2021年11月25日

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンがボクシング転向を発表しシャノン・ブリッグス戦をアピール「MMAには俺が始めた頃のようなスリルはもう無い」

Triller Fight Clubが11月27日に変則ボクシングルールの大会『Triad Combat』を開催/フランク・ミア、マット・ミトリオン、マイク・ペリーらが出場(2021年11月12日)

 こちらの続報。


 『Triad Combat』の記者会見にクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンが出席しボクシング転向を発表し以下のコメント。

「みんな俺のことを分かっちゃいないが、俺は長年MMAで戦ってきて、このスポーツの最高峰の連中と戦ってきた。勝つこともあれば負けることもあったが、俺が始めた頃のようなスリルはもう無い」

「シャノン・ブリッグスのような一流の選手と対戦すれば興奮すること間違いなしだ。トレーニングキャンプの時点から興奮できるし、キャンプが上手く行かなかったらノックアウトされるかもしれない。そういうことが俺には必要だ。俺がMMAで成功した理由はそこにあるし、ここ暫くやって来なかったことだ」

「挑戦を受け入れる。シャノンとは本当にタフなボクシングマッチになると思う。正直言ってTriad Combatで彼と戦うことは想像していなかった。初めてのボクシングマッチは、ボクシングのリングでボクシングのグローブをつけて戦うことを想像していた。だが、どんな挑戦でも受ける準備はできてるよ」

「シャノンは本当に失礼なヤツだ。俺は現実を直視しているつもりだ。最後の試合(『BELLATOR JAPAN』のエメリヤーエンコ・ヒョードル戦)であんな負け方をしたのはただでさえ恥ずべきことなのに、ロッカールームに帰る前にシャノンは俺のスマートフォンに『ボクシングでやってやる』というメールを送ってきたんだ。SNSで俺のことをからかうこともあった。本当に失礼なヤツだから黙らせてやるよ。彼は最悪なタイミングで俺との対戦をアピールしてきたよ」


Quinton Jackson(Sherdog)

 クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンは現在43歳。2019年12月の『BELLATOR JAPAN』でエメリヤーエンコ・ヒョードルに1R TKO負けして以来試合をしていません。Triad Combatルールでの対戦をアピールしているので純粋なボクシング転向とは違いますが、年齢的にももうMMAで試合をすることは無いのかもしれません。

シャノン・ブリッグス(Wikipedia)

 シャノン・ブリッグスは現在49歳。元WBO世界ヘビー級王者でプロボクシング戦績60勝6敗1引き分け1無効試合。『K-1 WORLD GP 2004 in SAITAMA』でトム・エリクソンに1R KO勝ちしたこともあります。

Rampage Jackson reveals ‘worst thing ever to happen in my career,’ still planning one last comeback(MMAFighting)

 8月の時点でランペイジは復帰を示唆していました。この時のインタビューでは甲状腺機能低下症と誤診され処方された薬のせいで体調が最悪の時期があったとのこと。その薬の服用を止めて体調が回復し始めた時期にヒョードル戦のオファーがあったとのことで、ハードな練習をしたものの来日してから体調が悪くなり最悪な試合になってしまったとコメントしています。

posted by ジーニアス at 16:27| Comment(1) | ボクシング | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
老人同士の戦いにスリルはあるのだろうか
Posted by むさしくぼた at 2021年11月28日 08:23
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