・/人気ブログランキング
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2006年05月18日

馬場vs猪木、生涯納税額対決の勝者はどちら?

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 ソースはFLASH今週号(5月30日号)。「生涯所得を暴露! 荒稼ぎアスリート長者番付トップ50」という記事が載っていました。高額納税者公示制度(通称・長者番付)が個人情報保護を理由に廃止されたことによる特集なのですが、最近20年間のスポーツ選手の長者番付をFLASHが独自に集計し、ベスト50を算出しております。

 結果、なんと1位は清原和博(合計納税額18億9858万円・推定所得56億9574万円)! タイトル獲ったことないわ、ワガママだわ、すぐケガするわ、意外とヘタレだわ、良いところがないキヨが1位とはねぇ。以下、2位落合博満、3位イチロー、4位古田敦也、5位桑田真澄と続く。「なんでイチローが3位?」という声があるのは当然ですが、これはマリナーズ移籍以降アメリカで納税しており、その金額がカウントされてないから。結局ベスト50のうち34人がプロ野球選手。その他ではプロゴルファー、競馬・競輪・競艇といったギャンブル関係といったところ。残念ながらプロレスラー、格闘家がベスト50に入ることはありませんでした。

 だがしかし、このページのサブコーナーである、「アスリート生涯所得仰天トリビア10」にプロ格にまつわるナイスなネタを発見。

マルサが入ると翌年納税額が跳ね上がる法則

 '03年にケイ・ワン元社長・石井和義氏が脱税事件で逮捕されたが、「逮捕された年の納税額はすごい特徴が出るんです」(長者番付研究家・堀越日出夫氏)。じっさい石井氏の場合も、'03年に9億2990万円納税し、それまでの額と比べると異様に高い。「マルサにやられると数字が上がるんです」と堀越氏。ほかにも'97年に球界を震撼させた脱税騒動を引き起こした小久保選手、'02年サッチー脱税での野村監督もやはりその翌年に納税額が跳ね上がっている。

 凄い! 凄すぎますよ、館長! ランキングに入ってはいないですけど(アスリートと認定されなかった?)、2003年の納税額だけで8位の武豊(過去20年の合計納税額9億7345万円)に次ぐ9位ですぜ! 多分これまでの生涯納税額はキヨより上なのでは? もうね、逮捕されようが何されようが、格闘技界どころか日本のプロスポーツ界最強の勝ち組はやっぱり石井館長で決まりだということですね。

 そしてそして、こんなネタも・・・。

猪木vs.馬場、所得対決の勝者はどっちだ!

 力道山亡き後に日本プロレスから袂を分かつ馬場と猪木。まったく違う生き方を選んだこの2人の生涯所得での勝敗は? 馬場が納税額2億5500万円、猪木が2億1706万円という僅差で、馬場の勝利となった。しかし「(今回の調査に入ってない)'80年代前半には、猪木は王、長嶋と並ぶ高額納税者でした」と堀越氏。また最近は猪木は米国で納税しており、その分も今回は計算外。引き分けか?

 とのことでした。これはちょっとアレですな。このふたりは調査が過去20年間しか遡らないのでは勝敗がハッキリしないでしょうよ。1985年からの調査だと二人ともレスラーとしての全盛期を過ぎちゃってますしねぇ。FLASHさんも王、長嶋を引き合いに出していますけど、日本プロレス時代に馬場さんがONの年俸を聞いて「なんだ、そんなもんか」と言った話や、現金支給だった給料袋が縦に立ったとかいった話は有名ですし。

 また、馬場さんは長者番付にこだわりがなく、せっせと節税してたのに対して猪木は「子供に夢を与えるため」に全く節税しなかったというし(滞納はしてるが・笑)、この辺りは判定が難しいですな。

 あ、そういえば昨年秋に猪木がユークスに新日本プロレスの株51.5%を売った時に国税庁からこれまでの税金滞納分の一括払いを命じられたらしいですから、その額で猪木が馬場さんを逆転したのではないでしょうか? まぁいずれにしても、より多くの財産を残したのが馬場さんであることは間違いないようで。いや、「永久電機」が完成したらどうなるか分かりませんけどね(笑)。

[参考記事]
高額納税者番付復活を強く求める!…格闘技界の金銭事情は知りたいし(2006年05月08日)


【その他気になったニュース】
ライガー交流促進訴える…TNAから新日参戦期待(スポーツ報知)
 そういえば草間さんは著書で「外人は金が掛かりすぎる」と書いてたなぁ。
棚橋、藤波と合体(内外タイムス)
 やめとけ・・・。
天龍源一郎が爆弾発言・藤波を一刀両断「文句があるならリングで発言しろ」(内外タイムス)
 「文句があるならリングで発言」と言われても、言わしたら言わしたで「お前、平田だろ!」ですからね(笑)。
オレが引退試合の相手をやってやる。だいたい、マット界にドラゴンは1人でいいって常々思ってたからな。(自らの名前の)龍はドラゴンだが、辰じゃあタツノオトシゴだろ。オレが幕を引いてやりますよ。

 タツノオトシゴ(笑)。でもそんなこと言ってたら、あなただって嶋田さんでは・・・。
藤原組長のばらしちゃうぞ(内外タイムス)
 ヤバイ。これは古き良き時代の新日本プロレスの本当にいい話じゃないか・・・(泣)。とにかく全文引用したいくらいだが自粛。とにかくリンク先を読むべし。
猪木イメージ「闘魂酒場」 那覇に出店(琉球日報)
 沖縄の地元紙・琉球日報にも載りました。早ければ来月オープンだそうで。一大観光スポットになるか?
新日本がプロ野球のロッテに弟子入り(日刊スポーツ)
 ロッテも川崎球場に閑古鳥が鳴く状態が何年も続いてたのにそこから復活しましたからねぇ。なんてたってキャッチボールしてる人、柔道着着て練習してる人、客席にコタツ置いて麻雀やってる人、流しそうめんしてる人とかもいたし(笑)。あ、そういえば最近の新日ドームも似たようなもんだったな。ニンテンドーDSやってる親子とか見かけましたよ。新日もそんな状況から復活できるか?
話題沸騰“タマアゴ”をお披露目!大谷&TAJIRIが7つのポイントを説明(ハッスル)
 気になる『タマアゴのポイント』のポイントは以下の通り。
1.このタマアゴは、ハッスル軍の「打倒、高田総統」「打倒、モンスター軍」の決意の結晶である。
2.6月17日「ハッスル・エイド2006」で、中からある人物が生まれる。
3.ある人物は、「ハッスル・エイド2006」の舞台にふさわしい大物である。
4.アゴらしきものが出ているが、それはある人物の身体の特徴でもある。
5.“A”の文字が刻まれているが、それはある人物のイニシャルでもある。
6.生まれたら高田総統はもちろん、日本中がビビッてたじろぐ。
7.今後、徐々に巨大化していく。

 ネット上では、くりぃむしちゅーの有田説が飛び交ってますが、果たして・・・。

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2006年04月11日

石井和義館長も暴力団に脅されていた?

 ソースは週刊現代今週号。先週に引き続き日テレ『猪木祭』プロデューサー川又誠矢氏告発シリーズ第2弾というわけで。本当は3月にもタダシ☆タナカが川又氏にインタビューしてるんで第3弾なんですが。記事タイトルは、

独占追及!「テレビ局と暴力団の深い関係」
「“ミスターK-1”石井館長」も暴力団に脅されていた!


 つーか石井館長自身がアレなんだから、その館長を脅すなんてよっぽどの大物になるんですけど・・・。川又氏は前回で自身が暴力団員だったことと、石井館長の用心棒役やってたことを明かしているので、DSEサイドから脅されたなんて話しても説得力ないんだけどなぁ。
ヒョードルの代理人であるミロ・ミヤトビッチもDSE側に脅されていました。

(中略)

榊原は、
「ウチは表向きの契約もあるが、ヤクザを使ってでも、こういう話をするんだ。それがわからないならどうなっても知らないぞ!」
 とミロに言い放ったそうです。同時にSがミロに向かって、「撃ち殺すぞ」というゼスチャーをした。ミロは恐怖にかられ、あわてて神奈川県警に駆け込んで事情を説明したそうです。

 これもにわかには信じがたいこと。神奈川県警に事情を説明したのなら、榊原社長は任意同行でも求められたのでしょうか? S氏は最近になって逮捕されましたけど、釈放されましたしね。
 実は私が被害届を出した直後の'04年11月末頃にも、DSE側は私のときと同様の手口で脅しを行っているんです。相手はなんとK-1の石井館長です。

(中略)

「ホイスを引き抜くとはどういうことだ! K-1の大会に出場させるな」

 今度はホイスの件ですか。
 去年の9月、I氏(川又氏曰くDSEの実質的オーナー)の舎弟にあたる人物がK-1を主催するイベント会社『FEG』に乗り込んだんです。

(中略)

「コラァ、石井! ウチの兄貴(I氏)と(総合格闘技のイベントは)やらへんという約束したんちゃうんか」
 どうやら、K-1が昨年3月からPRIDEと同じ総合格闘技のイベント『HERO'S』を始めたことに、イチャモンをつけにきたようなんです。FEGは近く警視庁に被害届を提出するそうです。

 なんだか、神奈川県警になったり、警視庁になったり・・・。川又氏の言ってることが本当だったら近々動きがあるんでしょうかね? これで何もなかったら妄言確定だよ。

 私はDSEは清廉潔白な企業だとは思っちゃいません。ただし、川又氏自身がズブズブのアッチ系の人であり、石井館長との関係を考えても一方的な言い分を言ってるだけに過ぎないと思うんですけど。そもそもPRIDEのヘビー級王者を『猪木祭』に無理矢理上げるというパワープレイを仕掛けたのは川又氏の方ですし。

 DSEとFEGの引き抜き合戦もちょくちょく行われてましたから一方だけをどうこう言うのはおかしな話。聞いた噂ですけど、K-1が総合のイベントをやらないという取り決めも実際にあったらしいし。もっともこれは法的拘束力はないだろうけど。

 まぁそんなわけで、こういう胡散臭い人物の一方的な主張を載せる週刊現代さんはいかがなものかと。

 ミスター高橋によると、週刊現代はかつての「大相撲八百長撲滅キャンペーン」のように(元々始めたのは週刊ポストの方だが)、「プロレスの八百長を徹底的に暴くキャンペーン」を展開しようとしてたらしい。『流血の魔術 最強の演技』が出たのは週刊現代を発行している講談社ですからね。大相撲なら分かるけどプロレスでそれやっても意味ないと思うんですけどね。

 ま、それは断念しましたけど、猪木の参議院議員時代には、元秘書が怒りの告発文を書いて猪木の傍若無人ぶりを糾弾。次期選挙での落選に大いに貢献してくれたのも週刊現代。これも書いてることの多くが虚言だった。

 で、草間政一氏に『知りすぎた、私』を発売する前に新日本の放漫経営ぶりをインタビューしたのも週刊現代。週刊現代ってプロ格が好きだからよく取り上げるのか、嫌いだから崩壊に結び付くようなことを書いてるのかよく分からんな(笑)。同じく講談社のフライデーもよくプロ格ネタ載せるから好きだと思いたいが。

 ま、もう川又氏からのネタはこれが最後でしょう。さらなる詳細は立ち読みで是非。オレは2週続けて買っちゃったけど(苦笑)。


【その他気になったニュース】
KID VS 宮田和幸、5・3『HERO'S』で激突!(HERO'S)
今大会に予定されていた85kg前後のファイターを中心としたライトヘビー級トーナメント(仮称)の開催が、出場予定選手に負傷が続出したことで8月大会に持ち越されることに。これにより、今大会から70kg級のミドル級世界最強王者決定トーナメントの開幕戦がスタートする運びとなった。まず開幕戦5試合が行なわれ、勝者5名と推薦者1名、そして昨年度ファイナリストの山本“KID”徳郁と須藤元気がシード枠として、8月大会の準々決勝戦に出場する。さらに残った4名が、10月大会でライトヘビー級と同じく準決勝と決勝戦を争う。

 ほほぅ。で、ワンマッチでKIDvs宮田と永田克彦vs秋山成勲ですか。それなりに見所はあるかな。でもやっぱり武士道と比べると・・・。また、曙さんの出場も正式決定。やっぱあの韓国相撲・シルム三人衆の中のひとりなんだろうなぁ。
[UFC 59] 4.15 アナハイム:アルロフスキー防衛戦。ティト復帰戦(BoutReview)
 アンドレイ・アルロフスキーとティム・シルビアの再戦が決定。ティト・オーティズはアメリカの人気番組ジ・アルティメット・ファイター第1期卒業生でUFC 2連勝のフォレスト・グリフィンと復帰戦。解説は宇野薫。高阪は無差別級GPを控えているので解説なし。UFCに関してとんでもなく無知だったことが発覚した田村潔司のゲスト解説もなし・・・。
帯谷vs雷暗、ライト級王座戦前日に火花=4.11DEEP(スポーツナビ)
 明日はDEEPか。個人的な注目選手は、なぜか入江秀忠より改名した入江大和!

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2006年03月15日

「格闘技とテレビ局と暴力団」週刊現代が特集記事

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 週刊現代今週号(3月25日号)に妙な記事が載っていました(;・∀・)。タイトルは・・・。

暴力団幹部に脅されていた日テレ『猪木祭』プロデューサーが爆弾証言!
「格闘技とテレビ局と暴力団」


 まぁ内容自体は先日書いたあのネタと変わらないんですけどね。一応過去記事を紹介。

イノキボンバイエ2003がらみで恐喝容疑の男3人が逮捕(2006年02月25日)

 一般紙は被害者であるケイ・コンフィデンス社長川又誠矢氏の名前は公表せず、ましてや川又氏自身も暴力団出身であることなどこれっぽっちも書いていませんでした。

 で、今回週刊現代で語っちゃってくれてるのは記事のタイトルにあるように日テレ『猪木祭』プロデューサーであった川又誠矢氏。そしてそして、そんな川又氏にインタビューしているのがタダシ☆タナカこと田中正志なんですよ、奥さん! 元ヤクザとインチキライターのインタビューをモノクロ巻頭ページに持ってくる週刊現代の神経が理解できませんwww。

はてなダイアリー - タダシ☆タナカとは
キッドリターン特別企画「田中正志のシュート活字」

 まぁこの人の本は面白いし、ミスター高橋よりひと足早く「日本のプロレスもWWFのようにカミングアウトすべきだ」と主張してた人なわけですが・・・セッド・ジニアス本じゃないけど「お前が言うなよ!」って言いたくなることもしばしば。ハッキリ言えば非常にうさん臭い。

 そんな元ヤクザとインチキライター中心の記事ですから話半分に聞いておいた方がいいでしょうけど、気になった部分をちょこっと転載。
「日本テレビの番組プロデューサーは『こちらがもっと強いヤクザにお願いしてでも(ヒョードルを)出場させてください』と言ったんです。日テレ側は否定するでしょう。でも本当の話なんです」

「12月21日、指定された都内ホテルの部屋で坂本らと待っていると、榊原たちを引き連れて暴力団幹部が入ってきました。幹部は席に着くなり、私にこう言いました。『PRIDEは実質ウチがやってるんや。ワシらが表に出ると不都合があるから、ここにいる榊原に任せてるんや。それを何や! 選手を横取りしやがって』」

 いやぁ、別に相手が暴力団幹部であろうとなかろうとDSEと契約結んでいるヒョードルを大晦日に横取りしようとしてるんだから、相手が怒るのは当然だと思うんですが(苦笑)。
「フジテレビのプロデューサーは私にハッキリ言いました。『ある程度いろんなことがあるのはわかっています。でも、バラちゃん(榊原社長)がうまくつきあっているから大丈夫です』」

 「フジテレビのプロデューサー」とは清原邦夫氏のことでしょうな。ちなみに田中正志ではなく週刊現代の編集部は日本テレビ、フジテレビ、榊原社長にも取材をしていますが、これらの証言を一切否定しております。現在係争中ということもあるんですが。

 「当局は最終的に、大物格闘技関係者の逮捕も視野に入れている」とのこと。石井和義館長の巨額脱税に匹敵するビッグサプライズは間近に迫っているのかもしれませんね(;・∀・)。


【その他気になったニュース】
郷野VSキム、ニンジャVSフィリオなど実力派対決4試合を新たに追加発表!(PRIDE)
[PRIDE武士道] 4.2 有コロ:郷野は韓国新鋭と。石田・池本が初参戦(BoutReview)
ムリーロ・ニンジャ(シュートボクセ)vs.パウロ・フィリオ(BTT)
郷野聡寛(GRABAKA)vs.キム・デウォン(韓国)
デニス・カーン(韓国)vs.マーク・ウィアー(イギリス)
石田光洋(T-BLOOD)vs.ポール・ロドリゲス(ATT)

 以上4カードが追加。右側で知ってた選手はパウロ・フィリオだけだ(苦笑)。ついこの間までニンジャの方がショーグンより重かったと思うんですけど、ニンジャもウェルター転向ですか。ライトやミドルに比べると盛り上がりが今一つだったけど近藤も加わったことだし今年はウェルターが熱いかも。
メーンは所英男vs.極真・池田祥規 HERO’S 2006前日会見(1/2)(スポーツナビ)
 計量・会見を通じてひときわ異彩を放ったのは、マスクをかぶり“ケンドー・カシン”として現れた石澤常光。試合への抱負を語る場面では「今回はROMANEX、ではなくHERO’Sに招待していただきありがとうございます」と、さっそく“らしさ”を発揮する。マスクを見慣れない外国人選手の好奇の視線にさらされたが意に介さず、ひょうひょうとした振る舞いを貫いた。
 試合でのマスク着用に注目が集まる石澤だが、この日は「谷川さんに一任します」と答えるのみ。HERO’S実行委員会・谷川FEG代表も「相談します」と受けて返し、解答は試合当日に持ち越されることとなった。

 昔、「PRIDEでマスクマンがデビューするかも」って噂を今は亡き『SRS-DX』という雑誌で書かれていたのを思い出した。中の人は○村○○が予定されたんですけど、結局無しに。視界が悪くなるだけだから被らないと思いますけどね。
メーンは所英男vs.極真・池田祥規 HERO’S 2006前日会見(2/2)(スポーツナビ)
■ヒース・ヒーリング
 これで3回目の参戦になりました。とてもうれしく思います。対戦相手は試合の中でキスをするようなこともないと思いますので、とても楽しみにしています。
■ゲーリー・グッドリッジ
 ミナサン、コンニチハ(日本語で)。リングの中ではノールールですからキスをするかもしれません(笑)。

 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ グッドリッジ、(`・ω・´)b グッジョブ!!
キングムーで格闘技イベント「BOUT-1」(BNN)
 札幌ススキノで格闘技イベントがあったそうで。会場が元ディスコ(死語)ということでムチャクチャカッコイイ。

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2006年03月11日

書評『マンガ嫌韓流2』&前田日明の命を狙う連中の正体

マンガ嫌韓流2マンガ嫌韓流2
山野 車輪

晋遊舎 2006-02-22
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 久しぶりにプロ格とあまり関係ない話題で。プロ格のネタも絡めますけどね。『マンガ嫌韓流2』読みました。PART1の書評を書いた時は結構多くの人が訪問してくれたので、今回も書評を書きたいと思います。

[参考リンク]
『マンガ嫌韓流2』公式サイト(晋遊舎ONLINE)
FAR EAST-極東-←著者・山野車輪氏の公式サイト
[参考記事]
『マンガ嫌韓流』買ったよ、読んだよ。もっと売れる方法も考えたよ。(2005年07月31日)
「歴史捏造、文化窃盗、反日政策、差別思想、領土侵略、資源略奪、言論弾圧、洗脳教育…」

「信じられない程腐り切った国それが韓国だ!!」

「韓国を知れば“嫌韓”になるのは人として当然ッ!!」


 PART1同様過激なキャッチコピーが並ぶ。だがしかし、勘違いしてほしくないのは、これは断じて「みんなで韓国のことを嫌いになろう」という本ではないということ。むしろこれほど真の日韓友好を訴えている本はないと思いますぜ。いや、確かに読んだら韓国の横暴に腹立つけどさ(苦笑)。

 この手の本はPART2になるとクオリティが下がるものだが、むしろ上がっていたことは素晴らしい。『マンガ金正日入門』なんて第1弾こそ良かったものの、無理矢理作った第2弾は一気にページ数が減って「もしも金正日が日本に留学したら」なんてフィクション仕立てになっちゃってたし。

 その点『マンガ嫌韓流2』のクオリティが上がったのはPART1が売れたことで晋遊舎が本気になったというのが大きいのではないかなぁと推測。あとPART1からPART2発売までの僅か半年の間にも韓国が日本に対する嫌がらせ(いわゆるネタ提供)をしてきたことも大きいでしょうな(苦笑)。

 PART1では「『在日特権』についてもっと突っ込んでほしかったなぁ」という不満があったが、今回はキッチリ取り上げられているし、『人権擁護法案』の危険性も書いてくれたことは嬉しい限り。『在日特権』と『人権擁護法案』については、当ブログのレイザーラモンHGの「黒ひゲイ危機一発」が販売中止のピンチ! トミーよ、プロ市民に屈するな(2005年12月24日
をご参照下さい。

 「これほど真の日韓友好を訴えている本はない」と言った理由ですが・・・現在の日韓関係は、韓国が日本の領土を勝手に自分の領土と言い張ったり、かつて親切にしてあげたのに理由もなく「謝罪しろ、賠償しろ」と言いがかりをつけ「みかじめ料」を取っている状態。これが友好と言えるでしょうか? 子供が不良共からカツアゲされてるのに友情もへったくれもない。社民党や共産党のみなさん、向こうの言いなりになることは友好への近道どころが逆ですぜ。

 もう真の日韓友好は「歴史捏造、文化窃盗、反日政策、差別思想、領土侵略、資源略奪、言論弾圧、洗脳教育…」韓国側がこれらを全て認めて謝罪することしか道が無い。『マンガ嫌韓流2』は、そういうことを改めて示唆してくれた本だと思った次第。

 こういう話はインターネットが発達する前は『正論』『諸君!』といったオピニオン誌ぐらいしか発信していなかった。多くのマスコミや教科書で歴史の真実が発信されてなかったのはどう考えてもオカシイ。敵は外だけではなく内にもある。

 公式サイトによると現在1、2巻累計65万部が売れたとのこと。非常に喜ばしいことだが、『世界の中心で、愛をさけぶ』なんてつまらん本が300万部以上売れるのなら1000万部売れてもいいのにな、とも思う(笑)。ていうか「鳴くよウグイス平安京」とか「良い国作ろう鎌倉幕府」みたいに教科書が正しい歴史を載せてくれれば問題ないのに(最近の研究だと鎌倉幕府が出来たのは1192年じゃないらしいけど)。

 子供の頃に偽りの歴史を学び大人になって真の歴史を知る。しかもこっちから知ろうとしないと知ることが出来ない。この不可思議な構造を無くさないとダメですよ。

 最後に。『サイゾー2005年6月号』に掲載された前田日明と高須基仁氏(ヘアヌードの仕掛け人として有名)の対談の一部を抜粋。この対談は『プロレス・K-1・PRIDEヤミ裏事件簿』にも再録されています。
前田:在日について勘違いしている人が多いと思ってカミングアウトした。ところが、したはいいんですけど、被差別をネタに金集めている在日のやつらが集まってきてね。「おまえらただのタカリやないか」って、散々言ってやりましたよ。

(中略)

だから、そのタカリ連中に「おまえら、差別をネタに金集めておいて、なんで仲間を助けに行けへんねん。在日一世の大儲けした人たちから金集めて俺によこせば、ゲリラ部隊組んで金正日殺ってやる」と言ったら、翌日から総連系の車がうちにはりついてましたけどね(笑)。

 ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル。あのさ、前田ってアサヒ芸能で命を狙われていることをカミングアウトしてたけど→前田日明激白「俺が事故死や自殺と報道された時は殺されたと思ってください」(2006年01月09日)それって格闘技関係で暴力団に狙われているんじゃなくて、朝鮮総連関係なんですかね? おっそろしいなぁ~(;´∀`)。

 最後の最後に有名サイトの『マンガ嫌韓流2』の感想を紹介。

「マンガ嫌韓流2」を読む。(酔夢ing Voice - 西村幸祐 -)
書評 「マンガ嫌韓流2」(アジアの真実)

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2006年03月01日

ゴング格闘技が休刊

ゴン格の“休刊”とバウレビ [井原芳徳](ばうれび海賊版)

 格闘技専門雑誌としては老舗のゴング格闘技が休刊とのこと。そういえば格通もそうだけど、もう何年間も買ってないなぁ。本屋に行ったらチラッと立ち読みする程度だった。
厳密に言うと“休刊”というより、宮地克二編集長が辞め、現編集部も解散するという話。

母体の日本スポーツ出版社は、数ヶ月以内に別体制で新しい格闘技雑誌を発刊するつもりらしい。全く経験のない真っ白なスタッフが新規参入してくるというのではなく、ここ数年で廃刊/休刊になった格闘技雑誌の関係者が関わるのでは? 外部の編集プロダクションが作るのでは? という噂がもっぱらだ。

歴史のある「ゴング格闘技」の誌名を継ぐのか、新しいタイトルで新創刊となるのかわからないが、少なくとも、宮地さん体制で出される号としては、2月23日発売の4月号で“休刊”だったことは確かだ。

 それにしても日本スポーツ出版社って竹内宏介さんが株を売却してからゴタゴタしっぱなし。会社は白山から茅場町に移転、週刊ゴングもGK金沢氏が退社したかと思ったら新編集長・吉川氏もアッという間に退社したし。以前からヤバイとは言われてたけど、どうなることやら。
思えばこの仕事を始めて約6年、格闘技専門誌は休刊/創刊/体制変更等いろいろあった。

さっき書いたとおり「ゴン格」が「アッパー」編集部で運営されていた頃があったし、「SRS-DX」、「Kマガジン」は休刊。「格闘伝説」は始まって終わってまた始まって…。「フルコンタクトKARATE」も表面上は粛々と刊行されていたが、実は編集部員が一新されていたり。また、「宮地ゴン格」の主力ライターが集まって「ガチ」というムックが二号ばかり連続で出されて、定期刊行になるのかなと思っていたら、ストップしてしまって…。

いわゆる“格闘技ブーム”の中、活字メディアは色々な消長が繰り返された戦国時代であったことがよくわかる。ただ“与党”「格闘技通信」だけは、編集長が変わったり若干書き手の顔ぶれが変わった程度で、外の波風の影響はあまりなかった感じがする。

 要するに「売れてない」ってことでしょ? まぁ元々格闘技雑誌なんてマイナーなものでしたからね。それを谷川貞治さんが「やる側」の論理じゃなくて「見る側」の論理で雑誌作りをしたのと、UWFブームとK-1ブームが上手くマッチして一時期隆盛を極めたわけで。

 ところが今は悪い意味でのマニアック路線に戻っちゃったから売れてないのでは? 自己満足だけで作ってるだけにしか見えませんよ。ネットが発達したというのもあるかもしれないけど、Kamiproなんて健闘してるじゃないですか。実際どれだけ売れてるのかは知らないけど、最近またセブンイレブンに置かれるようになったし、好調なんでしょうね。

 数ヶ月以内に新しい格闘技雑誌を発刊!? 根本的にスタイルを変えないと同じことの繰り返しだと思いますよ。

[参考リンク]
日本スポーツ出版社

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2006年02月18日

書評『バッジを外せ!!リングを降りろ!!』PART2

 PART1の続き。

 セッド・ジニアスが飯田橋のホテルで行った記者会見にプロレスマスコミの姿は見当たらなかったらしいが、この本を読むとその理由が良く分かる。プロレスマスコミを敵に回すようなことがやたらと書かれているからだ。

 「プロレスは勝敗が決まっているショーである」という部分だけでもかなり都合が悪いのに、場合によっては名指しで批判されているのだから会見に来るわけがない。例えば・・・
「未だに真剣勝負という前提で記事を書いているプロレスマスコミは頭がおかしい」
「私が週刊プロレスに送ったFAXを湯沢記者が大仁田議員に流し裁判資料として提出された」
「“和解試合”以降、大仁田サイドの圧力により、プロレス誌に試合結果が載らなくなり、団体の連絡先や誕生日リストからも外された」
「ハーリー・レイスと試合をする約束を取り付けたのに週刊ファイトが虚偽の記事を書いたために潰された」
「試合後、飲み食いさせて接待し、お車代などという名目で10万円くらい渡さなければ絶対にいい記事を書いてくれない」
「『カラーページでお願いします』と記者に懇願すると、『じゃあ、カラー2ページで30万円ね』と言う記者がいた」

 他にもボロクソ書いてますが自粛。ターザンが天龍にした仕打ちのことも書いてありますけど、これはほとんどの人が知ってることでしょう。それにしてもここに書かれていることが全て本当だとしたら、プロレス専門誌(紙)って最悪ですね。今は実売が全盛期の3分の1とも4分の1とも言われていますけど、殿様商売は長続きしないってことでしょう。

 ターザンが永島勝司氏に「なんであの時取材拒否したんですか?」と聞いた時に「本当のことを言ったら困るのはそっちだろ」と言ったことありますけど、まぁそういうことでしょう。もう週プロ、ゴング、ファイトは地獄に落ちろと言いたい。週プロmobile利用してファイト読んでるオレが言うのはおかしいかもしれんが(苦笑)。

 また、ルー・テーズの悪口は書いてなかったが、流智美こと宮本厚二氏批判がスゴイスゴイ。授業料1000万円騙し取られた話は他誌でもしたことあったけど、その後の顛末まで事細かに書いたのはこれが初めてでしょう。これも書いてあることが本当だったら流智美はロクでもないね。

 そしてそして、大仁田サイドから数々の脅迫を受けた話ですが・・・『暴力団風の男・N』って明らかに二瓶組長のことですよね? でもこの人ヤクザキャラから本物になっちゃったんですよね。このブログにもコメントくれた方いたし。本には所属している組の名前まで書かれてあるんですけど、大丈夫かよ!? ジニアス消されないかマジ心配。

 で、同じく二瓶組に所属していた片岡“幻”亮氏や、アイアンマン西田レフェリーがジニアスの味方になってくれたことが問題を複雑にしてる。

★拳論!取材戦記★←片岡“幻”亮氏のブログ
アイアンマン西田の世界

 どちらのサイトも今回の件については一切書かれていない。特に“幻”亮氏はジニアス側の証人として出廷するかしないかでかなり脅迫を受けたらしい。裁判中だから書くわけにもいかんか。

 裁判記録が事細かに書かれているわけですが、これだけ詳細に書いてあったら妄言である可能性は低いでしょうね。大仁田側の弁護士も実名で書かれているけどマンガに出てくるような悪徳弁護士そのものですよ。

 ・・・しかし、万が一ジニアスが敗訴したら、この本を出したことによる名誉棄損で訴えられるぞ、マジで。それだけヤバイ話が満載ですからね。勝訴してもこれだけプロレスマスコミ批判書いてるんだから復帰したとしても、誰も相手にしないだろうし。

 そう考えると本のタイトルは『さらばプロレス さらば大仁田厚』の方がしっくりくるんじゃないかなぁと思った次第(パクリじゃん・・・)。

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2006年02月16日

書評『バッジを外せ!!リングを降りろ!!』PART1

genius_onita01.jpg

『バッジを外せ!!リングを降りろ!!―大仁田厚参議院議員を告発する』ようやく読み終えました。感想を書いていきたいと思います。

 まず、巻末の【著者略歴】にビビッてしまった。
【著者略歴】
セッド・ジニアス

山梨県上九一色村出身。
1987年、ルー・テーズに日本人として初めて弟子入りして、独自の個性のプロレスラーとして活躍する。
1995年UNW(ユナイテッド・ネイションズ・レスリング=国連プロレス)を旗揚げ。『プロレスとはスポーツと格闘技とエンターテイメントと芸術の集大成である』をポリシーとしてリングに上がる。
プロレス界に於いては珍しい正論派として知られ、一部のファンに熱狂的な支持を得ている。

 うはっwwwもうこれだけでお腹いっぱいwww。そういえば旗揚げ当初は別名・国連プロレスって言ってたなぁ。でもって、今回こんな奇特な本を発売した出版社のサイトはこちら。

文苑堂Web

 ・・・出してる本のほとんどがエロマンガなんですけど(;・∀・)。

 さて、前フリはこれくらいで中身の感想を。確かに『おはら汁』さんのおっしゃるように「ミスター高橋のパクリじゃね?」「お前が言うなよ!」という部分は多かった。凄く多かった。例えばシリーズのストーリーを作る「興行会議」の話などを持ち出していたりするのだが、「興行会議」という言葉はピーター暴露シリーズ第2弾の『マッチメイカー―プロレスはエンターティメントだから面白い』で初めて日の目を見た言葉だし、単発興行かつ所属選手がジニアスしかいないUNWに“会議”と言えるほどの大きな打ち合わせなんて必要ないし(苦笑)。

 また、大仁田のレスラーとしての実力を過小評価し、自分の人気や実力をやたらと過信している所も笑えた。大仁田のことを
「実力もないくせにアングルだけでのし上がった男」
「ヒザの皿が割れて動けないくせにトップを張っていることがおかしい」
「ジムでは12キロのダンベルしか持ち上げておらず女性並の体力しかない」

 などとやたらとこき下ろしたかと思えば、自分のことを
「スーパータイガージムで基礎を学んだ」
「ルー・テーズに一度も間接を極められなかった」
「私は蝶野選手の先生」
「大仁田議員、あるいは中牧とガチンコ勝負をさせたら彼らはどうなるかわからない」

 などと言う。当時70歳過ぎていたルー・テーズに極められなくても自慢にならないって(笑)。そのくせ、「この業界はシュートを仕掛けたらいられなくなる」と言ってるのだからわけわからん。

 素人でもプロレスが出来るような世界を作った大仁田の罪は重いかもしれないが、新たなプロレスの可能性を広げた部分は評価しないといかんでしょう。あとほぼ同時に格闘技ブームが起きたために従来のプロレスが中途半端なものになってしまったのは時代の流れってやつで。

 ジニアスよ、確かにあなたは大仁田とガチンコ勝負したら勝てるでしょう。今は目まいに悩まされているからアレだとしても2003年4月23日の“和解試合”の前まではそうだったと思う。でもそんなこと言ってたら大仁田にガチンコで勝てる人なんてゴマンといるよ。プロレスの実力はガチンコの実力とイコールじゃないことぐらいあなただって解ってるでしょ? それに“和解試合”で一番目立ってお客さんを沸かしていたのは大仁田だぞ。そして二番目がジニアス妹だ(笑)。それにジニアスの試合は何回も観ているけどハッキリ言ってショッパイよ。そのショッパさを笑うために観に行ってたんです、少なくとも私は。もし今後UNWを再開するようなことがあれば、もちろん観に行きますがスタンスは変わらんでしょう。まぁ胡散臭さやバカバカしさに関して言えばリングネーム通り『天才』ですよ、あなたは(笑)。

 ・・・と、ここまで書いたのを読み返すとなんだか大仁田に肩入れしているみたいだな(;・∀・)。そんなことはありませんので。

 なるほど、今回の問題が起きる前は大仁田とジニアスって同じジムを利用している友人同士で仲が良かったんだな。で、UNWに大仁田が上がるのも元々は大仁田の提案だったと。それにしてもディファ有明みたいな小会場で大仁田のギャラ70万円ってのは吹っ掛け過ぎでしょ(苦笑)。週刊ファイトによると今は「フリーの大物」である健介や天龍でもワンマッチ20万ぐらいが相場(大会場だとアップする)だというのに。

 で、2002年3月24日の大会は大仁田から見事にドタキャンされたわけですが、代役がタイガー・ジェット・シンに決まったは良いものの、元々IWA-JAPANの試合で来日してた関係で飛行機代の半額を負担することになり、ギャラやら経費やらで90万円も支払うハメに(苦笑)。ミスター高橋が会場にいた経緯については読んで確認して下さい。

 で、ドタキャンで怒り心頭のジニアスが大仁田を告訴→300万円の和解金を払うのが惜しい大仁田が“和解試合”を提案。この時のジニアスのタッグパートナーがグラン浜田に落ち着くまでの“すったもんだ”が書かれているわけですが・・・

なんとジニアスのタッグパートナー候補に前田日明も入っていたことが判明(笑)。

 ヤバイっす。読んでて吹き出しそうになりましたwww。

 「馳と前田は不仲だから勘弁してくれ」という大仁田サイドの要望でオファーは出さなかったらしいですけど、前田はとっくに引退してたから出るわけないだろ! ところが馳浩vsグレート・ニタはWJで実現・・・。

 その後のタッグパートナー探しで実際にオファーをした選手も錚々たる面々。
・船木誠勝
・タイガー・ジェット・シン
・剛竜馬
・藤田和之
・小川直也
・ミスター高橋

 こ、これは凄い・・・。船木だったらヒクソン戦で引退後の復帰戦でセンセーショナルだったし、剛竜馬なら大仁田とはパイオニア戦志旗揚げ戦の因縁もあるし(今じゃ信じられませんが剛が大仁田に勝ったんですよ!)、ホモビデオ、ひったくりからの復帰ということでこれも話題沸騰。シンとは関ヶ原での因縁もある。藤田や小川も超ミスマッチで大ウケ間違いなかっただろうし、ミスター高橋が試合をしたらとんでもないことになったでしょう。この人たち全員に声を掛けたこともスゴイが、藤田は出場に前向きで一時期ほぼ決まりかけていたこともスゴイよ(笑)。

 書いてるうちに長くなってしまった。書評の続きは明日以降に書きます。この本マジで面白すぎるわ(笑)。次回は大仁田と暴力団風の男・Nのとんでもない脅迫やプロレスマスコミがどれだけ腐りきっているかについて書きます。ご期待あれ。

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2005年12月16日

『番長』清原和博は意外とヘタレかもしれない件について

 昨日の深夜からSeesaaブログが重くてたまらん。「闘魂パワー」の記事の後もアップしようと思ったができなかったので簡単にアレしますが、サップの相手が武蔵になって角田さんが欠場となると、プレデターvsチェ・ホンマンになるのかなぁ。総合ルールなら見たいがK-1ルールなら結果がミエミエだからちょっとアレ。

 健介オフィスが株式会社化、自社ビル建設と景気の良い話が出てますけど、金の出所はどこ? 確かにあの夫婦は今は稼いでいるけど高額納税者として公示されなかったし夫婦の収入だけでは無理。昔、ターザン山本がベーマガ退社した時に石井和義館長が「これで株式会社でも作りなさい」と言って現ナマ1000万円渡そうとした話を思い出してしまった(笑)。やっぱり石井館長は最強。さて、本題。


須藤 清原観戦で勇気100倍!!(デイリースポーツ)

 清原とは同じジムに通う仲間同士(おそらくケビン山崎のトータルワークアウト)ということで声を掛けられ「見に行くから」と言われたようですが・・・どっちみち秋山成勲の応援しに来る予定だったと思う(苦笑)。

 須藤の新技の「GFW」ってどんな技? レイザーラモンHGの「PW」とは違うのかな? 総合だとファールカップ付けるから意外と効くと思うが(笑)。アルファベットの必殺技といえば他には「STF」が有名だが、ポイズン澤田の「BCF」も須藤には狙ってほしい(無理だって)。

 さて、以前から「清原は大晦日に参戦しろ」と当ブログでも訴えているわけですが、清原は「番長」と呼ばれている割には意外とヘタレかもしれないと書いている本がありました。この本です。

別冊宝島1229巨人軍タブー事件史(宝島チャンネル)

 単なるアンチ巨人本ではなく、様々なスキャンダルの真相を追うというコンセプト。この本の特別コラムに、意外な「ヘタレ説」飛び交う「番長」清原乱闘シーンの検証というのがありまして、これが結構笑えた。内容を簡単に書くと、
・『番長』の異名の割には乱闘で大した見せ場を残してない。

・武勇伝として語られている'89年のロッテ平沼へのジャンピングニードロップも、その直後にディアスに追いかけられてアームロックを極められている

・特に外人には弱く、死球をぶつけられた相手を睨みつけても、逆に相手から「かかってこい」と挑発されると手を出せない。

・2001年の猪木祭PRIDEで猪木からビンタされた時は本気で痛がり涙目になった。

 この他にも色々書いてあるんですが、コラムの結論は「実は清原は格闘技向きではないのでは」というもの。ニックネームが「番長」じゃなかったら清原の野球人生も違ったものになっただろうと結論づけています。

 ドラフトや日本シリーズで涙を流しているから「泣き虫」とか「涙のカリスマ」の方が良かったのかなぁ。両方ともどこかで聞いたことあるけど(苦笑)。ネット上では「地蔵」って呼ばれることの方が多くなってるから「地蔵」でもいいかも。

 この他にはこんなタイトルのコラムも・・・

桑田「登板日漏洩疑惑」をバラした中牧昭二が「大仁田の秘書」になるまでの「人生スゴロク」

 実を言うとコンビニで立ち読みしてたらこの記事が目に留まったので買っちゃったんですが(笑)。伝説の暴露本『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』の話はもちろん、桑田がいかにトンデモ人間であるか、中牧のプロレスラー人生などが綴られてて読みごたえ十分。W★ING入団のテストマッチで金村と対戦した話は懐かしい(笑)。中牧、桑田、鈴木宗男、北勝海(現・八角親方)の4人で銀座のクラブに行ったなんて、うさん臭いにもほどがある(笑)。残念ながらセッド・ジニアスと法廷で争っている件については書いてなかった・・・それも書いてあったら完璧だったのに。

 その他にも江川卓の「空白の1日」事件の真相など、思わずうなってしまう話が盛りだくさん。これを読んだら江川のことが好きになった。

 まだコンビニや本屋でも立ち読みできると思うので、是非お薦め。一応AmazonのURLも張っておきますが。

479664959X巨人軍タブー事件史―「栄光」の歴史に刻まれなかったストーリー


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 最後に、仰木彬さんのご冥福を心からお祈りします。

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2005年09月04日

書評・プロレス「リングとカネ」裏事件史

 前回の記事で「イノキボンバイエで橋本友彦はギャラ幾らもらったんだろう?」って書いたんですけど、もうわかっちゃいました。100万円だったそうです。なんでわかったかというと、この本読んだからなんですけど。

別冊宝島 プロレス「リングとカネ」裏事件史
プロレス 「リングとカネ」裏事件史(仮)

急死・橋本真也「書かれざる真相」
巨額負債と「禁断の愛」のすべて

草間政一(前新日本プロレス社長)激白!
「知りすぎた男」が語る「猪木とカネ」

10億円大失敗イベントの大いなる傷跡
「猪木ボンバイエ訴訟」顛末紀

特別企画 プロレス「長者番付」30年史

 表紙に書いてあるネタだけでかなりそそるものがあって即購入。それにしても橋本真也ネタだけでなく、「知りすぎた、私」を出版したての草間政一さんをインタビュー、今井良晴・元リングアナが語る松永国松前社長の思い出とか、ネタがあまりにもタイムリー過ぎ。

 この他にも「地獄のアングル」永島勝司インタビュー、ザ・グレート・カブキが語る「引退レスラーの経済事情」、「T-1」二見理社長のインタビューとか読みたくなるネタが満載(笑)。

 それにしても草間さんは「紙のプロレス」で2号連続インタビュー受けたりハッスルに出たりがんばってるなぁ。草間さんの話を読むといかに新日本プロレスがドンブリ勘定な経営か、いかに経営がヤバイ状況か、いかに選手やフロントに危機意識が無いかがよくわかる。これでも坂口が社長になってから健全になった方だったわけだから、猪木がどれだけいい加減な人かというのは言わずもがな、だけど(笑)。さらに北朝鮮の「平和の祭典」やら訴訟ざたになった「猪木ボンバイエギャラ未払い騒動」の話なんか読むと、まともな会社は猪木や新日に出資しようとは思わないわな(笑)。

 で、今回の目玉はプロレス界というよりもマット界「長者番付」30年史。昔は高額納税者番付のスポーツ部門で猪木が常連だったわけだけど(プロレスラーの中では'74年から'88年の間で13回も1位。'83年はスポーツ部門で堂々の1位!)、実は'90年から'97年までプロレス界で8年連続1位だったのはジャイアント馬場だったことが判明。このころからプロ野球選手の年俸が高騰してベスト10に入らなくなってたから目立たなかったんだろうなぁ。

 でもって「全日本は馬場以外は高額納税者として公示されない→馬場はケチ→選手の不満が爆発して馬場の死後ノア旗揚げ」というのがプロレスファンの間で常識になっていますけど、実はジャンボ鶴田だけは結構もらっていたことも判明。まぁこれにはカラクリがあって裏事情はカブキがインタビューでしゃべっているわけですが。それにしても天龍がSWSに移籍してから高額納税者の仲間入りをしてSWSが分裂した翌年から消えるというのはわかりやすい(笑)。

 巻末はなぜか「チケット&トラベルT-1」の二見理氏のインタビューなのだが、『二見オリジナル』の接客を続ける理由が

「あれは私なりのプロレスですから。バーリトゥードでなく店内のプロレス。だからプロレスファンは理解してくれるし、当社のお客さんは最高なんですよ」

 だって(笑)。ちょっと待てよ、「私なりのプロレス」「店内のプロレス」って、アンタ店外まで客追いかけてケンカしてたことあったじゃん!! オレ、店外で二見さんがケンカしてるの2回も目撃してるんだけど(笑)。それによしんばプロレスファンが『二見プロレス』でバンプ取れたとしても、プロレスファンの次にお得意さんであるはずのプロ野球ファンには理解できないと思うぞ(笑)。

 結局プロレスファンの知りたいことって「ガチンコでやったら誰が一番強いのか」を筆頭としたヤオガチ論争とか、「あの選手のギャラは幾らか」「レスラーの太っ腹なエピソード」といった金の話とか、女(女子プロだったら男)の話とかだったりするわけじゃないですか。その中のヤオガチ論争ってミスター高橋本でかなり沈静化しちゃったわけですけど、金の話はまだまだ謎の部分が多かったわけで・・・しかし、この本のおかげでかなり解明できたかなぁというのが正直な感想ですな。

参考記事
こんな『T-1グランプリ』もあります

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2005年08月25日

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究

『マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究』

 読みました。8月8日に発売されたばかりなんですけど、早くも10万部以上売れたらしい。『マンガ嫌韓流』と違い、全国紙にも広告が掲載されたとか。『マンガ嫌韓流』はまずタイトルが過激だし、コピーに「反日マスコミ」とか「チョッパリ」とか記載されてたことも問題だったみたい(苦笑)。その点『マンガ中国入門』は穏やかな・・・と言いたいところだが、タイトルとは裏腹に内容はこっちの方がかなり過激ですよ!!

ジョージ秋山 - Wikipedia(漫画)
黄文雄((論家) - Wikipedia(監修)

 これ見るとジョージ秋山って昔からかなりエログロな表現描写してたんだなぁ。「食人文化を持った恐るべき大国」や「世界最大の売春大国」の項目は正直ヤバイ。『嫌韓流』は子供でも読めるけど、こっちは18尊未満にはお薦めできないな(苦笑)。

 あと、こちらは『嫌韓流』より分厚いが、いかんせん中国は歴史が長い分、悪事の歴史も長いわけで、全然書き足りてない感じがした。なので、「この件については黄文雄著『○○』に詳しく書かれている」なんてちゃっかり宣伝もしちゃっている(笑)。自分としては日清戦争から第二次世界大戦終戦までの本当の歴史をもっと詳しく書いてほしかったのだが。まぁ黄文雄の本を買えってことだね。

 ストーリーは、『嫌韓流』は主人公が在日韓国人の友人と口論になったりプロ市民とディベートしたりと、ひょっとしたらありえそうな展開だが、こちらは主人公が胡錦濤国家主席に文句言いに行ったり小泉首 を叱咤激励しに行ったり、G8の首脳陣が中国に嫌悪感を示したりと如何にも漫画チック(笑)。その辺は何となく『マンガ金正日入門』に似ているかも。実は出版社が同じなんですけどね。

 で、読み終わって思ったことは、中国の脅威に比べれば韓国・北朝鮮のバカ半島なんて屁みたいなもんだなぁということ。『マンガ嫌韓流』は韓国人が嫌いになること必至というわけではなく、真の日韓友好とは何かということを考えさせる終わり方になっているが、『マンガ中国入門』は絶望感しか出てこない。もしも乞食が拳銃を持っていて、近くで金持ちが丸孫で歩いていたら、やっぱり拳銃で「金よこせ」と脅すわけで・・・。北朝鮮も似たようなものだけど、持っている核の数が桁違いだもんなぁ。

 とにかくさっきも書いたけど、中国のことを描くとなったらページが幾らあっても足りない。よってこの本は「入門」の域を出てはいないが、日本人が基礎知識として抑えておかなきゃいけない部分は抑えているので、読んでおいて決して損はないはず。とりあえずこの本、民主党の岡田と社民党の福島と共産党の志位に『嫌韓流』ともども数百冊単位で送ってやりたいよ。

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2005年07月31日

『マンガ嫌韓流』買ったよ、読んだよ。もっと売れる方法も考えたよ。

kenkanryu002.jpg

 各地で売り切れ続出の『マンガ嫌韓流』昨日買えました。オレがこの本のことを知ったのは7月14日。その時はアマゾンには載っていなかったし、セブンアンドワイは載ってはいたものの、予約受付を開始していなかった。グーグルで「マンガ嫌韓流」で検索してもヒットはゼロ。今や「マンガ嫌韓流 の検索結果 約 160,000 件」(笑)。

 オレは2ちゃんねるの「26日発売の『マンガ嫌韓流』購入報告と在庫情報交換スレ」で「高田馬場の芳林堂書店に在庫あり」という情報を見て急いで電話して取り置きしてもらいGETできたが、都内で在庫を豊富に抱えていてバンバン売っているのは紀伊国屋書店ぐらいみたい。他の店はあまり入荷できなかったのか、あえてしなかったのか・・・。

 中にはこんな店もあるようで。

売り切れ続出!『マンガ嫌韓流』(探偵ファイル)

 ここで槍玉に挙がっている「都内のL書店」とはLIBRO(リブロ)のこと。こんなことしても無駄な抵抗だと思うし、店の評判が悪くなるだけだと思うんだけど。

 なお『マンガ嫌韓流』の内容の一部を以下のサイトで見ることができます。

マンガ嫌韓流公式サイト(晋遊舎ONLINE)

FAR EAST-極東-(作者・山野車輪氏のサイト)

みんなで考えよう竹島問題(県土・竹島を守る会)


 今のところこの本について報道したマスコミは我らが東京スポーツのみ。週刊文春は作者を取材したものの掲載を見合わせることにしたとのこと。東スポによると初版3万部、増刷1万部とのことだったが、山野車輪氏のサイトによると合計10万部超まで増刷されたとのこと。いくら反日マスコミが隠蔽してもこの嫌韓ムーブメントは止められない。

 この本では反日マスコミとして石原慎太郎の発言を捏造したTBSが名指しで批判されているが、ブックランキングを掲載している王様のブランチのサイトに異変が・・・。

2005年7月2日のブックランキング
2005年7月9日のブックランキング
2005年7月16日のブックランキング
2005年7月23日のブックランキング
2005年7月30日のブックランキング

 7月30日から突然「総合ランキング」から「タレント本ランキング」に変更されている(笑)。わかりやすいなぁT豚S。


 さて、肝心の本の内容についての感想ですが、これ全然右寄りでもないし嫌韓でもないし反韓でもないですよ。『真実の韓国』なんていうタイトルの方がしっくりくる。でもそんなタイトルじゃ売れないしここまで話題にならなかったと思うけど。朝鮮サイドの言い分もキッチリ書いているし、おもいっきり中道ですよ。ただし、彼らの主張はことごとく論破されるわけですが(笑)。

 しかし、右寄りでない分かえって説得力がある。理詰めで書かれているが分かりやすいので、左翼、売国奴、在日、韓国人が読んだらグゥの音も出ない内容になっている。そもそもこういう連中は本当のことを言ったら「右翼だ!」と叫ぶ連中だからなぁ。まぁ我々一般人が万が一そういう人たちから「日本は悪いことをしてきた」「謝罪と賠償をするべき」とか言われたら、それに対してディベートするための力をつける教科書代わりとしては最適なのでは? 唯一の不満は従軍慰安婦問題についても突っ込んでほしかったなぁということぐらいかな。もっともっと売れてほしい本ですね、これは。

 書かれてあることのほとんどは知っていたけど、サッカーのことはあまり詳しくないのでW杯のことは知らなかったよ・・・アイツら本当に汚いなぁ。


 さて、マスコミからはほとんど無視されている『マンガ嫌韓流』をもっと売るにはどうしたらいいでしょう? オレは考えました。『世界の中心で、愛を叫ぶ』が大ヒットした裏には、柴崎コウの「泣きながら一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました。」という雑誌ダ・ヴィンチのコメントが本の帯に採用されたことが大きかったじゃないですか。ならば本の帯にこんなコメントを入れてみればいいんじゃないかなぁ。

「笑いながら一気に読みました。だからオレが言ってたことは正しかっただろって思いました」(石原慎太郎)

「泣きながら一気に読みました。私の国って日本にこんなヒドイことをしてたのかって思いました。」(ソニン、BoA、ユンソナ)

「怒りながら一気に読みました。私はこれから日本に来ることはないだろうなって思いました」(ぺ・ヨンジュン)

 晋遊舎の方、是非ご検討を!

参考記事
『マンガ嫌韓流』

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posted by ジーニアス at 16:16| Comment(10) | TrackBack(4) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

『マンガ嫌韓流』

 2ちゃんねるやNAVERですでに話題沸騰となっていますが、スゴイ本が発売されることになりました。

kenkanryu001.jpg

 『マンガ嫌韓流』
「テレビ・新聞・大手マスコミが隠すもうひとつの韓流 それが嫌韓である。」

「ネット上で数年前から巻き起こっている“嫌韓”というムーヴメント。その嫌韓をテーマにし、対韓関係、韓国、韓国人についてマンガという形で正面から切り込んだのが本書である。各出版社から過激すぎると、出版拒否され続けた問題作『嫌韓流』。2005年7月、約2年の沈黙を破ってついに解禁」

「知れば知るほど嫌いになる国 それが韓国なんだ……」

「マスコミが隠しているもうひとつの“韓流”がある!!」

「韓国にはもう謝罪も補償も必要ないんだ!!」

「韓国はどうして日本の領土、竹島を侵略するの?」

「サムライ、剣道、寿司、茶道、忍者、折り紙など多くの日本文化を韓国起源と捏造してるんだ!!」

「あまりにも危険すぎて各社に出版拒否された問題作!」

「竹島/W杯/パクリ/歴史捏造/ウリナラ起源/ヨン様/日韓併合/火病/反日マスコミ/在日/嫌韓厨/整形大国/強制連行/ウリナラマンセー/半万年属国/プロ市民/外国人参政権/剣道とコムド/謝罪と補償/教科書問題/チョッパリ…etc」


 いやー、これは素晴らしい!(笑)こういう本を待ってたぜ! ちなみにこのマンガの作者である山野車輪氏のサイトはここ↓↓

FAR EAST-極東-

 7月26日発売予定。セブンアンドワイでも話題沸騰となっております。オレは保存用と読んだり人に貸してあげる用に2冊買おうかな(笑)。


参考リンク
Kの国の鏡

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posted by ジーニアス at 11:43| Comment(7) | TrackBack(7) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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