2005年09月15日

ブロック・レスナー新日本参戦を草間前社長は反対していた

 書こう書こうと思っていたら遅れてしまったネタですが、忌野清四郎の盗まれた自転車が見つかったのはDDTの事務所が入居してるビルの前だったそうで。

坂井日記 2005年09月08日(木)

 あと、女子プロレスの未来選手(フリー・22歳)が事故でお亡くなりになられたそうで・・・。

未来オフィシャルウェブサイト
未来日記

 最近はプロレス関係者の訃報ばっかりで、かなりアレ(´・ω・`)。天寿を全うしたのならともかく、若くして死去とか自殺とかだもんなぁ・・・。


 さて、ブロック・レスナーの10・8東京ドーム参戦が本決まりになったそうで。

レスナーが10・8新日本参戦!(日刊スポーツ)

 蝶野か藤田とのシングルマッチかな? と思っていたら、今日の記事には・・・。

藤田がIWGP初の3WAY戦に意欲(日刊スポーツ)

 なんじゃそりゃーΣ(゚∀゚;)!! あのさ、こんなカードで客が喜ぶと新日が本気で思ってたとしたら、バカにもほどがありますよ! 素材が良くても料理の仕方が最悪だろ。海原雄山が激怒するぞ。

 あとさ、WWEとの契約の件は本当にクリアになってるのかね? ブラック・アイさんのこの記事読んだら不安が増す一方なんですけど。

WWEに訴えられる→裁判→敗訴→莫大な違約金→新日本倒産ってなことにならなきゃいいけど・・・。

 今年の1・4東京ドームに行ったんですけど、ブロック・レスナーがセイブルと共に花道から現れてもお客さんの反応はそんなに良くなかったんだよなぁ。その前にお客さんがいなかったか(苦笑)。でもって、そのままリングに上がるかと思いきやリングの手前で90度右に方向転換。あー、こりゃ契約でモメてるんだなぁ、と思った次第。

 ところで、タイトルにもあるように新日本プロレスの前社長・草間政一さんは、レスナーの新日参戦に反対派だったんですよね。『知りすぎた、私』では、こんなことが書いてありました。
 テレビ放送の視聴率を上げて、多くの人に新日本プロレスを見てもらう方法についても、考えていることはあった。たとえば、いまもっとも劇的に視聴率を上げるなら、花田勝氏と貴乃花親方をリングで闘わせることだろう。

 ほほう、そうきたか。でもさ、「プロレスを広めていく、発展させていくということは、いかにこういう発想ができるか、ということである」なんて自慢気に言われても、スポーツ新聞や週刊誌の芸能欄でも「大晦日に兄弟対決か?」なんて書かれていたから、誰でも考えつくんじゃない?
 今年1月4日の東京ドームに、猪木さんはブロック・レスナーと奥さんのセイブルを呼び寄せ、リングサイドに座らせた。しかし、私自身は、レスナーの招聘にはそれほど積極的ではなかった。なぜなら、それが観客動員や視聴率アップに大きな影響を及ぼすこととはとうてい思えなかったからである。現在は、有名な外国人レスラーが登場したからといって、それがチケットの売れ行きにつながる時代ではない。レスナーにしても、プロレス業界的には大物だし、WWEを好きな人にとっては新日本参戦は大ニュースかもしれないが、新しいファン層を獲得し、会社を伸ばしていくこととは別の話だ。高額なギャラと経費を考えれば、コストパフォーマンス的に「どんなことをしてでも欲しい!」という選手ではないのである。これはレスナーのレスラーとしてのクオリティとは別次元のことである。

 なるほど、確かにこれは正論だ。昔のようにプロレスファンの絶対数が多い時代ならば、そのファンたちを喜ばす手段としてレスナーは適任かもしれないが、見たい人を増やさないといけないこの時代には不向きかもしれない。
 花田氏vs貴乃花はあくまでも例えに過ぎないが、古いプロレスにしがみついている人なら、世間的な話題よりもレスナーを取ろうとするだろう。そういった考え方が、プロレスビジネスを衰退させてきたのだと私は断言する。余談だが、実は花田氏にはオファーを出したことがある。残念ながら、彼の事業が軌道に乗り、プロレスどころではなくなったため・・・(以下略)

 おいおい、マジかよ!!「CHANKOダイニング若」が失敗していれば良かったのになぁ(笑)。

 また、新日本がTNAと提携するという話にも草間氏は言及。
 まず、もはや外国人レスラーが売りになる時代は終わった。「WWEが日本でも人気になっているじゃないか」と言われるが、あれは団体がパッケージとして来日するから、“アメリカそのままのWWE”を見たいファンが集まる。しかも、滅多に日本に来ないから幻想も高まるのであって、年に2度ずつ定期的に来日するようになったら、すっかりチケットの出足も悪くなってしまっている。
 もうひとつ、彼(サイモン猪木)は外国人レスラーを一人呼ぶことで、どれだけの経費がかかるか、わかっているのだろうか。(以下略)

 乱暴な言い方をすれば、「サイモンよ、そんなに外人を大量に呼びたかったら大規模なリストラを断行して資金を作ってからにしろ」というこみたい。

 この他にも、この本は面白ネタが満載だから、いずれ機会があったら書評してみたい。やらないかもしれないけど(;・∀・)。

 サイモン・ケリー猪木社長! 草間さんの声に耳を傾けてみることも必要ではないでしょうか? もう呼ぶことになったとしても、3WAY戦だけは勘弁して・・・。

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posted by ジーニアス at 23:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 新日本プロレス | 更新情報をチェックする
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知りすぎた、私。
Excerpt: 草間、前新日本社長の本。 藤波はやっぱり「会社の動向を東スポで知る社長だった。」 猪木が未だに飯塚のことを知らなかった・・・。
Weblog: どうでもいいこと。
Tracked: 2005-10-03 00:56
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