RISE 2.28 横浜アリーナ:那須川天心、志朗との再戦も判定勝ち「成長させてくれた志朗選手ありがとう」。原口健飛、白鳥大珠から2ダウン奪い判定勝ち(バウトレビュー)
第11試合 メインイベント バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント優勝、RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王者、ISKAオリエンタル世界バンタム級(55kg)王者)
×志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝)
判定3-0 (大沢30-28/豊永30-28/長瀬30-28)
第10試合 セミファイナル 64kg契約 3分3R(延長1R)
○原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
判定3-0 (小川30-27/豊永30-27/長瀬30-26)
第9試合 バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級王者、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg準優勝)
×溜田蒼馬[ためだ そうま](CRAZY WOLF/CMA KAISERバンタム級王者)
1R 1’14” KO (右ストレート)
第8試合 女子ミニフライ級(49kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○寺山日葵(TEAM TEPPEN/RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020(47.6kg)優勝、RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者、J-GIRLSミニフライ級王者)
×田渕涼香(拳聖塾/極真会館関西総本部 全日本少年少女空手道選手権2017 高校生女子軽量級優勝)
判定3-0 (大沢30-29/秋谷30-29/小川30-29)
第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(67.5kg)王者)
×憂也(魁塾/元DEEP☆KICK -65kg王者)
4R 判定3-0 (秋谷10-9/長瀬10-9/大10-9)
3R 判定0-0 (秋谷28-28/長瀬28-28/大沢28-28)
第6試合 61kg契約 3分3R
○梅野源治(PHOENIX/RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント準優勝、BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
×ノラシン・スペチアーレジム[Norasing Speciale gym](タイ/Speciale gym/元ルンピニー認定ライトフライ級&フライ級王者、元ラジャダムナン認定ライトフライ級王者)
判定3-0 (30-27/30-26/30-26)
第5試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者)
×拳剛(誠剛館/RISEバンタム級(55kg)3位、DEEP☆KICK -55kg王者)
1R 2’38” KO (左フック)
第4試合 49kg契約 3分3R
○竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/ラジャダムナン&WBCムエタイ世界ミニフライ級王者)
×渡邊愼一(ウォー・ワンチャイプロモーション)
判定3-0 (小川30-29/佐藤30-28/豊永30-28)
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
○Delgermuru拳信王 [デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
×相内 誠(フリー)
1R 2’05” KO (3ダウン:パンチ連打)
第2試合 62kg契約 3分3R(延長1R)
○平塚大士(チームドラゴン/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位)
×YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
判定3-0 (大沢29-28/佐藤29-28/秋谷30-28)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×小出龍哉(TEAM TEPPEN)
○奥平将太(Team Bull)※平井道場から所属変更
3R 1’04” TKO (コーナーストップ:右フック)
オープニングファイト2 バンタム級(55kg) 3分3R
×力哉(BK GYM)
○大森隆之介(EX ARES/JAPAN CUP 2019 -60kg級優勝)
2R 2’32” KO (3ダウン:パンチ連打)
オープニングファイト1 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
△岡﨑晃志(NEXT STEP GYM)
△星 憂雅(IDEAL GYM/2019年Amateur RISE Nova全日本大会-55kg級優勝・大会MVP)
判定1-1 (28-28/29-28/28-29)
遅ればせながら2月28日に横浜アリーナで開催された『RISE ELDORADO 2021』の試合結果。那須川天心は志朗に判定勝ちし返り討ち。原口健飛は白鳥大珠に2Rに2度のダウンを奪い判定勝ち。元西武ライオンズの相内誠はDelgermuru拳信王に為す術もなく1R KO負けしています。
【RISE】デビュー戦KO負けの元プロ野球・相内誠「こんなんでやっていけるのって思われてしまうような試合をしてしまった」が「這い上がる」(ゴング格闘技)
「試合前はそこまで緊張はなかったんですが、リングに入った瞬間に味わったことのないものがドッときたのを覚えていて…そんなところですね」と、リングの上は独特の緊張感があったと言い、「相手も同じ階級なわけですから、そういった選手の攻撃をもらいまくったわけではないので、それでダメージをもらっているのでは格闘家としてつとまらない。大舞台でデビューさせてもらって感謝していますが、これを気に時間をかけてしっかり弱点であったりを見つけていきたいと思います」と、練習期間の短い早すぎたデビュー戦を反省し、時間をかけてしっかり作りたいとした。
「本当にキツかったです。調子に乗って新しいことに挑戦すると言ったものの、甘い世界じゃないことは分かっています。自分がやってみたかったことに挑戦したわけですから、それは後悔しているわけでもないですし、今日の負けをきっかけに、本当に悔しいですし、這い上がってやろうって気持ちになりました」と、ここから這い上がるとの決意を話す。
最も悔しかったことは何かと聞かれると「やっぱり野球上がりってことで、注目してくれた方がそこそこ多かったと思う、そこで、こっちの道で行けるんじゃないの、センスあるんじゃないのって可能性を少しでも見せたかった。デビュー戦にもかかわらずスポンサーや協力してくれた人が多かったのに、不甲斐ない、こんなんでやっていけるのって思われてしまうような試合をしてしまったと思う。それが悔しいです」と唇を噛みしめた。
「このままだったら無理だなと思ったので、しっかり練習を積まないと、寿命の詰み合いですから。命に関わるスポーツですし。中途半端な気持ちで始めたわけじゃないので、もっと練習に取り組まないとな、という感じです。足りないのはディフェンスとスタミナですかね。練習でやったことを発揮するにはスタミナが必要ですし、しっかりディフェンスできなければ自分の攻撃に持っていけない。まずはスタミナとディフェンスだと思います。攻撃はみんなある程度できるじゃないですか。一番は“盾”を大事にしたいですね」と、すでに課題は見えている。
最後に、試合をやってみて思ったことは「怖いという表現とは違う。怖かったらそもそもやらないです。でも痛いです(笑)。男のスポーツだなって思ったっす」と、初めて味わった格闘技を表現した。
こういう選手がいきなり大舞台でデビュー戦をするのはよくあることなので、そこをどうこう言う気はありませんが、それにしても準備期間が短すぎました。
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また、2022年の『RISE ELDORADO』はどうなりそうかと聞かれると、「天心のカウントダウンですね。あと1年弱で格闘技を卒業するので、今日も寂しいなって思いながら見ていたんですが、RISEとしても最高の形で送り出したい。天心ファイナルをELDORADOでやりたいと思っています。明確には言えませんが、2月か4月の間になると思います。そこでRISEとしてしっかり送り出していきたいと思います」と、那須川天心の格闘技ラストマッチについて具体的に語った。
それ以降はプロボクシング転向ということでしょう。
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――3月28日のK-1武道館は行かれる予定ですか?
「どうしよう。分からないです。それどころじゃなかったので。まあ、お楽しみに。(同じ日のRISE後楽園大会に)ウチのジムの選手が出るので分からないです」
――武尊選手にエールはありますか?
「どうですかね。別に僕がなにか言うことでもないと思いますし。とりあえず今回の試合にめちゃくちゃかけていたので頭を休ませようかなと思っています」。
――キックボクシングにいる間にやっておきたいことはありますか?
「今は特にないです。あ、そういえば大晦日にクマンドーイ選手とやって、ミドルをめちゃ蹴られたので修正出来たんですよね。あの試合で修正しないといけないと思ったので、今回の試合にいい形でつながりました」
【RISE】那須川天心が一夜明けて志朗戦を振り返る、ラスト4~5試合は「意味のある試合をしていきたい」(ゴング格闘技)
そのカウントダウンについて聞かれた那須川は「正直もう悔いはないですね。キックボクシングというものをある程度広めることはできたかなって思います。僕だけが目立つのではなく他の選手も目立ってほしい。今はRISE=那須川天心となっているので、それも含めてRISEに恩返しして。例えば僕がボクシングに行った時でも、RISEに貢献できることがあればしたいと思っています」と、RISE愛を語る。
そのラスト4~5試合ではどんな相手とやりたいかとの質問には「意味のある試合をしていきたいです。例えば前回の裕樹さんとの試合とか、ひとつひとつに意味を持たせられる試合をしたい」と答えた。
ゲスト解説のがらがら声の人がやたら「ナスガワ!ナスガワ!」と開始から那須川贔負のコメントしていてウザかったのですが、あれはキック関係者なんですかね?気の強そうな女性の解説者は良かったのですが。
軽量級とは相性が悪いのでは?