2007年10月16日

ワールドビクトリーロードとPRIDE残党の関係について~五味復帰の舞台じゃない?

ドン・キホーテ 闘魂経営
ドン・キホーテ 闘魂経営


【ニュース】総合格闘技協会&新格闘技プロモーション発足会見全文(1)(GBR)

【ニュース】総合格闘技協会&新格闘技プロモーション発足会見全文(2)(GBR)

【ニュース】総合格闘技協会&新格闘技プロモーション発足会見全文(3)(GBR)

 4つ下の記事で速報したワールドビクトリーロード会見。フタを開けてみれば実に怪しさ満点の団体であることが判明しました。国際レスリング連盟副会長&日本レスリング協会会長・福田富昭氏、木下工務店社長・木下直哉氏はいいとして、ドン・キホーテ会長の安田隆夫氏は写真を見てもうさん臭さが滲み出てるというか(笑)。いや、吉田道場や女子レスリングのスポンサーだし、最近は内藤大助のスポンサーにもなったりと格闘技好きなのはありがたいですけど。

安田隆夫副会長
「現在総合格闘技という競技は、ある意味ではマイナーなスポーツとして認識されております。しかしながらそのスポーツに従事する競技者の数、またそれを支えファンの数、その裾野においては極めてメジャーなスポーツであります。にも関わらずスポーツとして競技体系が成立していないが故に、メディアの取り扱いも極めて限定的な状況であります。皆様のようなスポーツの専門誌、および格闘技雑誌は大きく載っております。しかし一般紙、あるいはNHKのスポーツ欄に、真剣勝負であるにも関わらず全く取り上げられておりません。

 言ってることがSWSの田中八郎氏と大差ないような気がする。熱意は感じられるが。

――大会に出場させたい選手や確保している選手はいますか?
木下「選手についは現在交渉中です。発表できる段階ではありません。素晴らしいイベントにしたいと思うので、皆様が望む以上の選手を確保したいと思います。その時にまた発表します」

――第1回大会はいつぐらいに開催予定ですか?
木下「具体的な日にちは決定していません。近々イベント開催の日にちを発表したいと思います。そんなに遠くのことではありません。今回、会見を開いたのは1日でも早く『こういった動きがあるんだ』というのを伝えるためです。

 出場選手を全く発表しなかったというのは、船出から苦戦を予感させる。第1回大会は噂では来年2月と言われており、大晦日ではなさそう。

――PRIDEを運営していた旧DSEの社員を引き継ぐ考えはありますか?
木下「このイベントに賛同していただき、優秀な方であれば大歓迎で受け入れることは出来ます。引き継ぐという考えはありません」

 PRIDE残党の影もなかった。

――PRIDEが反社会的勢力との関係を取り出されて崩壊するという形になりましたが、どうしてもプロの格闘技にはそういったイメージが残っています。コミッションと興行会社を分離したのは、社会的なイメージを変えたいという想いがあってのことなんでしょうか?
福田「そうです。どうしても格闘技や興行の世界ではそういう部分を取り出されてしまうので、公明正大にやっていこうと思いました。検証する機関があったり、キチッと住み分けしたシステムになりました」

 公明正大はいいことだが・・・。

 感想。記者会見に出席した御三方の他に馳浩や具志堅用高も副会長や理事に名を連ねており、“お偉いさん”は揃っているが実体が何も見えない。肝心の選手が集結しないことには意味がない。

総合格闘技を盛り上げろ! 「日本総合格闘技協会」設立=ワールドビクトリーロード PRIDEをしのげるか!? 総合格闘技界に新規参入(スポーツナビ)
 福田会長はこの日の会見で「レスリング協会はプロとアマの境がありません。アマチュアレスリングとの提携も大いにあり得ます。現役のメダリストも希望があればやってもいい」と、方向性を説明した。実名こそ挙げなかったが、プロ格闘家としてHERO’Sで活躍する山本“KID”徳郁が、北京五輪の日本代表を目指し、今年1月アマチュアレスリングの全日本レスリング選手権に出場した例は記憶に新しい。そうなると、もともとレスリング出身でレスリング協会との関係が深い五味隆典も、主戦場のPRIDEを失っただけに、今後の動向に注目が集まりそうだ。

 スポナビさんはこう書いてるが、五味との関連性には疑問符が残る。

大みそか五味vsKID夢対決急浮上(デイリー)
 PRIDEライト級の舞台で最強の座を誇った男が、リングに帰ってくる。五味は「大みそかに必ずどこかの舞台でやるでしょう。ドリームマッチを期待してもらっていいですね」と明るく笑顔で宣言した。

 「相手は日本人じゃないと面白くないでしょう?世間の人の興味も考えて、すごいヤツを」とイメージを語った。大みそかは「Dynamite!!」の開催が決まっている。五味参戦となればこれまで実現しなかったPRIDE対HERO’S、K-1勢との闘い-つまり対KID、対魔裟斗が“世間の興味”をひく対戦だ。

 五味はまず「オレは総合の人間。おっかなくってできない」と魔裟斗との対戦はやんわり否定。現実味を帯びるのがKIDとの夢対決で、体重60キロ台前半がベストのKIDと、73キロで闘ってきた五味との間で条件面で折り合いがつくかどうかがカギとなる。

 五味の方は「大晦日」と明言している。となると復活の舞台はワールドビクトリーロードではない!? かといってKID戦も無理があると思う。体重で折り合いがつくわけがない。

 そして、東スポにはこんな記事が載っていた。

 また五味も「これから何個かいろんな団体が立ち上がるという噂を聞く」と言うように、PRIDE解散を機にいろいろな動きが出ている。とりあえずK-1系以外で当たっていない同クラスの日本人を考えると青木の名前も浮上する。

 そして、内外タイムスはこういう書き方をしている↓
五味隆典 大みそか日本人夢対決へ。対戦相手にKID、宇野、所、青木が急浮上!(内外タイムス)
 大晦日に五味vs青木が実現したら面白いことになるのは確か。その舞台がワールドビクトリーロードなのか、Dynamite!!なのか、それとも「何個かいろんな団体が立ち上がる」中の一つなのか・・・。旧DSEの社員の動きも気になるが。

新団体?佐伯代表大みそか興行示唆(スポーツナビ・2007年10月11日)
 また、会見の冒頭では佐伯代表が「31日(大みそか)は埼玉にいるんじゃないかな。(埼玉で)年を越そうかなと思います」と発言。旧PRIDE系関係者が当日のさいたまSAを押さえており、年越し興行開催をほのめかした。

 結局五味復帰の舞台はここが本命なんじゃないですかね。高田道場のイベントに参加したということが暗にメッセージを発信している感じだし。となると、ますますワールドビクトリーロードって何なんだ? ってことになるわけですが。

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posted by ジーニアス at 03:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 戦極 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結局、具体的な事は何一つ決まってません、てことでしょうか?
Posted by ニシ at 2007年10月16日 23:10
>ニシさん
WVRに関して言えば吉田道場以外は何も決まってないでしょうね。PRIDE残党軍に関しては面白くなりそうな感じですが。
Posted by ジーニアス at 2007年10月17日 00:26
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