こちらの続報。
【RIZIN】石渡伸太郎が引退興行 開催へ。唯一の心残りは「フィジカルのピークと技術的ピークがうまくクロスしなかったこと」https://t.co/PBBz3YfMr0
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) July 21, 2021
『RIZIN.30』の記者会見で引退を発表した石渡伸太郎がYouTubeで以下のコメント。
会見では、「最後にもう1試合とは考えなかったのか」と聞かれ、「それに関しては本当に毎試合、大げさに聞こえるかもしれませんが、『死んだらしょうがない』と思ってリングに向かっていたので、“引退試合”ではそういう決意は出来ず半端な試合になってしまうので、そういうのはしないという気持ちです」と、納得のいく試合が出来ないからやらないと答えていたが、ファンに向けて最後に挨拶するために「動いている姿は見せたい」という。
「引退興行か引退パーティーか、なにか最後に自分が動いている姿を見せたい。『試合』とは言わない、エキシビションかなにか、最後に動いて皆さんにご挨拶できれば」と、時期は未定ながら、自身の出場と、縁のある選手を集めて引退興行的な場を設ける予定だ。
セカンドキャリアについては、「格闘技のおかげでここまで人生楽しく過ごせてきたので、恩返しのつもりで格闘技を盛り上げていこうと思います。これからは指導者としてやって行きたい。RIZINにいろんな選手を送り込んで。結構ハードに鍛えているので、生き残れれば強い選手が出てきます。今後も斎藤裕選手のサポートもしっかりやっていきますし、アキラ(PANCRASEライト級4位)を送り込みたい」と、後進の育成に取り組みたいとした。
「本当に、堀口選手と戦えたことは財産ですね。本当に強い。ここ(目の前)でガッって戦ってるじゃないですか。次見たらリングの全然端っこにいる。速いし、しかもぶつかったら鉄の塊みたいで身体も強かった。日本の格闘技史上最高傑作。そんな堀口さんに言ってもらえて光栄」と語ると、「堀口選手と話したいことがいっぱいあるし、みなさんにも聞いて欲しい」と、YouTubeで対談したいとした。
バンタム級トーナメントで優勝するのは「井上直樹選手か朝倉海選手だと思っています」という石渡は、なかでも直に手合わせした井上に対する評価は高い。もしバンタム級王者の堀口恭司と、井上が戦ったらという質問に、「海選手と堀口選手は一度やっているけど、井上選手はまだ堀口選手に触れていない強豪。でもいまやったら全然勝負にならない」と言いつつも、「堀口選手はいま30歳で怪我もあり、少しずつ落ちてくる頃で、24歳の井上選手は上がってくるところ。面白い試合になると思う」と、GPを勝ち上がった場合の対戦は「面白い試合になる」と評した。
現役生活で唯一、心残りがあるという。
「フィジカルのピークと技術的ピークがうまくクロスしなかったこと。技術的ピークは今。フィジカルのピークは27歳くらい。そこから怪我が続いて、2つがうまく交差せず、RIZINの盛り上がりのピークと重ならなかった。だから、過去の映像を見てもらいたくて。RIZINで見た人は歳が行った僕を見ているので、若い頃も見て欲しい」
改めてお疲れ様でした。
お疲れ様でした。