2005年11月19日

U-STYLE Axisについて語ってみる

「U-STYLE Axis」の全対戦カードが決定(スポーツナビ)
<第0試合 15分1本勝負>
板垣雄吾(日本/U-FILE CAMP.com)
島崎 巧(日本/U-FILE CAMP.com)

<第1試合 20分1本勝負>
藤井軍鶏侍(日本/フリー)
佐々木恭介(日本/U-FILE CAMP.com)

<第2試合 20分1本勝負>
坂田 亘(日本/EVOLUTION)
伊藤博之(日本/チーム・アライアンス)

<第3試合 20分1本勝負 2vs2クロスバウト>
三島☆ド根性ノ助(日本/総合格闘技道場コブラ会)、ルイス・アゼレード(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
大久保一樹(日本/U-FILE CAMP.com)、松田英久(日本/U-FILE CAMP.com)

<第4試合 20分1本勝負>
ジェームス・トンプソン(イギリス/Team Trojan)
ヒカルド・モラエス(ブラジル/ブラジル道場)

<休憩 20分>

<第5試合 20分1本勝負>
中村大介(日本/U-FILE CAMP.com)
フランク・シャムロック(米国/フランク・シャムロックUSA)

<第6試合 セミファイナル 20分1本勝負>
川田利明(日本/フリー)
イリューヒン・ミーシャ(ロシア/ロシアン・トップチーム)

<第7試合 メーンイベント 20分1本勝負>
田村潔司(日本/U-FILE CAMP.com)
ジョシュ・バーネット(米国/新日本プロレスリング)


 悪くないカードだと思いますが、もう一押し欲しかった気も。ルイス・アゼレードは空気読める試合するかな? 間違って本気出したちゃったら秒殺必至の相手だからね(苦笑)。

 新日本からの追加参戦は無し・・・中邑真輔出るんじゃなかったの? でも中邑って書いてたのは誤報や飛ばし記事でおなじみの報知だけだった気がする・・・。

フランク・シャムロック特別インタビュー「日本での試合にとてもワクワクしている。PRIDEではサクラバと試合がしたい」(PRIDE OFFICIAL WEBSITE)

Frank Shamrock(SHERDOG FIGHTFINDER)

 てっきり引退したかと思われたフランクさんが復帰。パンクラス時代はよく観ました。バーリ・トゥード・ジャパンオープンでのエンセン井上戦は、当時からエンセンのことが嫌いだったので、勝った時は辻よしなりばりに「ヒャッホー!」でしたね。マウント獲られて絶体絶命からの逆転だったからなおさら。当時の総合格闘技はマウントからの逆転はほとんど無かったのよ。大晦日は出るのかな? 田村が桜庭との対戦を最終的に承諾しなかったら、フランクが兄の仇討ちにサクと対戦・・・ありがち。

 そんなわけでそれなりのカードが出揃ったわけですが・・・チケットの売れ行きはイマイチらしい。なぜか? 思うにこの大会、かなーりニッチな層にしか受け入れられないと思うんですよね。あの頃のUWFが好きだった人で、なおかつ現在UWFスタイルの試合を「格闘技じゃなくてプロレスだよ」と把握した上でチケット代を出す人ってそんなにいないと思うんですよね。田村vs高阪の時みたいに後楽園なら満員になるだろうけど有コロじゃあ・・・名画座で上映すべき作品をミラノ座や新宿プラザ劇場で上映するようなもんじゃない?

 結局ファンが憧れていたのはUWFスタイルじゃなくてUWFイズムですからね。当時は「進化するプロレス」と呼ばれていたし、我々ファンはUWFイズムは「最強を追い求める姿勢」だと思っていた。結局UWFイズムはPRIDE等に受け継がれたわけで、昔あったUWFスタイルは過去の遺物に。伝統芸能と違って進化するモノなんだから過去の遺物にしがみついててもしょうがないわけですよ。

 それでも田村がこだわっているのは、過去の自分を否定されるのは御免だという気持ちと(そんなことないんだけどね)、もうこれをやるのは自分しかいないという思いなんでしょうけど。まぁそういう頑固さが好きといえば好きなんですが。

 あぁ、そういえば今2ちゃんねるで「元UWF信者キモスwww アワレwww」っていうスレッドが盛り上がってるみたいですけど(現在PART2が立ってる)、まぁ最初に立てた人はプロ格ファン歴10年以内の人なんでしょうね。総合格闘技元年は'93年だとオレは思ってるけど、その前なんてガチンコの試合自体ほとんどなかったもん(シューティングが細々とやってたぐらいか)。

 '93年はUFCの第1回大会、パンクラスの旗揚げ、ついでに言えば「第1回骨法の祭典」もあり、一気にガチンコブームに突入。それまでは「ガチンコでやったら誰が一番強いか」なんて想像力を働かせるしかなかったからねぇ。今じゃ信じられんでしょうが。

 まぁそんなわけで、昔のファンをバカにするのは結構ですが、そんなこと言ってたら「力道山に熱狂してた連中ってバカじゃねーの? 空手チョップですぐ終わりじゃん」なんて話になってしまうし、さらに言えば「コペルニクスやガリレオの言うことが正しかったのに、天動説を信じてたヤツらってバカじゃねーの?」ってことになる。答えが解ってから偉そうなこと言うなってこと。当時はそういう時代だったんだよ。まぁ今UWFのビデオを見たら「こんな試合をよく真剣に見てたもんだな・・・」って思うこともあるけどね(苦笑)。


【その他気になったニュース】
永田「前田よリングサイド来い!!」(デイリースポーツ)
新日本のサイモン社長が「新日本の選手はエリート中のエリート。絶対に勝つ」とメジャー意識を前面に出せば、ビッグマウスの上井社長は「僕らは心の中にライオンを持っている。僕らがリアル新日本」と、本家をまがい物扱いした。


 「新日本の選手はエリート中のエリート」・・・サイモン社長の脳内時計は80年代で止まっているようです。新日本をダメにした戦犯のひとりが「リアル新日本」ねぇ・・・。あぁ、そういえば昨日のユークス株の終値、765円(-10円)で新日の株買収が発表される前(770円)より下がっちゃいましたね(苦笑)。今後もグングン下がったら既存の株主が怒って「新日の株手放せ!」の大合唱になったりして。

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posted by ジーニアス at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | U-STYLE | 更新情報をチェックする
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