故・橋本真也さんについて(3)
“GK”金沢克彦氏がそっとボクに教えてくれたことがある。
なんでも去年、橋本選手をインタビューした時、ポロッとひとこと「オレって死んでしまった方がもしかしたら楽になるのかなあ…」と言ったというのだ。
本音なんか冗談なのか? 今から思うとそれも一つの謎である。
マジですか・・・。
今日の夕刊フジにはこんなことが書かれていた。
橋本さん前妻「ただいまと帰ってきそうで…」 「不倫も離婚の原因の一つ」(夕刊フジ)
急逝・橋本真也さんめぐる「2人の女性」の存在 再婚考えていた… (夕刊フジ)
プロレスマスコミではないだけにスキャンダル色が強い書き方。それにしても「宇宙戦争」のプレミア試写会に夫婦同然のように一緒に来場してたとは知らなかった。これが最後の公の舞台になってしまったわけか。
さて、久しぶりに週刊プロレスと週刊ゴング両誌を買ったが、さすがに締切直前の訃報だったせいかどちらも報じているのは1ページ止まり。しかししかし、ゴングの方はビッグな予告が載っていた。
なんと7月27日発売の1084号はDVD付きで540円。その収録試合は伝説の橋本真也vs栗栖正伸!! 新しいファンはご存知ないと思いますが、'90年8月1日~7日に後楽園ホール7連戦という今では信じられない興行があったんですよね。この7連戦の主役は完全に闘魂三銃士で、橋本はシングルマッチ6連戦、武藤と蝶野はタッグを組んでタッグマッチ6連戦。そして最終日は三銃士がトリオを結成して6人タッグマッチというマッチメイクだったんだよなぁ。
そしてこの7連戦のベストマッチ、というかプロレス史に残る名勝負になったのが3日目の橋本真也vs栗栖正伸だったというわけ。この試合で橋本はヒザを破壊されて、それ以降ずーっと橋本はヒザの古傷と闘うハメになったことでも知られています。
前田vsアンドレ同様、この試合も裏ビデオから表DVDへと陽の目を見ることになったわけか。それにしてもこの企画が決まる前は橋本がこんなことになるとはゴングのスタッフも夢にも思っていなかったわけで・・・タイミングがあまりにも良すぎるよなぁ。この号の週刊ゴングは久しぶりに売れるでしょう。これで540円は安いもん。皆さんも買って損はないと思います。ってオレはゴングの回し者じゃないよ(笑)。
今日福岡で行われたハッスル10の詳細はこちらを参照して下さい。
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