2007年10月26日

[追記]ランディ・クートゥア記者会見「私はUFCに対するリスペクトはもうない」。他団体への出場にも意欲を示す

UFC 52: Randy Couture vs Chuck Liddell
Ufc 52: Randy Couture Vs Chuck Liddell


Randy Couture Cites 'I Get No Respect From the Organization' as Reason for Leaving UFC(AOL Sports)
(変訳)ランディ・クートゥアはUFC離脱の理由に対し「団体へのリスペクトがなくなった」というフレーズを用いました

 以下、本文を変訳

Former UFC heavyweight champion Randy Couture had his first press conference today after walking away from the UFC, and he said his primary reason for leaving is that "I get no respect from the organization," specifically UFC president Dana White and the Fertitta brothers, who are the co-owners of UFC.

Although Couture indicated that it wasn't about the money, most of his press conference was devoted to discussing money.

"Chuck Liddell made $17 million last year from his fights," Couture said, adding that his own pay from UFC was "Nothing in the neighborhood of $12-$15 million that was stated" and that the media, specifically Yahoo! Sports, had "stated some grossly inflated numbers about what I get paid."

Couture said "I've had issues with Zuffa [UFC's parent company] since they bought it in 2001." He noted that Zuffa wanted him to sign away his name and image for video games and participate in "ad campaigns with Carmen Electra and all those things," which he didn't want to do.

At one point in the press conference, Couture physically handed the contracts for his two most recent fights to a reporter and said the contracts would show that he wasn't paid anything close to the kind of money that UFC claims he was paid.

When asked whether he was retiring from mixed martial arts, Couture said that he wasn't, that he was simply leaving UFC, indicating that he would like to leave UFC and fight in another mixed martial arts organization.

(変訳)
 今日、前UFCヘビー級王者ランディ・クートゥアは、UFC離脱後に初の記者会見を開きました。そして、彼は離脱した主な理由が「私は団体をリスペクトできなくなった」ということ、特にUFC代表ダナ・ホワイトとUFCの共同オーナーであるフェティータ兄弟であると言いました。

 クートゥアはお金の問題ではないと言いましたが、記者会見の大半はギャラの問題について割かれました。

「チャック・リデルは、昨年試合で1700万ドルを稼ぎました」とクートゥアは言いました。UFCは「契約にしたがって1200-1500万ドルは支払っている」と表明しているとマスコミ(特にYahoo!スポーツ)が報じたために、「それは随分と誇張された数字だ」と反論しました。

 クートゥアは言いました。「彼らが2001年にUFCを買収した時から、私はZuffa[UFCの親会社]に疑問を抱いていました」。Zuffaは彼のネーミングや肖像権を勝手にテレビゲームに売り渡し、「カルメン・エレクトラ(アメリカの女優)の広告キャンペーン」に参加して欲しいと言われました。しかし、彼はやりたくありませんでした。

 記者会見のポイントのひとつは、クートゥアは報道陣に最近2試合の契約書のコピーを渡し、契約がUFCが支払ったと主張する金額に近い額は全く支払われなかったことを示していると言いました。

 彼は総合格闘技を引退するのかどうかを尋ねられた時、そうではない、単にUFCを離脱するだけだと言いました。そして、彼はUFCを去って、別の総合格闘技団体で戦いたいと思っていることを示唆しました。

 今後の身の振り方までは言わなかったようです。

UFC and Spike TV Officially Announce Contract Renewal Through 2011(MMAjunkie.com)

 一方UFCはクートゥアの会見の30分前にSpike TVとの契約を2011年まで延長したことを発表。特にクートゥアの件には言及しなかったようです。

[追記]
Randy Couture: Lots of Little Things Resulted in Resignation(MMAjunkie.com)

 MMAjunkie.comも記事をアップ。AOL Sportsに書かれていない内容を追記すると、

・UFCがヒョードルにオファーしている金額を聞き、自分が軽視されているということを悟った。

・ガブリエル・ゴンザガ戦で勝利ボーナスを得られなかったことにも失望した。

・クートゥアはシルヴィア戦、ゴンザガ戦ともに1試合の基本給25万ドルプラスPPV収益のボーナス約50万ドルしか貰っていないことを証明する契約内容のコピーを報道陣に配布。Yahoo!スポーツの書いていた325-375万ドルよりも遥かに少ない金額であることを主張。

・クートゥアは「あと9ヶ月で契約期間は終了し、契約も無効になる」と主張しているが、ほぼ同時に行われたUFCの記者会見でダナ・ホワイトは「期限切れになるということはない」と主張した。

 AOL Sportsも書いてるが、「金の問題じゃない」と言いつつ結局金の問題だった。でもチャック・リデルが昨年1700万ドル稼いでいるのが本当だとしたらクートゥアとあまりにも差があるんですけど・・・。

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posted by ジーニアス at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | UFC | 更新情報をチェックする
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