2024年05月02日

『RIZIN.46』続報まとめ/青木真也「朝倉未来は鈴木千裕にどう考えても勝ち目がない」

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 遅ればせながら、『RIZIN.46』の続報です。


 改めて全試合結果。


 なお、大会を配信した「ABEMA PPV」でゲストとして放送席に座った朝倉未来はこの試合に「タックルへの反応も良くて金原さんが打撃戦をせざるをえなくなったところが、すごい集中力だったと思います。鈴木選手の。これだけ結果を残しているので強いチャンピオンなんじゃないですか」と高評価。そして「今すごい(勝つイメージが)できましたね。やりたいです。僕が人気出させてあげますよ、試合して」と対戦に意欲を見せた。

 話題になったゲスト解説の朝倉未来のコメント。実際には「マイクは30点ですね。マイクが上手くなれば人気出ると思います」の後に「僕が人気出させてあげますよ、試合して」とコメントしていました。


 試合後インタビューで、打撃の読み合いからラッシュ勝負に出たポイントについて尋ねられた鈴木は「わかる人いますか?左ボディです」と、きっかけは金原のボディが効いたことだと言う。
 続けて「ボディが効いて動きが止まって、目つきが変わったんで。そこですぐに行きました」とチャンスを逃さなかったと言う。

 試合前インタビューで鈴木は「倒すチャンスは5回あると思う、その中で倒せれば勝ち」と語っていた。しかし鈴木は「(チャンスは)3つあった」と3回だったと明かす。
 それは「1個はカーフキック。あとボディの流れがあって、あと腕十字狙われた時にいかに綺麗に対処するかが勝負どころでした」と蹴り続けたカーフキックと、グラウンドでの腕十字の対処、そして決め手となったボディだったと言う。

 試合結果については「1つの時代が変わったのかな」としつつ「何一つ満足してない。俺が見たい景色はまだまだここじゃねえ」と吠える。

 続けて「世界のRZIINに、俺が先頭走って変えていきます」とワールドレベルにすると宣言。そして「(パトリシオ)ピットブルが、試合前に“次はお前だ、負けるんじゃねえ”ってエールを送ってきたんで。勝ったぞと。ベルト賭けろよ、ピットブル!奪いに行きます」と、昨年7月に鈴木がワンマッチでKO勝利したベラトールフェザー級王者・パトリシオに宣戦布告した。


 この試合の解説席には、同じフェザー級ファイターである朝倉未来が座っていた。
 鈴木は他社の記者から、朝倉が“この試合の勝者と戦いたい”(※5/1追記:実際には朝倉は「この試合の負けた方とやりたい」とやりたいと言ったため、質問した記者の誤解であった)と言っていたと聞くと「そういうことですか。それは勝って開けるんじゃないですか」と実力で勝ち取ってほしいとコメント。

 さらに「やっぱり“やりたい”じゃなくて、勝てばおのずと出来るんで。そこまで皆上がってくるべきだと思うんで。それぞれ美学はあると思いますけど、別に勝っていれば誰でも試合出来るじゃないですか」と持論を展開した。

 朝倉が鈴木の勝利後「試合内容100点、マイク30点」と言っていたことについては「それが天下無双の稲妻ボーイでしょ!これが俺の味だから」と開き直る。
 続けて「いいじゃないですか、勝ったんだから。あんたに出来んのかよこれが。俺にしか出来ないんだよ」と吠えた。

 また来月、初の著書である『夢を叶える「稲妻メンタル」』(双葉社)が出版されることに触れられ「本当にメンタルがすごく重要な時代。決してブレない稲妻メンタルがあれば」とし「朝倉未来選手も読んだほうがいいんじゃないですか」と煽り返す一幕もあった。

 鈴木千裕がコメント。


 金原は試合を振り返り「プレッシャーはかけたいなというのが、望んでいた展開。一応うまくは組めたが(タックルを)切られてしまって、そこで全て自分の歯車が狂ってしまって。後手になってしまった」と敗因を語る。

 鈴木とのラッシュの応戦については「打ち合う覚悟は決めていた」としつつ「あそこで勝てないのは自分でもわかっていたが、それをさせられたというか、飲み込まれてしまった」と鈴木の勢いの凄さを話す。

 最後止められた場面は「ガードの上から打たれて効いてしまって、もうグラグラしてしまって止められた」と語り、ガードの上から効かされるというのは「練習とかでもなかった」と改めて鈴木のパンチの威力を振り返る。

 この先に関して聞かれると「もういいかなってなっちゃうけど。でも言うなって、所英男に言われたんで」と盟友・所に引退宣言を禁じられたと明かす。
 続けて「ちょっと長期休暇というか、ケガも色々あって、1回ちょっと休みたい。やりたくなったらやればいいし」としばらく戦うつもりはないと言う。そして「でも本当にやれることはやって、このリングに上がれたのでもう悔いはない」とコメント。

 金原正徳がコメント。鈴木千裕については「俺に勝ったんだから、(日本の格闘技界を)背負ってもらわないとね、困りますよ」とのこと。


 試合後、榊原信行CEOは鈴木の今後について、「千裕は怪我さえなければ、2週間間隔でやりたいというタイプで、今回の試合後も『いつでも行けます』と言うから『7月よろしくね』とは伝えました。ファイターとして試合に飢えてるタイミングだと思うので、防衛戦を大晦日にと言う気はないし、『超RIZIN.3』に王者として出てくれたら。6月の五味隆典選手との試合(『KNOCKOUT』)後に怪我がなければ、7.28。秋口にBellatorに挑戦して戻ってきて年末というのもうまく組めればいいと思う」と、フェザー級王者が望む連戦を組みたいとした。

 榊原CEOは、「アゼルバイジャンでのヴガール・ケラモフ戦はフロックでチャンピオンになったんじゃないのという声もあるなか、金原という実力者、実績も含めて文句ない挑戦者にワンサイドゲームで勝った。ポテンシャルに脱帽したし、誇らしく思った」とあらためて鈴木を賞賛する。

 その上で「ピットブルとの王座を賭けた再戦は、『ぜひ全米で』と言われているので、タイミングを見て我がチャンピオンを送り出す日も近いうちに来ると思います」と、RIZIN王者とBellator王者の再戦が、米国で行われる可能性があるとした。

 榊原信行CEOがコメント。


 青木は「鈴木は『本物』だ。完成度が高い。オールラウンダーの金原にちゃんと蹴って殴って差をつけて勝ったから、文句のつけようがない」と声をしゃがれさせる。さらに「鈴木は長く防衛を続けると思う。だって対抗馬がいないじゃん。何かあるとすれば、コロナによる〝鎖国〟が開けて入ってきた外国人相手くらいじゃないか」と絶賛して「フェザー級国内最強」を認定した。

 試合展開を「金原は最初のタックルを切られた時点で、勝ち目がなくなった。実は金原って、低いタックルをあまりやらないんだ。だから最初のタックルをあれだけ完璧に切られてもう手がなくなった」と挑戦者目線で読み解く。それを踏まえ、事前の予想が割れた理由を「金原って練習で強くて、多くの選手が圧倒されるんだよ。そして鈴木のウイークポイントが寝技にある。この2つが試合の予想を難しいものにした。でも、フタを開けたら戦績通りの結末だったな」と指摘する。

 その上で「本人に聞いたわけじゃないけど、金原は今回が〝最後〟のつもりで準備してたんじゃないかって思う。練習していてそう感じた。でも最後って決めると、つい練習で甘えが出ちゃうんだよ。最後にしようとして、最後にできなかった俺が言うんだから、間違いない」とメガネを光らせた。

 一方で、試合を放送席で見守った未来が「やりたいです。僕が人気出させてあげますよ、試合して」と「超(スーパー)RIZIN.3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)での平本蓮戦の先の対戦を希望したことに「え、マジかよ…」と絶句する。

 そして「どう考えても勝ち目がない。やめたほうがいいよ、相性的に。周りは羽交い締めにしてでも止めるべきだ」と力説。「そもそもジャンルが違うだろ。鈴木がタイトル戦線なら、朝倉はSNS枠じゃん。何を言ってんだって」と〝老害〟をまき散らした。

 青木真也が鈴木千裕についてコメント。


 素手で殴り合う危険なルールでの一戦は話題になったが、青木は「あれはやっぱり日本では難しいと思ったな」とメガネを曇らせる。その理由として「見る人を選ぶ。もっと言うと、要はアメリカは経済規模が大きいからごく一部の〝変態〟を相手にしても成り立つわけだよ。だけど日本の経済圏だけでは変態があまりに少ない。あくまでも〝企画もの〟として『朝倉未来VS平本蓮』の再戦とかでやるなら盛り上がりそうだけど。個人的には『これならONEのオープンフィンガームエタイでいいんじゃないの?』って思ったかな」と説明した。RIZINと篠塚の新たな挑戦は、この〝青木評〟をどう覆すか。

 続いて舌鋒を向けたのがセミで牛久絢太郎を下したレスリングのリオ五輪グレコローマンスタイル59キロ級銀メダルの太田忍だ。階級を下げて臨んだ元RIZINフェザー級王者を完封して判定勝ちで悲願のバンタム級王座挑戦に大きく前進した。これに青木は「太田は金になると思う」と断言。その理由を「試合運びしかり、コメントしかり、太田には人をイラつかせる特別な才能があると思うんだ。これって実は今の時代においては大事なことなんだよ。それで稼ぐことができるから」とメスを入れ、今後のさらなる活躍に期待した。

 青木真也がベアナックルマッチや太田忍についてコメント。


 試合後インタビューで神龍は「勝ててホッとしています」と語り、扇久保に対戦をアピールした理由について、「僕の堀口選手へのリベンジロード。倒さないといけないので、指名させていただきました」と明かした。

 2人は、パラエストラ時代の元師弟関係で神龍は「中学生の時の先生が扇久保さんでした。3、4年前に喧嘩を売って無視をされている」と対戦をアピールしたこともあったという。「扇久保さんにXで言われていたんで、勝ったら言おうと思いました」と乗り越えないといけない壁だと説明。

 7.28『超RIZIN.3』で扇久保博正との“師弟対決”が電撃決定した神龍誠がコメント。






 その他RIZIN情報。



posted by ジーニアス at 23:16| Comment(9) | TrackBack(0) | RIZIN | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
勝てるかどうかはともかく格闘技云々ではない未来ファンのため、というより彼ら彼女らを繋ぎ止めるためのリップサービスかなと思いました。
まさか自身が最前列にいるなんて思ってるはずもないでしょうし。
Posted by aran at 2024年05月03日 03:39
メガネ光らせたり曇らせたり忙しい
Posted by もちろん好き at 2024年05月03日 09:06
「今すごい(勝つイメージが)できましたね。やりたいです。僕が人気出させてあげますよ、試合して」

これを聞いてやっぱ未来さんは面白い事いうなあと
Posted by スラッカー at 2024年05月03日 12:32
朝倉が持ってんのは人気じゃなくて知名度なんだがなぁ…
Posted by アイスガイ at 2024年05月03日 12:59
管理人さんいつもこの続報記事に感謝しています。青木の意見は説得力があるな。米国の変態論しかり。青木から見ても鈴木千裕は隙なしの強さなんだな。あと朝倉未来はマクレガー的な立ち位置になってきたな。
Posted by mk at 2024年05月03日 14:53
今回は青木の言うことに納得しました。
鈴木はグラウンドが苦手で速攻の打撃で勝ちにいくところが昔の五味と重なります。
Posted by シウバ at 2024年05月03日 22:07
相性的には朝倉よりはまだ斎藤のほうが勝つ可能性は高いだろうね。
それでも判定くらいしか考えられないけど。
Posted by ストレッチ at 2024年05月03日 23:35
不必要に浅倉某を持ち上げるのはもう止めませんか
Posted by たかはし at 2024年05月04日 19:02
青木はメガネを光らせて的確なコメントをして自転車で走り去る。

未来はダサいサングラスを光らせて的外れなコメントをした後の試合で担架で運ばれる・・・。
Posted by ナナジン at 2024年05月04日 21:00
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