2022年07月05日

『RIZIN.36』続報まとめ

【ISAMI】イサミ RIZINロングスパッツ アローモデル RZ-022


『RIZIN.36』速報(2022年07月02日)

 こちらの続報。




 改めて試合結果。なお、観衆は主催者発表で7,264人でした。前回沖縄アリーナで開催された『RIZIN.32』はコロナによる入場規制があり4,771人でした。


 今回、勝利の要因は「焦らず、徹底して自分の距離を守った」ことだと言う。「昔の自分だったら、効いたらすぐ行っていたし、オープンフィンガーグローブだと、どうしても勝ち気になってしまい力む部分があった。うまくコントロールして、練習の成果が出たかな」と落ち着いて自分の間合いで戦い続けた。

 相手の出方も、予想通りだった。
 平本は「想像通りの試合の組み立てが出来た。必ずテイクダウンで来ると思っていて。1R、ああいうふうに徹底的にテイクダウンを切れたら、もうテイクダウン取れないなと思ったと思う。2Rテイクダウン狙いは来なかったんで。自分のテリトリーというか、完全制圧出来た。3R通してコントロール出来たのが、すごく自信になりました」と初勝利は、内容でも合格点だったようだ。 

 次の試合では「もっとパワーをつけて、KO勝利で飾れるように。早く試合をしたい。秋頃にやって、次に大晦日が理想かな」と貪欲だ。

 相手は「テイクダウンに来てくれる相手だったら、もっと削れるんじゃないかな、お前が疲れるだけだよと。ずっとストライカー相手でやってきたので、次はレスラーでもいいかな」とテイクダウンディフェンスに自信を持ったようだ。

 試合前には「打撃だけで行く」と発言していたが、有言実行の試合となった。この打撃に特化して寝かされないスタイルを「平本蓮の一つの型として出来上がったのかな。これから、さらに引き出しを増やして打撃だけでいきます」と、この”型”を極めていくようだ。

 厳しい意見が多いですが、そもそもMMA0勝2敗の選手にメインイベントというのは荷が重かった。


 『RIZIN LANDMARK vol.2』で平本蓮に判定勝ちしている鈴木千裕はこんなコメントをしています。


――判定は自分ではどう思っていた?
「最後の方は失速して、正直守りに入った部分があったので負けたと思いました」

――対戦しての印象は?
「印象は変わらなかったというよりかは、予想以上に守りも強かったので一本獲りに行くことをずっと練習してきたのに出せなかったのは悔しいです」

――RIZINで2連勝。今後の目標は?
「いま明確な目標はないです。けれどさっきマイクで言わせてもらったように、本野とまずはRIZINに出て、出るだけが目標ではないので2人で活躍で来たらいいなと思いますし、与えられた試合に絶対に勝つつもりで練習やトレーニングを積んで成長した姿を見せたいですね」

――体重を含めると女子スーパーアトム級はキツい?
「正直、49kgになると(一本が)獲り切れないなって思っている部分があって。でもやっぱり自分がこうやって勝つことによって下の階級を作ってもらえたらいいなって。今回の須田選手やにっせー選手はもっと下の階級だし、須田選手はきっとミクロ級まで落とせる体重なので。身体が小さくても頑張っている選手はたくさんいるので、ちょっと軽い階級を作ってもらえたらいいなと思ってまずは自分が頑張っています」


 山本は現在の心境を尋ねられると「正直、勝ってたと思ったので、自分に何か足りなくて、こういう結果になったのかなと思いますけど、自分の中では試合全体を見ると勝った気がするんですけど、自分の中ではもっと出来たかなと思います」と感情を押し殺しながら答えた。

 戦前の予想に反し、大島がスタンドの打撃で攻めてきたが、それに対し山本は「蹴りとか打撃とか、全く自分のペースが崩れることはなかった」と大島の打撃に苦しんだ様子はなく、「(判定結果が)よくわかんないです」と、判定に納得が行ってない様子。

 “第2の故郷”である沖縄の方々に対してのメッセージを尋ねられると、山本は数秒ほど無言に。そして「もうね、なんて言ったら良いか、結果を見たら、またすみません、みたいな感じですけど、皆さん、内容も見てくれたと思うので」と、悔しそうな表情を浮かべた。

 大島沙緒里は負けたと思い、山本美憂は勝ったと思った。ただ、山本はトップを取ってもそこから何も出来てなかったので判定は妥当かなと思いました。


――高田延彦キャプテンが解説で「ヤマケンが父親なら俺は叔父さんの気持ちだ」と言って見守っていたが?
「自分の師匠の師匠ということで、高田さんの技術が会長に渡って自分に渡っているわけじゃないですか。その技術で負けたら会長も悔しいと思いますし、高田さんも思うところがあるんじゃないかなって思うんですよね。Uのいろいろな戦士たちがいますけれど、自分に注目してくれる人もいるので、自分が負けるっていうのはまだUというものを背負い切れてはいないんですけれど、やっぱり悔しい気持ちになってしまうかもしれないのでUの技術を使って勝っていきたいなと思いましたね」

――今後の展望は?
「正直カイル選手に判定で勝って悔しいって気持ちはありますけれど、もっともっと上の選手と戦っていきたいですね。判定かもしれないですけれど、次はKOか一本を獲れる技術を付けてベルトに絡む試合をしたいですね」

――1Rと3Rは厳しい展開で、2Rにニアフィニッシュだったことが評価されたと思うが、これがRIZINの判定基準だということは頭の中にあった?
「そうですね、昨日のインタビューでカイル選手が1Rで倒すと言っていたので、1Rでパワーやスタミナを使ってくるだろうなって思っていたので、1Rはある程度やられてもいいから凌いで2Rで一気に行こうと考えたんですよね。ただ、これがもっともっとフィニッシュの強い相手だったら自分やられているなって試合中に思ったので、そこら辺は反省点ではありますね」

 山本空良がコメント。


 インタビューで、ジヨンは試合を振り返り「昇侍選手は経歴が凄くて、経験の差を感じた。チョークは練習を頑張った成果」と、ストライカーながら一本で勝利出来たことを喜ぶ。

 計量や試合前には、深々したお辞儀が印象的だったジヨンだが「格闘技で昇侍選手は大先輩。尊敬しているので礼をもって挨拶した」と儒教国・韓国のファイターらしい礼儀正しさだ。

 試合が終わった後にも、チョークで失神後に意識朦朧としていた昇侍の脚を高く持ち上げたり、マッサージするなど回復を手助けした。
 ジヨンは「大きい怪我があったら良くないから、そういう気持ちから」と昇侍に万一のことがあってはと心配しての行動だったと言う。

 直前で対戦相手が朝倉海から昇侍、体重も61kgから66kgに変更という条件で快勝したヤン・ジヨン。



 インタビュールームに登場した昇侍は「ヤン選手、非常に強かったです。急遽のオファーながら死力を尽くしましたが、やられてしまいました。悔しいです」と無念の表情だ。続けて「友達の海君が出れないという緊急事態でしたが、こんな準備もできてない選手が勝つほど甘くない世界ということはわかってます」と格闘技の厳しさを改めて叩きつけられたと語る。

 試合を振り返り「自分も真っ向勝負で戦いましたが、3Rでガス欠を起こして、そこにパンチをもらって極められました。相手も前蹴りが効いていたと思うんですが、精神力も非常に強かったです」と語る。

 右腕に三角巾を下げており、それを問われると「1Rで右腕の尺骨が折れてるなということはわかっていて。でも折れたくらいで諦めるほどヤワな選手じゃないんで。海選手も拳を折った中、年末戦っているのを見ていたので、気力を振り絞って戦いました」と1Rで右腕が骨折していたことを明かした。

 今後のことを聞かれると「おそらく長期離脱という形にはなってしまいますが、まだまだ僕はこんな所で終わるつもりもないので」と怪我を治してまたリングに立ちたいと語る。
 さらに「悔しいですが、これで諦めずに」と涙を我慢しきれずに「絶対に復活して、絶対に戻ってきます」と男泣きで復活を誓った。

 1Rで右腕尺骨を骨折!




 朝倉は大会当日、リングに上がって「あらためまして、今回、欠場してしまい申し訳ございませんでした。悔しいですし、僕が出来ることはしっかり治療してはやく復帰することだと思います。万全の状態にして、沖縄にも絶対に戻ってきます。約束します」と挨拶したが、榊原信行CEOから「いや、早くではなく今回はしっかり治してから」とたしなめられる一幕も。

 ヤン・ジヨンも「マイ・ネクストファイト・アサクラカイ」と言ってましたが、海の復帰が長引くようなら他の選手と対戦して欲しいです。


 どうもお疲れ様でした。


 祖根の引退式なのに祖根以上に目立とうとする皇治…。


「試合全体は、『今日はこの選手が大会を救ったな』というくらいスカッとした試合というのは──まあスカッとした試合はいくつかありましたけど、後半にあった5試合のなかで、本当にファンの思いを鷲掴みにするようなドラマチックな結末になる試合は無かったかなあというふうに思っています。

 1試合1試合は、次に繋がる内容の濃いものではあったと思いますが、平本蓮と“怪物くん”(鈴木博昭)との試合も、平本がMMA3戦目、怪物くんは4戦目。このキャリアの浅い選手にメインを託すこと自体が酷なことではあると思うので、本来はこの上に、予定通り朝倉海の試合が乗っかっていれば、また興行のイメージとか、この環境の中で駆けつけてくれたファンの人たちにもう少し充実感というか、満足感を持って帰ってもらえたかなと思いますが、これは今後のマッチメイクで、どうバランスを取っていくか」

──今回、メインイベントが無くなったなかで、「チケットを買ったけど来なかった人」はどれくらいいたのでしょうか。
「僕らもそこが気になっていて、デジタルチケットなので、数字はある程度把握できるのですが、それでも会場を見るとまあまあ入ってるなと見えたと思います。

 25%くらいは払い戻し希望者が出ましたね。ぴあ、ローソン、イープラス、それぞれ数字は違うんですけど、押し並べて、払い戻しに向かった人は20%は超えています。だから、試合当日、会場入り、沖縄入りすることを決めていた人たちは、海も出ないし台風でこのあと天気もちょっと悪そうなんで、沖縄行くのを止めて、PPV無料だから自宅で見ようと思った人たちが、2割強くらいいらっしゃる状況です。それでもたくさん来てくれたとは思いますけどね。配信の方はまだ状況を見ていないですが、映像の状況を見ると、結構アクセスがあったんじゃないかと思います」

──鈴木選手に勝利した平本選手が先ほど、もっと試合をしていって、萩原京平選手ともやりたいと。今後の平本選手の路線をどのように考えていますか。
「そうですね……あんまり口滑らないように言わないと(笑)。どんどん、試合を組んだらいいと思います。やってくれるんだったら。やるべきだと思うし、経験積む必要があると思います。今日は、対戦相手が(ストライカーの)鈴木選手だったということも含めて、総合格闘家としての進化が、そんなに今日の試合では顕在化しなかったので。

 打撃が強いのは最初から分かっているじゃないですか、それを活かすための総合のテクニックを、本当にテイクダウンを取るとかグラウンドに行くような展開を、平本蓮が見せていれば僕らも“おっ”となったかもしれないかど、相手がそういう展開に来ないことに合わせたのかもしれないし、あえて封印したのかもしれないけども、そこのところが全く未知数で見えないんで。

 本当にじゃあ、いまタイで武者修行をしている萩原京平選手と向き合ってどうなのか、鈴木千裕も沖縄に来て、平良(達郎)選手が所属する道場(Theパラエストラ沖縄)でグラウンドしかやっていないくらいにして、寝技の練習を猛特訓している。そういう選手との距離が縮まったのか、縮まっていないのかが、ちょっと今日の試合だけでは見えなかった。ただ、試合はコンスタントにやって経験を積むことはいいことだと思うので、萩原選手と組むかどうかは別として、早いタイミングでマッチアップはしたいですね

──計量日に『THE MATCH』後の、K-1勢の参戦について触れた記事が出ましたが、今日、皇治選手が、K-1の芦澤竜誠戦、RISEのYA-MANとの対戦をアピールしていましたが、可能性は?
「これだけは言っておかなければいけないのですが、つい口が滑って言ってしまうのはちょっと……これも僕の半分妄想ということで、K-1さんとの件で、昨日聞かれたんだけど、K-1さんとは、これまで数年コミュニケーションも取れない状況だったのが、取れるようになって、武尊選手と那須川天心選手の大会を共に行うことができたので、その先に当然選手の交流とかいろんなことができたらいいなとは思っています。
(中略)
 だから、今日皇治選手が『芦澤選手と年末に』とか言うと、今日の話を受けて、それはもう、K-1とRIZINで“握れている”(内々に話が進んでいる)んじゃないかと思われてしまうとこれは大変なことになるので、本当にK-1さん、すみませんでした。今後、口を滑らせることはないように気をつけますので。皇治選手も勝手に言っているだけで妄想の域を完全に脱しておりませんので(苦笑)。

 僕もあの場で初めて聞いた話でちょっと戸惑っているくらいです。(皇治は)自分でどんどんアングルを作ろうとする人なので、勝手に12月とか、都合が良すぎるなと思っています」

 榊原信行CEOが厳しい意見を連発しています。




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 アンケートやってます。



posted by ジーニアス at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | RIZIN | 更新情報をチェックする
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