K-1石井元社長の賠償請求棄却(日刊スポーツ)
K―1元社長の請求棄却・元イトマン常務への損害賠償(日本経済新聞)
石井元社長の賠償請求を棄却 K―1「脱税工作」訴訟(朝日新聞)
脱税事件で実刑判決を受け上告している格闘技「K―1」の企画・運営会社元社長・石井和義被告(52)が「脱税工作資金として渡した金を着服された」として、同事件で有罪判決が確定した中堅商社・旧イトマンの元常務、伊藤寿永光(すえみつ)・元被告(60)に対し、計約3億7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、東京地裁であった。永野厚郎裁判長は「石井元社長は伊藤元常務から金をだまし取られた」と認定したが、「このような行為を救済すれば将来、同様の違法行為を助長するおそれがある」と述べ、請求を棄却した。
永野裁判長は「巨額の脱税という反社会的行為を実行する過程で共犯者の裏切りによって生じた財産的損害を司法制度を利用して回復しようとするもので、健全な道徳感情に著しく反する」と述べた。
判決によると、石井元社長は01年に国税局の調査を受けた後、伊藤元常務に対応策を相談。元常務の助言を受け、「ボクシング元世界王者の招致に失敗してバングラデシュ国籍の男性(34)=有罪判決が確定=に多額の違約金を支払ったように見せかけ、経費に計上する」という工作をすることを決めた。石井元社長は伊藤元常務に少なくとも4億3500万円を渡し、男性に偽装工作資金として渡すよう依頼したが、伊藤元常務はこのうち少なくとも約3億5000万円を自ら着服した。
石井元館長の名前が久々にマスコミに登場。各紙が一斉に報じております。
これって肝心の石井元館長の脱税の件での裁判じゃなくて、脱税工作資金を騙し取られたから返せ!っていう裁判なんですよね。石井元館長は被告じゃなくて原告。同じ悪人でも上には上がいるんですねぇ(苦笑)。
それにしても天下の石井館長を騙すのも凄いけど、脱税指南料が少なくとも4億3500万円って、ほとんど劇画の世界というか浮世離れしすぎだろ(;・∀・)。最近、殺人を依頼してお金も振り込んだのに一向に実行されないから警察に相談した人がニュースになったけど、それに近いものがあるな。アンタも悪いんじゃん!ってな感じ。
肝心の脱税の件で石井元館長の刑が確定するのって何時なんですかね? なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ(by孫悟空)。
なんかK-1の脱税のことがこの本に詳しく載ってるみたいですよ。
脱税の決算書 田中角栄~堤義明の逃税学
感想を書いているブログはこちら。
脱税の決算書。(どうでもいいこと。)
これは石井元館長も田中角栄や堤義明レベルの大物になったってことですかね? おそらくこの人、塀の中に入ってもK-1の運営の指示出すんだろうなぁ。例えばこんな感じで。
面会室に訪れる谷川貞治&角田信朗。ガラスの向こうには石井和義氏。
「今年の大晦日は清原vsバンナの番長対決がいいと思うんですけど、いかがいたしましょう?」
「いや、そしたらバンナが確実に勝ってしまうから曙の方が良くないか?」
「なるほど、さすが館長!」
「しかも清原の方は1ラウンド中に1回だけバットを使ってもOKという特別ルールにしたら、もっと盛り上がるぞ」
「いやぁ~、素晴らしい! やはり我々凡人の企画力では館長の足元にも及びません!」
うーん、本当にありそうだから怖い。
参考記事
石井和義元館長の納税額はタモリやさんまより上!
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