榊原信行氏がフジテレビの『THE MATCH 2022』放送見送りについて「あまりにもひどすぎないですか」「RIZINにも影響するでしょうね」(2022年05月31日)
こちらの続報。
「那須川天心 vs 武尊」フジテレビ放送見送りの舞台裏 ファン&格闘技界の〝地上波離れ〟加速 https://t.co/jI1wLM6CUg
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) May 31, 2022
一方で水面下ではすでに昨年の段階で、フジテレビがRIZINの中継から撤退するのでは?という臆測があった。フジテレビと言えば、かつて絶大な人気を誇った旧K―1やPRIDEを放送し、格闘技界と蜜月の関係にあったが、現在はコロナ禍の影響で経営状況の悪化が指摘される。そうしたフジ側が、視聴率では大きなうまみのない格闘技と距離を置こうとしていた可能性もあるだろう。
これを受けて、格闘技界からは怒りと落胆の声が上がった。事情に詳しい関係者は「ファンと格闘技界の〝地上波離れ〟が加速するでしょうね。今回の件は誰も線引きをできない。反社と認定されたわけでないのに、週刊誌に書かれた、ネットで騒がれたというだけで、腫れものにさわるような扱いになる」と指摘。
フジテレビの撤退により、同大会は映像配信サービス「ABEMA」によるPPV方式でのみ視聴可能となる。「今後はスポーツは配信になる。実際に配信の方が収益もいいんですよ。例えば朝倉未来と萩原京平がやった(昨年10月の)『RIZIN LANDMARK vol.1』で、U―NEXTで数万件の視聴数があったとされる。昔の格闘技は数億円の放映権料があったけど、今は数千万ですから」と明かした。
別の関係者も「地上波に出るというのは、認知度、プロモーションの部分が大きかった。これまでは地上波に出るという夢があったけど、今はその目標がない。(PPV中継で)地上波に出ないフロイド・メイウェザーが何千万人のフォロワーがいる時代だから」とテレビから格闘技は離れていくと断言する。
その上で「今後は、格闘界はみんな配信に走るでしょう。配信でいかに稼ぐかになる。もしフジテレビが地上波で放送していたら(ABEMAの)PPVの視聴数は10万件くらいだったでしょう。でもこれで20~30万件はいくかも。30万件だと(売り上げは約)15億円ですよ。今のフジテレビが払えるわけがない」と予想した。
ちなみに昨年フジテレビが生中継した大会は6月13日に東京ドームで開催された『RIZIN.28』と大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.33』のみ。9.19『RIZIN.30』は深夜に関東ローカルでディレイ放送、11.20『RIZIN.32』は1ヶ月後の深夜に沖縄テレビがディレイ放送。その他の大会は放送されませんでした。フジテレビのRIZIN離れはもう始まっていた感があります。
選手の立場から影響を語ったのは〝バカサバイバー〟こと青木真也だ。「ぶっちゃけ、もともとフジテレビで放送する予定だったのは武尊と天心だけだったから、他の選手にとってはどうでもいいんだよね」とした上で「地上波で戦うという大義名分を失った天心と武尊に影響が出ないかっていう心配は多少はあるけど、実際あの2人ならそんなこと関係ないだろ」とバッサリ切り捨てる。
一方で格闘技界の今後について「規模は当然縮小するでしょう。テレビがなくなればスポンサーも減ることになるわけだし。PPVは大きいけど、そこでしか収入を得られなくなっていくことになるから」とし、最後は「K―1とRISEは〝もらい事故〟のようなもんだ」と声をしゃがれさせた。
青木真也がコメント。
なぜ天心と武尊はフジテレビの放送見送りに怒り落胆したのか…背景にテレビ業界の異常に厳しいコンプライアンス事情(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE) #thepage_jp https://t.co/SXu3Mm5GkE
— THE PAGE(ザ・ページ) (@thepage_jp) May 31, 2022
某民放局の幹部は、テレビ業界の現状と今回の決断の背景について、こう説明した。
「試合が3週間前に迫っての放送見送りは、経営判断がなければ行われない。これほどのビッグイベントだけに営業や編成はやりたくて仕方がないはずで、最高トップか、あるいは取締役会レベルでの決断だろう。現在のテレビ界のコンプライアンスについての神経の尖らせ方は異常なほどの状況になっている。以前であれば、あの程度の報道は無視されたと思うが、現在は真偽を問わず、反社との問題がグレーの状態であっても表に出た時点でアウトとなる。これがウチだったと仮定しても放送は見送りになっていたと思う。榊原氏が退任して、主催の形を変えたとしても、もう復活は難しいでしょう」
この日の会見で榊原氏は、「放映料は本当に少ない」と明かし、地上波放送について「経済的なことでのウェイトはずいぶん減っている。プレゼンスも落ちている」との見解も示した。
それでも榊原氏が緊急会見を行ってまで、地上波放送復活への執着を見せたのは、無料で老若男女問わず誰でも見ることのできる地上波には、まだ日本の格闘技が、メジャー化するために必要な発信力を秘めているからだ。認知度を高める効果。そして入場収入と共にイベント運営を支えるスポンサーを獲得するためにはスポンサー露出が増える地上波放送をセットで営業することには大きな波及効果もある。
他局の幹部が今回の件についてコメント。
天心―武尊、フジ放送見送りに格闘界も落胆「結局主催者側は簡単に選手を裏切るって事」(ENCOUNT)
このニュースに次々と格闘家がツイッターで次々に反応。RIZINファイターの平本蓮は「地上波なんてミーハーしか気にしてない PPV倍売れるし良かったじゃん 嘘パッチしか放送できないクソテレビ局に本当の勝負をしてる格闘技は必要ないよ」と持論を展開した。
30日に参戦が発表されたばかりの元K-1 WORLD GPスーパーライト級王者・安保瑠輝也は「選手やってたら俺も地上波には映りたい。でも2人あってのビッグマッチやから今回欲は言わん。日本中が待ち望んだメインカードだけはどうにか地上波にならないか」と残念がった。
さらにRISEライト級王者の原口健飛は「まぁ、結局主催者側は簡単に選手を裏切るって事だね笑 格闘技広めるのって難しいなぁ。。。」とつづった。天心と2度対戦している志朗も「試合3週間前にこれは メインの天心vs武尊で地上波が無理なら、もう格闘技が地上波で放送される機会が無いと思う、、、最低でもメインだけでも地上波で放送しないと」とショックを隠しきれないようだ。
端っから地上波が厳しい平本蓮はいかにもなコメント。
天心VS武尊フジ放送見送りで波紋 朝倉未来、皇治ら人気格闘家が持論 格闘技界に衝撃走る/ファイト/デイリースポーツ online https://t.co/AoT9lhVSFl #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) June 1, 2022
那須川天心と武尊の対決が予定されている、格闘技界注目のビッグイベント。大会直前の騒動で波紋を呼んでいるが、YouTuberとしても人気の朝倉未来は「地上波って今そんな大事かな 大会の中で一番の視聴率とった事あるけど YouTubeの2.300万再生と同じレベルの反響だった気がする」と指摘した。
格闘技はPPVでも放送される流れが加速していることに触れ、「どこで放送してても見られると思うんだよな結局 今はそういう時代」。格闘家の立場から、「日本では格闘技が浸透していなかったから地上波で見てください、知ってくださいだったけど 格闘技はもっと尊重されるスポーツ 命をかけて戦ってるものにお金を出すのは当たり前だと思う。俺は」ともつづった。
皇治は天心、武尊を思いやり、「あの2人がどんな想いしてココまできたか考えてやってほしい 必死に成り上がろうとしとる子供達に金なんて使わさせず生であいつらの闘いを届けてやってほしい 色々あるんやろけど」と無念さをにじませた。見送りを決断したフジテレビへ「命懸けてあいつらは戦う TV局のお偉いおっさんらもリスク背負ってでもカッコええおっさんでいてほしいわな」と要望した。
格闘家が自身のSNS、YouTubeで発信できる時代。皇治は他の格闘家に向けて、「偉い奴に発信する事にビビッとらんと今こそファイターら皆が発言して、お偉いおっさんらに思いをとどけなあかんで。己の為やなく、全国のチビの為にな」とも呼びかけた。
朝倉未来と皇治がコメント。
榊原さんとのthe matchでの対戦は次回に持ち越されました…🙏
— 五味隆典 (@Takanori_Gomi) May 31, 2022
天心vs武尊もキックの若い選手達もやることは一緒なので最高のパフォーマンスで見返してほしいね!🔥 pic.twitter.com/AlhVX9QMWa
こんな時にこういうツイートをする五味隆典…素敵です。
魔裟斗sKID、曙vsボブ・サップは世紀の一戦だったけど。
悪いけど世紀の一戦でも何でもないよ。
それに地上波はもはや年寄りしか見てないから需要ないよ。
あと榊原はもう格闘技に関わっちゃだめだ
本当に武尊が不憫でならないなぁ。
タケル、天心双方の戦績を知らないのかな?
色物同士や、競技違いの人気者対決が世紀の対決だとかやってるからその場しのぎのブームに過ぎなかった事に気がついた方が良い
そんなに地上波でやりたいなら放送枠買えば良いだら。
色物対決を世紀の一戦っていうのは間違いだな。
ただタケルvs天心は一般層への注目度は世紀の一戦なんて言われるほどない。
魔裟斗や山本kidは当時おっさん、オバサンも知ってたけど、タケル、天心なんて名前聞いた事あるか無いか程度。
あと一般層が観ていないとなるとスポンサーはより付きにくくなりますよね。そもそもRizinにフジ側からのスポンサーは1つも付いていませんから格闘技にスポンサーを付ける難しさを感じざるを得ません。
昨年末の大晦日大会ですら1つもフジ側からスポンサーを付けていないのにフジの担当者は関係者を案内する為リングサイドに居なければいけなかったそうで、当日全くやる事が無いのに会場に行かないといけないんだとボヤいていました。
格闘技は実際に試合が行われるまで大会がどうなるか分からないのでギャンブル性が強過ぎるというのがスポンサーがそもそも付きづらい要因だそうです。
1.ほぼ、この試合のみで東京ドームがソールドアウト。
2.武尊はともかく、天心の知名度は魔裟斗v.sKIDの頃の2人より、確実に上(特にKIDはこの試合で有名になった感があります)。
3.天心v.s武尊をテーマにした「アメトーク」が放送される。
以上のことから、間違いなく「世紀の一戦」と思われます。
知名度なんてないぞ
あとは報ステに期待か。
老若男女日本中知ってて、色モノじゃなく、その分野のトップ同士の世紀の一戦と言ったら辰吉vs薬師寺かな〜、個人的に
しかし、榊原はPRIDEの時の事を全く反省してなかったのか?バレなきゃいいと思ってたのか、脛に傷があって反社に逆らえなかったのか。
メイン張る武尊天心の両方が地上波を強く望んでる時点で地上波どうこうPPVどうこうを言い合うのはナンセンスかなと
榊原が反社と付き合いがあったわけじゃないぞ
反社と付き合いのあった人物に、コンプラ違反無い範囲で仕事をしてもらった件を脅されたってだけ。
フジも厳しく反社との関わりチェックしたけど「RIZINと反社は関わりない」って事になってる
でも、フジ内部の格闘技反対派が今回の件を利用して放送中止の方に舵を切らせたとのこと
地上波は大きいけどRIZIN自体がもうそこに頼ってない感はあるので、PPV売上がかなり好調で安定してる以上は今後も大丈夫でしょう。
この話題性によって人々の記憶に残り、後年語り継がれるだろう。
こんな形で伝説の試合になり得るスパイスが加わるとは、分からないものだ。