でもって同じく明日からは『兜王ビートル』がいよいよ公開! でもさ、この映画って公式サイト見ると今のところ上映が予定されているのって東京・大阪・京都の3つの劇場だけ・・・しかも東京で唯一上映する渋谷シネ・ラセットって座席数が40・・・しかも上映時間は70分・・・うーん、いかにもチープだ(苦笑)。こういう映画ってどういうところから儲けが出るんでしょうね? ちなみにこの作品の監督は『いかレスラー』を監督した河崎実さんです。
あと大阪プロレスの“兜王”ビートルも15時30分から初日舞台あいさつする予定。行きたい方は是非どうぞ。もっともほとんどの人が中川翔子目当てに行くんだろうけど(笑)。ちなみにこの人、中野ブロードウェイが大好きなことで知られているオタクなアイドルです(笑)。
そしてそして、高山善廣と橋本真也が出演している『魁!!クロマティ高校THE★MOVIE』が7月23日から公開されます。一時は公開危うし!?って感じだったんですけど、クロマティさんが映画差し止め仮処分を取り下げたので、無事公開される運びになりました。
この作品、高山は出番が多い役のようですけど、橋本は本人役でワンシーンしか登場しないらしい。しかもこんな格好で(笑)。不謹慎かもしれないけど笑ってしまうなぁ。でも笑う方が本人への弔いになると思います。
もうひとつ。ちょっと古いネタですが、小島聡が映画に出演します。
3冠王者小島が小学校の先生に(日刊スポーツ)
3冠王者が小学校の先生になった! 全日本の3冠王者小島聡(34)が、映画「MAZE ~南風~」に小学校教師役で出演する。03年12月に公開された「実録ヒットマン 北海の虎・望郷」に続いて2作目の映画出演。岡田主監督は「この役は小島さんしかいなかったし、イメージ通りだった」と絶賛した。撮影は既に終了し、今秋にも劇場公開予定。リングの外でもビシッと決めている。
小島の笑顔がいい。心温まる映画の「優しい」小学校の先生役が似合っている。髪を黒く染め、七三分けにすれば立派な? 体育の先生だ。小島演じる吉井武先生は、イタズラする生徒にラリアットをたたき込むなんてことはなく「バカヤロー!」とほえることもない。
プロレスラーの映画出演といえば判で押したように野蛮に暴れる役柄ばかりなんですけど、今回は違うみたい。プロレスラーもこういう演技できるんだよっていうのを見せてほしいですなぁ。
ところで、どういうわけか2004年はプロレスを題材にした映画がやたらとあったんですよね。プロレス界は不況なのに(笑)。
『ワイルド・フラワーズ』
『いかレスラー』
『大阪プロレス飯店』
『MASK DE 41』
『お父さんのバックドロップ』
『あゝ! 一軒家プロレス』
ざっとこんなところ。本当に面白い作品は少ないですけどね(苦笑)。個人的には『ワイルド・フラワーズ』がツボにハマッたなぁ。
プロレスの映画って実は結構難しいんですよね。ヤオガチ論を無視するか無視しないか、しないとしたら、そこの部分をどう描くかによってすごくセンスが問われますからね。プロレスファンはそういうのにホントうるさいから(苦笑)。かといってあまりにもマニア向けにしてしまうとプロレスをよく知らない初心者にはチンプンカンプンになってしまう。
その点『ワイルド・フラワーズ』は最初はやる気のない2代目社長が「どうせプロレスって八百長なんでしょ?」って言ったり、団体のために負けブックを飲むかどうか悩んだりなんていうヤバイところまで描かれてるんだけど、結末は大感動。初心者は「プロレスを観に行きたくなった」と思わせ、マニアもプロレスの素晴らしさを再認識させるという内容になっているんだな、これが。別にオレはこの映画の関係者じゃないからね(笑)。
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