2021年06月28日

『RIZIN.29』続報/8月に特別イベントを開催か/榊原CEOが皇治にMMA転向を打診か




『RIZIN.29』速報(2021年06月27日)

 『RIZIN.29』の続報です。
 

 改めて全試合結果。


 「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」を優勝した白鳥大珠が以下のコメント。

――決勝でのバッティングは何回くらい?
バッティングは何十回もありました。途中途中で何回か止まったが、ぞれ以前にもガンガンもらっていたので。でも、それはもらった自分が悪いなって。結果、中に入らせたってことなので。そこは自分が入れさせなければもらわないので。そこは自分の弱さですね」

――バッティングに対して試合中に怒りは?
「バッティングも金的もあそこまでガッツリもらったのは初めての経験でした。そこでペースを乱されたというか。中にはいろいろな選手がいるじゃないですか。僕としては初めてのタイプだったので、経験にはなったのかって。別に怒りはなかったですよ。ただ1回戦がああいう形になったので、入場前でめちゃくちゃイラついてムカついて“ふざけんなよ”と。ノーコンテストだったので、これで決勝なくなるのかよって怒りはその時はありました。試合中はそういう感情はなかったですね」

――1回戦がノーコンテストになったことによって、もうひとつの1回戦で勝った白鳥選手がそのまま優勝という選択肢もあったのでは?
「いや、そんな話はないですよ。そんなつもりもないです。僕は去年、皇治選手がRIZINに来て、そこで最初に僕がアピールしたので。そこで決着をつけないとこれに出た意味もないと思ったので。そこは盛り上げたいと僕も言っていたので。1回戦に勝っただけのベルトなんて価値はないですね」

――戦い終わって、皇治選手の評価や感情的なものは変わった?
「特に変わってないですよ。マイクで『バッティングに気を付けて』と言ったのも、そのまま思ったことだし。仲良しこよしするつもりもない。ただひとつあるとすれば、このまま引退はしないでくださいねってことです

――それはもう1回戦おうということ?
「皇治選手がここからどうやって上がって来るのかなっていうのは個人的に気になります。これで辞めるなんて簡単じゃないですか。もう落ち目だなとか思って。それで辞めるのはらしくないのかなって。もう1回やりたいはないですけれど、僕は1回やって決着をつければOKと思っていたので。皇治選手は口先で成り上がってきたと言われていますけれど、それは間違いじゃない。もう1回、(皇治が)RIZINに来たのでもっといろいろな選手とやってまた上がっていく姿も見てみたくないですか? そんな知名度とかばかり言ってないで。そういう姿もありなのかなと思います」



――試合後の感想は?
「まず、心から梅野選手に申し訳なかったと思っています。申し訳ありませんでした」

――1回戦、決勝と対戦しての相手の印象は戦前と違った?
「一緒というか、このトーナメントに懸けて必死に調整してきたと思いますし、梅野選手はもちろん、梅野選手のファンにも格闘技ファンにもこうしてRIZINのリングに上がれたのはたくさんの方の支えがあったので、凄く申し訳ないことをしたと反省しています」

――バッティングについては反則行為だと思っていますか?
「もちろん。全くワザとではないですが、相手にダメージを負わしたのは認められている攻撃でダメージを与えたわけではないので、それは自分に非があると思いますし、言い訳はないです。強く申し訳ないと思っているし、しっかり受けいれなあかんと思っています」

――決勝戦もいかに入り込むかの勝負で、頭から突っ込むスタイルで行きましたが戸惑いは?
実力のなさですよね。こんなことメディアの前で言いたくないですけれど、実力があればこんなことにはならなかったと思っています」

――引退するんじゃないかとの心配もありますが?
「ぶっちゃけた話、彼らは強いですし、強い選手もたくさんいますし、いっちょまえのことばかり言ってやって来ましたけれど、若い選手たちに盛り上げてもらったらなと思っていますし、この年までできたのはみんなのおかげやと本当に感謝していますし、そういう風に思っています」

――それはもうグローブを吊るすということですか?
それも考えなあかんと思いますし、梅野選手がああなっているので次また頑張るとは考えてないですね



 梅野源治がコメント。休憩時間前のアナウンスでは眼窩底骨折の疑いとのことでしたが、鼻骨骨折のみでした。


 ノーコンテストという結果に終わった1回戦の皇治vs梅野源治(PHOENIX)について、こうなった場合に決勝戦をどうするかとの想定はしていなかったのかとの質問を受けると「過去を遡っても考えたんですが、過去を鑑みると、1回戦で無効試合になった場合は戦える選手が上がっていることはあるんですよ。ただ、こうなった場合はこうと決めていたことで言うと、競技の部分で言えばもうトーナメントが無効です。1回戦が成立していないので。だからそのトーナメントを決勝戦まで持ち上げるのは主催者としての判断で、選手4人の意向を聞いたうえで今日この場で判断してやらせていただいたと。ここまでのことになるのは本当にレアケースであると思いますが、それが起きるわけですから、しっかり想定をしておくべきだったなと思っています」と、特別措置としてその場の判断で決勝戦を行ったが、想定はしておくべきだったと話した。

 皇治が引退を示唆したことについては「最終は選手本人が決めることだと思いますけれど、あれだけビッグマウスで盛り上げて、かきまわして。今日も偶発的な頭突きも含めて全部皇治のアクションがあってみんながリアクションをとったという形なので、結果は結果として受け止めた中で、まだ続けるべきじゃないのかなと思いますけれどね。やり残したことがあるでしょうし、もっとすっきりした気持ちで、白鳥選手が言わんとしたように結果を積み上げて、もう1回戦いに挑むべきじゃないかなと思います。完全燃焼したとは見受けられなかったように思います」と、不完全燃焼のままリングを去るのはどうなのか、と現役を続行するべきとの考えを示した。



 その後、榊原氏が本紙に明かしたのが総合格闘技(MMA)への転向プランだ。「落ち着いたところでしっかり話したい。キックは引退でも、思いきって総合転向を勧めようと思ってますよ」。32歳という年齢はキックではベテランでもMMAでは中堅。その上、階級は現在トーナメントを開催中のバンタム級で、カードに欠くことはない。

 本紙既報通り、皇治は寝技の練習を始めており、まさかまさかのMMAで再起の可能性も出てきそうだ。

 皇治はこれでRIZIN戦績0勝3敗1無効試合。使い所が難しくなってきました。


 バンタム級GPについては「これで東京ラウンドと大阪ラウンドで8名が出揃ったので、(2nd ROUNDの組み合わせは)抽選会にするのか、主催者の方でマッチアップするのか、早急に決めて発表させていただきたいと思います。あと9月の大会でリザーブマッチも組みたいと思っていまして、1回戦で負けてしまった8名の中からファンの人たちがもう一度出てきて欲しいと思う選手をファン投票で選ぶのもいいのかと思っております」と、9月大会では2nd ROUNDの4試合とリザーブマッチも行うと発表。

「9月の大会へ向けて浜崎朱加選手の試合、ホベルト・サトシ・ソウザ選手の試合も組まれる可能性があると思いますし、クレベル・コイケ選手、斎藤裕選手の試合、朝倉未来選手が9月の試合へ向けて動き出せるのかどうかも含めたところで、明日から調整に入りたいと思います」と、出場予定選手たちの名前も。

 また、「7月~8月にもうひとつ何か新しいことをやりたいと思います」と発表したことについては「オリンピックがなければ環境が変わってくるので、会場が全部空いてくるわけです。そのジャッジを早いタイミングでいただけると思って7月末か8月のタイミングでの大会を準備していました。さいたまスーパーアリーナ、有明、新しい代々木、いろいろな会場の調整が効くんだろうなと。極論を言うと国立競技場が開いていたらやれないかなと思っていたんですけれども、1回のイベントを1万人規模でやるとなっても1カ月を切るタイミングではさすがに間に合わないので、趣向を変えて8月にはなにか新しいチャレンジができることを考えられたらいいなと。それはおって発表させていただきます」と、通常のRIZINとは違う“スピンオフ”的なイベントのようだ。

 9.19さいたまスーパーアリーナ大会が『RIZIN.30』になるのは確定。8月に関しては五輪は開催されそうなので会場が空くとは思えませんが…。


「俺は彼を『令和の大木金太郎』と呼びたい」。開口一番、青木は原爆頭突きを武器に人気を集めた往年の名レスラーの名を拝借し、天敵に新たなニックネームを命名した。その上で大会を「いやー、すごかったね」と振り返り始めた。

「皇治は接近戦が得意で、梅野は遠くから戦うのが得意。だから皇治は頭を下げて飛び込んで距離を詰めるしかない。これに対してムエタイの梅野はヒジで迎撃するのが得意なんです。入られても首相撲とヒザがある。でも今回のトーナメントはキックだから全部禁止。つまり梅野には迎撃する方法がなかった。だから当たってしまった。『故意か?』と言われればそういうこと。我らが皇治さんは相手の盲点を突いたってことです。さすがですよ」

 最後のひと言が気になるが…続いて決勝の分析だ。「基本、白鳥も同じなんですけど、梅野との違いは、もともとこのルールでやっているってこと。だから頭を下げて飛び込まれた時の対応を持っていて、致命傷にならなかった。それでも2発食らっちゃったわけです。そう考えると、去年(9月に)対戦して1発も頭突きをされなかったナスガワさん(那須川天心)がすごいってことになる。全部見えててかわしてたから」

 大木金太郎とは例えが古い。

白鳥、皇治、髙橋亮など、Yogibo presents RIZIN.29 試合後インタビュー vol.1(RIZIN)

金太郎、伊藤、大塚、獅庵 Yogibo presents RIZIN.29 試合後インタビュー vol.2(RIZIN)

瀧澤、今成、ヤマニハ、倉本 Yogibo presents RIZIN.29 試合後インタビュー vol.3(RIZIN)

矢地、川名、白川、青井 Yogibo presents RIZIN.29 試合後インタビュー vol.4(RIZIN)

吉成、植山、山畑など、Yogibo presents RIZIN.29 試合後インタビュー vol.5(RIZIN)

サイン入りポスターをプレゼント!Yogibo presents RIZIN.29 来場・視聴者アンケート ご協力のお願い(RIZIN)


 その他RIZIN情報。

posted by ジーニアス at 17:17| Comment(3) | RIZIN | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NCになった際の想定について、想定してたか否かをまず答えればいいのに何故こうもくどいのでしょう。こんなやっつけ気味のトーナメントで、白鳥選手は優勝賞金以外に何を得たのかなと思います。
Posted by aran at 2021年06月28日 22:44
​CEOとして褒められたコメントじゃない。
スカッとストレートに語れよ。
Posted by いっぺん at 2021年06月29日 06:49
今回のことを経てMMA転向って話はMMAが格下のように聞こえるので気分は良くないな。
受け皿じゃないよ。
Posted by でいな at 2021年06月29日 10:46
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