2007年11月30日

『やれんのか!』第2、第3のスーパーカードを占う。谷川代表、今だから明かす2003年の真実etc.

PRIDEオフィシャルBOOK&DVD PRIDE戦士名鑑 激ツヨ大集合! (PRIDEオフィシャルBOOK&DVD)

 “大連立”発表の興奮も覚めやらない『やれんのか!大晦日!2007』情報をまとめます。まずはkamiproHandの『kamiブログ』から。書いてるのは堀江ガンツ氏。

(前略)先週、この『kamiブログ』で「『やれんのか!』開催発表だけでなく、来週、さらなる驚愕の発表が予定されている」と書いたのは、この“格闘大連立”の動きがあったからだ。

会見で谷川代表も話していたとおり、FEGは『やれんのか!』に主催として参加し、全面協力を約束。青木vsJ.Z.カルバンに続き、第2、第3のスーパーカードが、来週、再来週の前半ぐらいにかけて次々と発表される見込みなので、ファンの皆さんは、期待しすぎなぐらい、大いに期待してほしい! その大きすぎる期待にすら、この“大連立”は応えてくれるはずだ。(以下略)

 まるで『やれんのか!』はkamiproが仕切っているのでは!? とすら思ってしまうわけですが(笑)。そうでないとしても、『やれんのか!』に関してはkamipro情報に逆らうと大ケガするでしょうね。どこかの誰かさんのように(笑)。このペースだと毎週水曜日に2、3カードを追加発表していく感じになるのかもしれませんね。

 公式サイトに載っている出場予定選手は以下の通り。

石田光洋
エメリヤーエンコ・ヒョードル
川尻達也
ギルバート・メレンデス
ヒカルド・アローナ
三崎和雄
ヨアキム・ハンセン
ルイス・アゼレド

 「Dynamite!!の方はどうなってしまうのか?」という懸念を無視すると(笑)、可能性はかなり広がる。

やれんのか!大晦日!2007 大連立の成立で夢カードが急浮上(内外タイムス)
 最も気になるヒョードルの対戦候補には、米国の格闘技サイト「MMA WEEKLY」が報じた“韓流大巨人”チェ・ホンマン。さらに元PRIDEファイターと考えれば、現在はK-1王者となったセーム・シュルト、PRIDEからHERO'Sに移籍しているセルゲイ・ハリトーノフや、アリスター・オーフレイム、さらにK-1側との間で契約上の問題があるとはいえ、ボブ・サップも浮上してくる。

 「やれんのか!」の関係者は「まだお話できる段階ではない」と口を閉ざすが、超ド級のファイターがヒョードルの相手として飛び出すことはもはや確実といえそう。

 また、中・軽量級戦線でも、現在はPRIDEからHERO'Sに移籍していながら「Dynamite!」に出場が決定していない選手としてミノワマン、田村潔司、デニス・カーンらがおり、「あのイベントにピリオドを打つ大会」に里帰りを果たすことも十分だ。

 一時期、秋山成勲との対戦案が取りざたされた吉田秀彦も「やれんのか!」と参戦に向けた交渉中。吉田自身は秋山との対戦に否定的だが、K-1系ファイターとのビッグマッチ実現の可能性を秘めている。

 五味隆典に関しても高田延彦統括本部長が自身のブログの中で参戦を呼び掛けるなど「やれんのか!」参戦に向けた動きがあるだけに、HERO'Sミドル級ファイターとプライドを懸けた戦いに臨むことも考えられる。

 MMA WEEKLYの受け売りを堂々と書いてしまう内外タイムスは素晴らしい(笑)。「大阪には行かない」宣言をしている吉田は上がるとすればさいたまの方か。となると、吉田vs.秋山がさいたまで実現してしまう可能性も!? 『kamiブログ』の方では「佐藤大輔ディレクターの煽りVに期待」と書かれていたが、佐藤氏が秋山の煽りVを作ったらどうなるか見てみたいし、しかもハッスル・マニア2007で秋山のパロディーをした島田レフェリーが裁くとなったら・・・(笑)。

 アローナはGRACIEMAGで出場に対し否定的な発言をしているものの、出るとしたら93キロクラスで適当な相手は? 三崎の場合も83キロクラスでは・・・。HERO'Sは85キロクラスがあるので三崎の相手もFEGから出ることになるのではと予想。

K-1&やれんのか!大連立の波紋(内外タイムス)
 しかし、その一方で懸念材料もある。FEGが「Dynamite!」と同日開催の「やれんのか!」を共催することで、肝心のTBSは戸惑いを隠せないのだ。あるTBS関係者は「われわれはダイナマイトに『K-1オールスター』が来るとだけ聞いているわけで、そこをお願いしたい。『やれんのか!』に目玉選手を持っていかれてはたまらない」とやや困惑気味で打ち明けた。

 そればかりではない。今後の「大連立構想」にもキナ臭い火種を含んでいるという。別の関係者が指摘する。「一番のキーマンは前田(日明スーパーバイザー)さんでしょう。谷川さんは報告済みとしているようですが、PRIDEアレルギーのある前田さんが大連立を許すのか。無論、高田さんとの確執もあるでしょうし」

 谷川さんが二元中継をぶち上げた時点で話がついていると思っていたのだが、TBS関係者が困惑気味というのは? まぁ一口に「関係者」と言ってもどのレベルの「関係者」かにもよるわけですが(笑)。現場レベルでは寝耳に水でも上層部では話がついているかもしれない。前田はもうこの際関係ないでしょう(笑)。「大連立」の本当の意味はこれから見えてくると思いますよ。常識的に考えて間違っても谷川さんの暴走ではありません。

BACK STAGE TALK vol.1 谷川×佐伯+笹原 『会えんのか!』(やれんのか!)

 おおっ、公式サイトにこんなナイスな対談が収録されている。

谷川 笹原さんとはね、いつ以来かなぁ? 2003年にボブ・サップが“あのリング”で挨拶をしたことがあったじゃないですか。僕はあれ以降、あの会場には行ってないんですよ。だからそれ以来じゃないかなぁ。
笹原 いや、私が谷川さんと最後にお会いしたのは、『SRS』の番組10周年パーティーですよ。
谷川 ああ、そうだそうだ! あそこの受付で会いましたよね。
笹原 ええ、受付でご挨拶をしました。パーティーの会場内には見えない境界線がありましたから(笑)。
佐伯 ええっ、そうだったのぉ!? たぶん僕、無意識でその境界線を行ったり来たりしてたわぁ……。
一同 アッハッハッハッハ!

 こういう時が来るとはねぇ・・・(しみじみ)。“あのリング”ねぇ・・・(笑)。

──大晦日興行は特に同日開催でしたから、その役目の違いが顕著に顕われてましたよね。
笹原 我々が最初に単独でやったのは2003年ですね。当時は正直、回りを見ている余裕がなかったと思います。
谷川 あの2003年に関して言うとね、僕は“漁父の利”だったんですよ。たぶん笹原さん達は大変だったと思う。あの年はもうひとつの後発イベントとの闘いがあったじゃないですか。でも僕達にはあの時、けっこう時間があったんですよ。じつはね・・・・・・あの時、日テレとフジテレビが開催を決めた時点で、TBSはまだ決まってなかったの。
──えっ、そうだったんですか?
谷川 じつは決まってなかったの(笑)。だって僕はホントに「今年は寝正月だね」って関係者と話をしてたぐらい。あれ、曙の参戦が決まってから初めて放送が決まったんですよ。
佐伯 ほぉ~。

 こんな裏話までサラリと話してくれる谷川さんは素敵です(笑)。かなり長いので全文はリンク先で。『vol.1』となっているから『vol.2』もあるんでしょう。

インタビュー(やれんのか!)

 青木です。なんか五味がもたもたしている間に一気にこの階級の主役になってしまいましたね。うーむ、五味が心配だぁ。

ありがとう、ヒョードル! “皇帝”が帰ってきた!!=kamipro発「ファンの皆さん、素晴らしい大晦日をともにすごしましょう」(スポーツナビ)

 いやぁ、泣けるインタビューですなぁ。皆さんもチケットはお早めに、ということで。

【K-1】12・31山本“KID”徳郁が『やれんのか!』に参戦するJ.Z.カルバンにエール!(GBR)

 「めちゃめちゃ見たい」とのこと。

【パンクラス】“総合格闘技の大連立”について、坂本常務がコメント「話があれば考える」(GBR)

 「話」はあるのかなぁ・・・。 


【その他気になったニュース】
山本“KID”徳郁、寝技世界王者ハニ・ヤヒーラと大みそか激突=Dynamite!! 軽量級のパイオニアとして実力を見せつける(スポーツナビ)
 これも好カード。

猪木氏が事実上GOサイン「安田の生き様を見たい」=12.20IGF(スポーツナビ)
 で、誰と対戦するのでしょうか。

グレート・ムタが1月4日東京ドーム大会へ降臨!(新日本プロレス)
 「新日本マットへの参戦は、2000年5月5日福岡ドーム大会のパワー・ウォリアー戦以来、7年8ヶ月ぶり」とのことですが、武藤が全日本に移籍した時にアテツケでグレート・ムタ(偽物)参戦させたのを忘れたのでしょうか(笑)。

新情報・怪情報(ZERO1-MAX)
 正体バラシしてる。

勝敗予想キャンペーン3(ZERO1-MAX)
 ハワイ旅行が当たる。

SWFの名前は・・・(MONEYzine)
政府系ファンド、国富系ファンドと訳される「SWF(ソブリン・ウエルス・ファンド)」は、別名、NWF(ナショナル・ウエルス・ファンド)とも呼ばれ、市場では「プロレス団体みたい」の声がしきり。

 ジョニー・パワーズは関係ありません。

古代のオリンピック知ってる?(アサヒ・コムきっず)
 競技も今とはずいぶん違うものも多かったよ。4頭だての馬で引く戦車競走や、裸だけど兜(かぶと)やすねあてなどを身につけて走る競技もあった。殴る、ける、首を絞める、骨を折ると、なんでもありの格闘技(かくとうぎ)も。スポーツというよりは、戦いに近かったかもね。古代オリンピックについて詳しく知りたい人はしゃかぽん35号を読んでね。

 こんなこと子供に教えるんだ。

亀田大毅が横綱朝青龍と同日に謝罪会見 視線分散狙いか(サンスポ)
 いっそのこと合同謝罪会見すればいいのに(笑)。

▼人気blogランキング
posted by ジーニアス at 01:49| Comment(2) | TrackBack(0) | やれんのか! | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか最近は分析的な視点が皆無ですね。単なる「やれんのか!」&ハッスルのファンサイトになってしまいましたね。
Posted by み at 2007年12月02日 02:05
>みさん
かなり以前からの読者とお見受けします。ご愛読ありがとうございます。現在ほぼ毎日更新をしていることと、海外情報を扱うようになり翻訳に時間が取られることなどもあり、コラム的な内容は以前より減っているかもしれません。何とぞご容赦下さい。
Posted by ジーニアス at 2007年12月02日 03:40
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
記事検索