2020年06月18日

6.27『UFC on ESPN 12: Poirier vs. Hooker』で佐藤天とラミズ・ブラヒメジが対戦


 27 日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」に佐藤天が出場し、ラミズ・ブラヒメジと対戦することが決まった。

 佐藤本人がSNSで発信してきたように、この試合が決定するまで紆余曲折が見られた。5月のフロリダ州ジャクソンビル3連戦から、ラスベガスに場所を移してUFC APEXでの6連戦、7月にはファイトアイランドにステージが移行するため、佐藤陣営では6月終盤のAPEX大会への出場をターゲットにし、交渉をしてきた。

 しかしUFCからは6月13日大会への出場要請が、大会まで10日を切ろうかという時に届き、対戦相手は5月30日大会で判定勝ちを収めたばかりのダニエル・ロドリゲスの名前が挙がっていた。このショートノーティス出場に関して、調整を続けてきた佐藤はこのオファーは受けるつもりだったが、ロドリゲスの方が試合のダメージが残っており万全でないと固辞。ロドリゲスに代わりUFCサイドは、コンテンダーシリーズからUFCを契約し、デビュー戦がコロナでキャンセルされたフィリップ・ロウに打診したが、結局まとまることはなかった。

 この時点で6月の出場を諦め、8月の米国大会に標準を変えようという空気もあるなか、陣営は27日大会に向けて調整、交渉を続け──先週の金曜日にティム・ミーンズ戦の話が挙がる。試合まで2週間だが、UFC戦績21戦(※11勝9敗1NC、2度の契約期間を合わせると7年7カ月間も在籍しているミーンズ戦に関して、佐藤に「No」という選択肢はなかった。

 2月のマキ・ピトロ戦を相手の体重オーバーで戦えなかった佐藤にとって、昨年9月以来8カ月振りのオクタゴン3戦目が決まった──かに思えたが、ここからも一筋縄にはいかなかった。試合を10日後に控えた17日(水・同)にミーンズが出場を撤回し、相手はラミズ・ブラヒメジに変更。ようやく佐藤はく契約書にサインすることができた。


 二転三転してようやく決定です。佐藤天は『UFC 242: Khabib vs. Poirier』でベラル・ムハマドに3Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。『UFC Fight Night 168: Felder vs. Hooker』でマキ・ピトロと対戦予定でしたが、直前にピトロの体調不良により中止になっていました。

Ramiz Brahimaj(Sherdog)

 ラミズ・ブラヒメジは現在27歳のアメリカ人で戦績8勝2敗。勝った試合は全て一本勝ちで敗れた2試合は共に判定負け。近年はLFAを主戦場にしており、昨年3月の『LFA 62: Kenney vs. Cachero』でカーロス・マルティネスに1R肩固めで勝利して以来1年3ヶ月ぶりの試合で今回がUFCデビュー戦。昨年6月の『Dana White's Contender Series 18』でミゲル・バエーザと対戦予定でしたが負傷欠場していました。



posted by ジーニアス at 22:21| Comment(3) | UFC | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
佐藤くんには成功して欲しい
1戦目はちょい期待したけど2戦目の打つ手なしって感じの負け方はいかんかった
次、どうなるか
Posted by もこ at 2020年06月18日 23:01
彼とK太郎さんだったら、どっちが強いだろうか。。
Posted by たけす at 2020年06月19日 09:54
別に北米や南米と日本で技術レベルに差があるわけでもないのに何故?やはりチューニングの差?とか思ってたが、
それもあるがあっちはジム全員の相手とスパーではなく同階級の相手とみっちりやるし、
約束組手的なのを重視して特に対戦相手の対策的なのは徹底的にやるらしい

朝倉兄弟の対策プラスそれを十分スパーで実践できる環境があるのは、大きな差だな
日本はメガジムもないから同階級の相手も下手したら出稽古に行かないとだし、
そんな環境でマススパーとか出来ないし
そもそも強くなる考え方が相対的ではなく絶対的なのが
アマならそれでいいんだろうけどプロは先ず目の前の対戦相手に勝つ事の方が
Posted by スラッカー at 2020年06月20日 05:24
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