格闘家・赤沢幸典が平本蓮のドーピング疑惑について長文を投稿「朝倉戦でのドーピングの効果は絶大でした」「僕は平本にドーピングを教えていたので確実に証拠があります」(2024年08月29日)
続報・赤沢幸典が平本蓮のドーピング薬の振込画像をアップ(2024年08月30日)
榊原信行CEO「ドーピングの検査結果を踏まえて、来週後半までには記者会見を必ず実施します」(2024年08月31日)
渦中の平本蓮が9月2日夕方に都内で緊急記者会見/弁護士2人が同席予定(2024年09月01日)
こちらの続報。
平本蓮がドーピング疑惑否定「自分は一切やっていない。お願いした事実は全くない」 白のスーツ姿で緊急会見 https://t.co/Y97LSRy3NM #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) September 2, 2024
平本蓮が都内で記者会見を開きました。
格闘家の平本蓮(26)=剛毅會=が2日、都内で緊急記者会見を行い、SNS上で広がっていたドーピング疑惑を全面否定した。白地に細いストライプのダブルスーツ、白いシャツ、赤いポケットチーフのいでたちに、眼鏡姿で登場した平本に加え、のぞみ総合法律事務所の吉野弦太、成豪哲弁護士が同席した。
平本は冒頭に「自分の口から話したいと思ってこの記者会見を開きました。今回の騒動で、すごいお騒がせしている件についてRIZIN、引退をかけて戦ってくれた朝倉選手、足を運んでくれた観客の皆さん、格闘技のファンの皆さんにこの騒動でご心配をおかけしたなと思っています。自分は一切、ドーピングに関するようなことはやってもいませんし、自分からドーピングをお願いしたような事実は全くありません」と、疑惑を否定した。
平本を巡っては今月に入り、7月に行われた「超RIZIN.3」のメーンイベントで朝倉未来に勝利した試合において、SNSなどで平本がステロイドを使用したとする真偽不明の音声データが拡散。28日になりDEEPなどに参戦している格闘家の赤沢幸典が自身のXで平本にドーピングを指南したと告白し、波紋が広がっていた。
平本は赤沢から入手したサプリについて「6月に(別の人から)今は風邪薬でもドーピングにひっかかるから使用しない方がいいと言われて、使用しなかった」と説明。注射については「アイルランドに行く予定だったが、1カ月ぐらいして右膝の靱帯損傷で一時は歩けないぐらい大きなケガをした。予定より1カ月早く日本に帰って試合に向けたトレーニングをした。試合まで1カ月を切ったくらい。試合も飛ばせないし、何か案はないかとフィジカルトレーナーに訊いたところ、注射を勧められて7月に自分で数回打った。ドーピング検査は問題ないと。フィジカルトレーナーを信頼していたので数回使用しました」と、語った。
そして改めて「赤沢さんのXへの投稿にあった、ドーピングを教えてほしい、セコい技を教えてほしいと言ったことは一切ありません。僕は正々堂々と戦ったし、フィジカルトレーナーを信頼してホントに死ぬ気で練習いました。自分からそんなバカなことを朝倉未来選手との試合でするなんて、僕は一切ありません」とドーピングを否定し、「検査結果はまだですが、僕は必ず白だと思っています。今は検査結果を待ちたいと思います」とした。
ドーピング全面否定の平本蓮「そんなバカなことを朝倉未来選手との試合でするなんて一切ありません」赤沢の告発には「信じられない気持ちでいっぱい」(デイリー)
赤沢の告発については「赤沢さんとの出会いはMMAデビューして間もない頃、2021年くらい。落ち込んだ時はメールで励まされて、2試合ほどセコンドについてくれたこともある。2試合とも勝利し、とてつもない信頼感があった。今でも(告白が)信じられない気持ちでいっぱいです」と語り、「いきなり錠剤のスペア、平本連という言葉が入った電話が来て、モヤモヤするなと自分の中ではあった。8月20日公開されたのを見て、モヤモヤがやっと晴れた。今でもあまり思い出したくもないし、正直信じられませんでした。何か特別な事情が赤沢さんの方にあったじゃないか。ホントに赤沢さんが自分を電話で…信じたくないし、信じられない。今でも赤沢さんを心配している気持ちもあります」と、思いを吐露した。
疑惑否定の平本蓮 朝倉未来への思い「正々堂々戦った。騒動でご心配をおかけした」赤沢の告発に弁護士「虚偽あれば名誉毀損なり得る」【一問一答】(デイリー)
-会見したのは
平本「検査結果の前に記者会見を開いた方がいいと思った。あまりにも騒動が大きかったのでしっかりと記者会見をやろうと思いました。自分の口から早く言いたかったので。RIZINより早く発表したかったので」
吉野弁護士「(補足)平本選手が自らの口で、SNS対SNSでやるんじゃなく、直接、直に伝えたいという思いから、会見の場を設けた」
-赤沢さんがアップした動画は実際の会話?
平本「自分との会話の内容です」
-会話の内容は
平本「さっきもお伝えした通り、(赤沢から)購入して、いろいろと聞いてくる質問が多かったので、むげにできなかったから、話を合わせていた。今は何のことを言ってるのか理解しています。だから使っていないです。さっきも言った通り。赤沢さんから買った物は使っていないです。検査結果を待って、RIZINの指示に従おうと思っています」
-親しい人間が暴露したことが異常だと思うが、そんなことをされる要因に心当たりは
平本「対立関係になるようなことは、全く思い当たらない。何か赤沢さんの方で特別な事情があったのでは。この場で推測で話すのはやめておこうと思います」
-法的手段、赤沢に虚偽があった場合は
吉野弁護士「虚偽があれば名誉毀損だとかそういう問題になり得ると思います。あえて電話を録音してあえて公表した特別な事情があるとすれば、その特別な事情で、法的手段に訴えることもあると思います」
平本「いろんな噂が飛び交っているが、あまり自分からは詮索したくない。特別な事情があるんじゃないかと思うんですが」
吉野「記者会見の趣旨が、憶測だけでSNSで言い合いになるのが間違っているよねというのと、平本選手が事実と認識をしっかり語る場なので、踏み込んだ発言は差し控えたい。今分かってる事実だけでいうと、トレーニングしてる選手との会話を、終わった後になって突然、会話の録音がなされて、ちょっと普通な時系列ではないですよね、と弁護士としては感じざるを得ない。結果を待って弁護士としてやれることはやりたい」
-やっていないという証明は
平本「必要であればその都度、説明と証明をしていこうと思う」
-トレーナーの説明した注射の効能は
平本「ケガの回復を早める。ドーピング検査に違反しない」
-海外でドーピングの誘惑はあったか
平本「見たこともないし、そういうやり取りや話になったことも一度もない」
-ドーピングに対する考え方は
平本「自分は正々堂々と戦った。あとは検査結果が全てだと思う。検査結果とRIZINの指示に従う。まずは待とうかなと思う」
-朝倉未来選手に伝えたいことは
平本「試合自体は正々堂々と戦った。このような騒動を起こしてしまい、というか、騒動が出て、引退をかけて戦ってくれた朝倉選手や朝倉選手の陣営にはご心配をおかけしたと思う」
-最後に赤沢さんと話したのは
平本「最後に話したのが8月4日の電話のタイミングで、20日に出てからは連絡が取れていない」
-会見に関して榊原信行CEOとは話したか
平本「会見するとお伝えしましたが、RIZINの指示で会見を開いたのではなく。深く話してはいません」
-検査結果の公表が後ろ倒しになった理由を聞いてる?
平本「全く聞いていません。ホントにいつになるんだろう。自分はシロだと思っています」
-SNSの使い方は
平本「反省しています。今回の騒動で、あまりにも自分は嫌われていると改めて思いました」
-朝倉未来戦はドラッグテストの対象になると理解していた?
平本「はい」
-赤沢さんがドーピングしていることは気付いていた?
平本「全く分からなかった。赤沢さんがああいうふうに言わざるを得ない状況ではないかと思いたい」
-赤沢の投稿2本目にある、怖い人に暴行された云々は
平本「全くそんなことをするわけはないし、一切そのような事実はありません」
平本蓮 大きくなった肉体は「10週間毎日フィジカルやれば変わる。死ぬ気で努力した」朝倉との再戦は「いつでもやります」【一問一答②】(デイリー)
-体が大きくなった
平本「10週間も毎日フィジカルトレーニングやれば体がデカくなるので。10週間もやればだいぶ変わりますよ。一日三部練なんかもしたし、死ぬ気で努力してきました。それに関してウソはないです。今後の試合でも素晴らしい結果を残すとともに、RIZINを引っ張っていこうと思っています」
-今日まで支えになったのは
平本「ホント、今回の騒動で、自分自身人生で初めて人に裏切られたというか、ホント、ショックなようなできごとだった。妻をはじめ両親、家族、所属事務所の人が動いてくれて、近しい人、信頼している人が自分のために一生懸命考えてくれて、自分は恵まれているなと毎日、考えていました」
-ドーピング違反でない注射とは
平本「信頼しているフィジカルトレーナーから問題ないと言われて7月に数回打った。アスリートとして、自分自身で調べる必要があったと思っている」
-左手の骨折は
平本「骨はくっついているが、全治3~4カ月かかる。もしかしたら年末の試合は厳しいかもしれないが、必ず復活したいと思っています」
-赤沢について
平本「(赤沢さんが)困っていることがあれば、助けられるなら助けたい。(投稿は)ホントに赤沢さんが書いたのかなと。赤沢さんは海外経験も長かったので、そういう(ドーピングの)知識は豊富なのかなと。今回もセコンドに就きたいと言われたけど、赤沢さんの作戦はなかったので。試合前に練習を見に来た時はあった。なんで来たんだろうって大塚さんが不思議がっていたけど、さみしい思いをさせてしまっていたのかなと。どうしても勝ちたかったので勝負に徹したかった。(朝倉未来戦は)思い出作りではなかった。全く関わっていない状態、しゃべっていない状態だったので、距離を感じさせていたのかなと」
-SNSに誹謗中傷でうつになったりは
平本「次の試合かなり注目されるなと思って、Twitter見て楽しんでいました」
-なぜ弁護士に依頼したのか
平本「赤沢さんが自分から仕向けたことじゃないのではないか、後ろに大人がついているんじゃないかなと感じたので、一人で対処できる問題ではないと相談させてもらった」
-朝倉未来との再戦は
平本「いつでもやります」
吉野弁護士「平本選手は後ろ向きになって、過去をほじくり返しての法廷闘争よりは、本来の力を発揮する場で活躍していきたいという思いが強い」
-名前が挙がっている薬物は法的に問題は
吉野「それ(逮捕)は絶対にないと思います」
-赤沢さんが14万円の金額が振り込まれたという画像を公開した
平本「値段だけ言われていたので。僕も購入したので、自分の名前で」
-高額だが中身は。詳しくは聞いた?
平本「とにかくトレーニングの効率を上げるとしか聞いていなかった。確認というか説明を受けた場面は一度もなかった」
-赤沢さんの後ろにいる人たちとは
平本「全く見当もついていない。陰謀かもしれない。この会見が終わってからアクションがあるかもしれない」
-赤沢さん以前にドーピング疑惑が上がった。つながっていると思うか
平本「そこら辺の人間で始まった騒動なのかなと今は認識しています。当時は何のことを言ってるのか分からなかった」
-格闘技でドーピングして勝つということは卑怯だと思うか
平本「僕はなくても全然勝てるという考え方。昔の格闘技と今の格闘技は全くの別物。昔の格闘技にとやかく言う必要はない」
-尿検査に出ないドーピングと言ったのか
平本「僕から尿検査に出ないドーピングを教えてくださいと言ったようなことは一度もないし、尿検査の結果、血液検査、怪しい点があればRIZINの指示に全て従います」
-身の危険を感じたことは
平本「喋れることと喋れないことがある。僕の口から言うことは何もない」
-払い込み票の名前
平本「やましいことは何もないから自分の名前で振り込んだ。赤沢さんを信頼していたから」
-シロでも検査に出ない薬物だと言われる。悪魔の証明じゃないが、こちらから証明することはないのか
吉野「検査結果で判断するのが世界のスタンダード」
-勝手なことを言ってる人が大勢いる。彼らに言いたいことは
平本「薬物中毒者とかいろいろ言われてるので、先生と相談して決めていこうと思います」
吉野「チェックはしていますが、会見の趣旨は彼が正面から説明すると。言論に対して彼の原因で説明して、多くの人に納得していただくというのが彼の目指すところです」
-赤沢さんとのやり取りの中で、どうやってやればいいんですかとか、2日に1回0・5ずつでいいのかとか、ケツに注射しますとか、どうしてどういう言葉が出てきたのか
平本「フィジカルトレーナーと3人の共通認識として話していた内容の延長線というか。(赤沢からのサプリは)梱包材を外した状態で置いてあるという感じです」
というわけで、流出した音声や購入については認めたものの、ドーピング使用に関しては全面否定しています。「検査結果の前に記者会見を開いた方がいいと思った」「自分はシロだと思っています」とのことなので、検査結果が陰性になる自信があるのでしょう。
【RIZIN】平本蓮のドーピング使用疑惑を告発した赤沢幸典がX更新「謝罪してやり直して」 #平本蓮 #赤沢幸典 https://t.co/fDLdDZZkGo
— 日刊スポーツ (@nikkansports) September 2, 2024
【平本の会見前にお伝えしたいこと】 pic.twitter.com/q0aOBOWfje
— Yukinori Akazawa (@akazawa130) September 2, 2024
>怖い人たちを使って僕のことを囲んで脅して録音まで無理やり撮ってきたのは彼らです。
— Yukinori Akazawa (@akazawa130) September 2, 2024
この部分を補足すると、最初に復活の日本というアカウントで動画が投稿された後に、僕は翌日に囲まれて脅されました。復活の日本で投稿された動画を無理やり撮らされたという意味ではないです。
平本蓮がドーピングをしていると告発した格闘家・赤沢幸典が2日の平本の記者会見の前にXを更新した。赤沢は「今日記者会見があるそうですが、平本側からの予測できる発言は『赤沢から回復剤だと渡されドーピングだと認識をしていなかった』とか、SARMsをステロイドと認識し、ノルバデックスをケア剤だと分かって使ってるのに『事実無根。誹謗中傷は訴訟します』とか、『赤沢がお金をもらって反社を使ってはめてきた』と言ってくるのだと思います」と平本の会見での発言について予想した。
その上で赤沢は「そもそも僕がこの件を相談してるのはRIZINの関係者やRIZINのスポンサーだけです。平本の嫁や父親はシバターを使ったり、怖い人たちを使って僕のことを囲んで脅して録音まで無理やり撮ってきたのは彼らです」「この問題は僕が平本から依頼を受けて僕がステロイドやドーピングのアドバイスをしたことが発端なので反省してますが、僕の告発はすべて事実です」などと説明。
最後に「平本本人じゃなくて平本の嫁と父親が主導してるみたいですが平本は自分の意思を家族にも伝えて謝罪してやり直す道を進んでほしいです」と結んでいる。
記者会見の前に赤沢幸典が先手を打ってこのような投稿をしていました。しかし会見の内容は予測とは若干違ったようです。
後はRIZINの記者会見待ちという感じですが、陰性になってもこの話は尾を引きそう…。