新日本が韓国に進出することが29日、分かった。菅林直樹社長(43)が、11月9日のソウル大会開催と、年内の韓国支社設立へ向けて動いていることを明かしたもの。5月にOBの星野勘太郎氏(63)の紹介で韓国AWFに金本浩二(40)らが参戦した際、同社長が韓国ファンの、日本のプロレスへの知識と期待の高さを目の当たりにしたことがきっかけとなった。将来的には、韓国でのG1開催も目指す。
新日本が韓国に市場を拡大する。過去の海外大会は単発でのものだったが、今回の「進出」は11月9日に予定されるソウル大会だけではない。菅林社長は来春にも継続して大会を行うため、年内にも支社「NJPWコリア」(仮称)を設立する方針だ。
(中略)
星野氏は「韓国出身の大木金太郎さんが活躍した時代には、韓国内のテレビ視聴率が70%を超えるほどだった。現在は後継者が育たずに低迷しているが、まだ復活の可能性はある」と期待する。実際、崔洪万が参戦するK-1や米WWEの大会は人気で、韓国人の格闘技好きは変わっていないと分析する。
菅林社長は「将来的にはG1の開幕戦を韓国で行うことも可能だ」と団体の看板大会の開催まで想定している。一時の低迷で縮小傾向だった新日本が、業界の盟主復活への足がかりを、韓国に求める。
星野氏が新日本韓国大会の難しさを指摘(日刊スポーツ)
国内で新日本のプロモーターを務める星野氏は、文化の違いによる韓国大会の難しさも知っている。国内では自らチケットを売る同氏だが「韓国には前売り券を買って大会を見に行く習慣がないから、営業もできないんだよ」と言う。当日まで、いかに大会をPRできるかが勝負になる。それでも「地道に試合を続けていくのが成功への近道。テレビ放送のPR効果も出てくるはず」と話した。
ストロングマシンが「韓国の熱狂すごい」(日刊スポーツ)
5月25日のAWFソウル大会に参戦したブラック・ストロングマシン(50)は、AWFのユン・ガンチョルとのシングル戦にわずか9分32秒で快勝。「韓国の選手は気迫はあるけど、受け身などの技術は、いまひとつだったね」と振り返る。大技を出す割には基礎が不足していると感じた。一方、韓国のファンには「数は決して多くはなかったけど、熱狂ぶりはすごい。試合もやりやすかった」と歓迎した。
なんだかツッコミどころが多そうなのですが、本当に大丈夫なのでしょうか。韓国のプロレス人気は日本よりも終わっていると言われているだけに。
そもそも5月25日のAWFソウル大会は本当に盛り上がったのかは、こちらを見ていただければ一目瞭然。
AWF 5.25ソウル大会感想(韓プ 2007年05月27日)
観客数は多めに見積もって450~500人。新日オフィシャルサイトでもほぼ同じ発表だが、実数だと思う。
真壁・矢野の狼藉パフォーマンスなど、ムリヤリな煽り記事をアップしていた新日オフィシャルサイトだが、観客数の発表は律儀だ。
【追記】
いま見直したら、観客数が「3800人(主催者発表)」と書き換えられていた。
律儀、取り消し。ダメだこりゃ。
リンク先に会場全景の写真が載っているのだが、これは酷い(笑)。会場はそれなりの規模なのに客がいない。しかも「いちばん沸いた試合が、3番目の浜田文子や伊藤薫が出たタッグマッチ」だったそうで。北朝鮮の『平和の祭典』も永島勝司氏によると猪木vsフレアーを除けば女子プロレスが一番盛り上がったらしいし、重厚な試合よりも派手な試合の方が一見さんにはウケがいいのでしょう。
現状がこんななのにどうプロモーションして盛り上げるかは現地のテレビ放送に懸かってくるのでしょうが。
また、「韓国には前売り券を買って大会を見に行く習慣がないから、営業もできないんだよ」と言う星野総裁にも韓プの管理人さんがツッコミ。
WWAが10月に、新日が11月にソウル興行?(韓プ)
韓国は日本以上にネット普及率が高い(=ネット依存度も高い)ので、ここ数年はチケットの前売りをネットで決済するのが当たり前になっている。
数年前にソウルで行われたWWEの初回興行は、ネット前売りだけでチケットが完売したほどだし。
まあ、韓国のプロレスはぶっちゃけ不人気興行だから、たしかに営業努力をしなければチケットが売れないと言えばそれまでだが。
2002年のサッカーワールドカップの時は「韓国人は前売券を買う習慣が・・・」と言われていたし、2004年のパンクラス韓国大会がドタキャンになったのも前売券が全く売れなかったからと言われてますが、時代は変わってきたじゃないですか。もっとも今パンクラスが韓国でやったとしても結果は同じでしょうが(苦笑)。
話を新日本に戻すと韓プさんの記事を全文読まれれば11.9がどれだけ厳しいかということもお解りいただけると思うので・・・。それはそうと草間さんが開拓したイタリアにはもう行かないんですか?(笑)
【その他気になったニュース】
スポーツ興行もファンドの時代に -「蝶野王国2007」興行を証券化-(ストックステーション)
三田証券社長・三田邦博氏が「蝶野王国」について語っています。
「蝶野王国」公式WEBサイト
公式サイト見て気がついた。トップページに「キングダム[第一章]が遂に幕を開ける!」とキャッチコピーがあるが、プロレス界で「キングダム」はあまりいい意味ではないよ(苦笑)。
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9月2日フジテレビ系『メントレG』で坂田亘と小池栄子さんの知られざる真実が明らかに!!(ハッスル)
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お幸せに。
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なんだこりゃ。ハッスルとデイリーは仲が良いですな。
星川選手(ZERO1-MAX)
FOSに訪問できるまで回復しました。
IGF猪木が旗揚げ第2戦に向け会見(日刊スポーツ)
IGFを率いるアントニオ猪木が30日、旗揚げ第2戦の名古屋大会に参戦する田村潔司、大久保一樹、中村大介とともに会見した。田村は6月の旗揚げ戦では同じU-FILE CAMPのメンバーとのタッグ戦で出場したが、今回はシングル戦を行う。猪木は田村を「手が合う相手とかは関係なく、すごい相手を考えている。敵前逃亡するなよ」と挑発。一方の田村も「生まれ育ったUWFのスタイルで戦う」と猪木の前でも頑固な姿勢を崩さなかった。
すごい相手? 今回は大型選手が多いからなぁ。
開幕戦は健介組vs.小島組、武藤組vs.TARU組のダブルメーン=9.16全日本プロレス(スポーツナビ)
ザック・ゴーウェンは武藤組に。
みちのくプロレス「第4回ふく面ワールドリーグ戦~トーナメント1回戦~」(スポーツナビ)
サスケもデルフィンも敗退。
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