Finding Fedor(Sherdog)
Sherdogがヒョードルのこれまでの生い立ちについて3ページに渡って書いているのですが、最後のページでUFCを選択しなかった理由について語っています。これまでは、コンバットサンボの試合への出場禁止、他のレッドデビルの選手との契約をUFCが拒否、というのがありましたが・・・。以下、変訳。
"I never met Dana White, never spoke to him on the phone, never exchanged e-mails," Fedor said. "However, I did read a lot on the Internet about what he said in regard to me and Vadim []. I also read e-mails that he sent to Vadim; all of his correspondence was very upsetting. The contract that we were presented with by the UFC was simply impossible, couldn't be signed -- I couldn't leave. If I won, I had to fight eight times in two years. If I lost one fight, then the UFC had the right to rip up the contract. At the conclusion of the contract, if I am undefeated, then it automatically extends for an as yet unspecified period of time, though for the same compensation.
"Basically I can't leave undefeated. I can't give interviews, appear in films or advertising. I don't have the right to do anything without the UFC's agreement. I could do nothing without the OK from the UFC. I didn't have the right to compete in combat sambo competition. It's my national sport. It's the Russian sport, which in his time our president competed in, and I no longer have the right to do so. There were many such clauses; the contract was 18 pages in length. It was written in such a way that I had absolutely no rights while the UFC could at any moment, if something didn't suit them, tear up the agreement. We worked with lawyers who told us that it was patently impossible to sign such a document."
(変訳)
「私はダナ・ホワイトとは会ったこともなければ、電話で話をしたこともありませんし、メールのやりとりをしたこともありません」と、ヒョードルは言いました。「しかし、彼が私に関して言った内容についてはインターネットとワジム会長を通じてたくさん読みました。私も、彼がワジム会長に送ったメールを読みました。その内容の全ては、大いに問題がありました。我々がUFCと契約することは不可能で、サインすることができませんでした-私は止めるしかありませんでした。私が勝ち続けた場合、2年で8回も戦わなければなりませんでした。しかも、私が1試合でも負けた場合、UFCには契約を破棄する権利がありました。契約内容には、私が無敗であり続ける限り同じファイトマネーで自動的に契約が延長されるという条項が盛り込まれていました」。
「基本的に、私は無敗でUFCを離脱することができませんでした。私はインタビューをすることも、映画や広告の仕事もできません。UFCの合意なしでは何をする権利もありません。私は、UFCからOKなしでは何もすることができません。私には、コンバットサンボの大会に出場する権利がありませんでした。サンボは私の国技です。それはロシアのスポーツであり、大統領も参加したことがあります。そして、私にはその権利も失います。契約書は18ページありましたが、その多くはそのような理不尽な条項でした。私には全然権利がない書き方がされており、UFCにとって不都合なことが起きた場合は、契約を破棄することもできました。我々は、そのような文書にサインすることは絶対に不可能であると弁護士に話しました」。
これ何か別のソースで聞いたことあるかもしれない・・・。ただヒョードル自身が明言したのは初めてかも。これが本当だったらUFCは随分と理不尽な要求してたんですねぇ。他のファイターもこういう内容なのでしょうか。
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というアメ公の理屈なんでしょうね。
シウバが媚を売ってヒョードルの事を悪く言ったりゴマすりしてるのが悲しい・・
PRIDEみたいに調整試合や対策を取ると言う名目で雑魚と戦わせて貰えない事が不満なだけでしょ?
UFCのマッチメイクは兎に角厳しいし。
勝ち続けた場合と書いているけど、怪我した時に出ろと言う話でも無いだろうし、悪の帝国ZUFFAだと思ってるPRIDEファン目線では「理不尽」なんでしょうが。
契約打ち切りもPRIDEだってつまらない選手は干す訳だし、そこを取り上げるのも…。
UFCはモンソンみたいな選手でも一応王者戦は組んで貰えるし、それ考えたら興行なんて洋の東西問わず非道なもんでしょ。
クートゥアの話はまたちょっと違っていて、労働条件闘争なのでこれと並べるのはどうかなあ。
以前rAwチームを辞めたのもマネジメントに関する事だった訳だし。
>で雑魚と戦わせて貰えない事が不満なだけで
>しょ?
この記事から、どうしてこの結論に行き着くのか、この人の頭の中身を見てみたいものだ(笑)。
プライド信者にもおかしい奴はいるが、最近はアンチプライドの方にほとんど被害妄想みたいなキチガイが多いですよね。
この文面から行くと、初っ端に負けたらもうサヨウナラできることってことでしょ?
それに、ヒョードルはCM(ロシアでは牛乳?、韓国でもやってたよね)とか、いろんな副業が出来なくなるのは嫌なんじゃないの?
まあ、PRIDEは幻想を旨く作っていたというのは事実だと思うし、それは賛否両論じゃないの?
(俺は好きですよ)
「1試合でも負けた場合、UFCには契約を破棄する権利」
「無敗であり続ける限り同じファイトマネーで自動的に契約が延長される」
これだと勝ち続けていても、永遠に金額が上がらず、契約試合数をこなしても、同額で更新されつづける。そしてコマンドサンボも永遠に出来ない。
もし一度でも負けたりすれば、解雇や減額をUFCが一方的に決められる。ヒョードル側は何ひとつ言えない。
最悪な契約ですな。
「勝っても負けてもいい事ナシ」です。
真っ当な複数試合契約とは、勝とうが負けようが、契約した試合数を契約時のファイトマネーで消化するというものです。
チャンピオンクラスなら大体年間2、3試合ですから。
そういうことになるかもしれませんね。
>xxさん
金額自体は破格だったと思います。ただ自由が無さ過ぎるのは・・・。
>ジョンさん
そして契約しなかったら悪口と(笑)。
>しんさん
「ヒョードルはクレイジー」はシウバも言い過ぎましたね(苦笑)。まさか日本語に訳されるとは思ってもいなかったでしょう・・・。
>Yさん
あ、そうでしたか。最近いろんなインタビュー読んでるせいで忘れがちです。
>ふにゃらさん
ヒョードルの主張を訳したまでなのでそういう言い方されても・・・(苦笑)。まぁ「理不尽」としたのは私ですが、ヒョードルの主張を訳したらこの言葉が思い浮かびますわな。もちろんUFCサイドの主張を発見したら掲載するつもりですよ。
>絶句さん
まぁまぁ、お手柔らかに・・・。
>koaraさん
どうやら「負けたら即終了可」で合ってるようです。そんな契約内容を提示した選手はヒョードルだけでしょうね。あと本気で契約する気あったのかなぁとも思ってしまいます。
>ルターさん
普通はそうでしょうね。ちなみに当ブログはコメントが反映されるのに時間が掛かるので連続投稿されなくても大丈夫です。
>ROMさん
確かにヘビーローテーションになってしまいますよね。
多大な損害をしょうじさせてしまいましたからねw
おそらく最近のUFCの大型契約で成功するのは、
レスナーの獲得だけなんじゃないんですかね?
ボクは格闘技以外のスポーツをあまり見ないので分かりませんが…
ヒョードルが大物であるがゆえに理不尽と感じた部分はあるかもしれません。
>カタスさん
レスナーはフランク・ミア戦で惨敗しなければいいんですけどね・・・。
>プジョさん
野球やサッカーは移籍が当たり前ですから、比較するのは難しいんじゃないですかね。
ヒョードルが契約しなかった事にも頷ける
やっぱり「勝ち逃げは許さない」というのがネックだったと思いますね。
>権利がありませんでした
UFCファンには悪いのですが、ここの箇所は今のアメリカを象徴していますね。よその国の習慣は無視してアメリカの力で押さえつけていくという、スピルバーグやジョージ・クルーニーらが嫌う傲慢なアメリカそのものです。
ヒョードルにとって強いロシアを復活させたプーチン大統領が観戦にくるコンバット・サンボ大会(大統領杯)に出場することは名誉です。それを契約で「禁止」されたら怒るのは当然でしょう。金にうるさいロシア人でもお金以上に大切なことはあるのです。どうしてダナ社長はわからないのでしょうか?
大金を出すのにサンボの大会に出てケガでもされたらたまらないという理屈なんでしょうね。「どうしてダナ社長はわからないのか」は分かりません(笑)。