2005年06月27日

奥崎謙三さん亡くなる

訃報:奥崎謙三さん85歳=「ゆきゆきて、神軍」に出演(毎日新聞)
 ニューギニア戦線で生き残った元日本兵が上官らの戦争責任を追及したドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」(87年、原一男監督)で知られる奥崎謙三(おくざき・けんぞう)さん(85)=神戸市兵庫区=が16日、神戸市内の病院で亡くなっていたことが25日、わかった。死因は多臓器不全。

 奥崎さんは兵庫県出身。第二次世界大戦中、陸軍の上等兵としてニューギニアに従軍し、戦後は神戸市内で自動車部品販売店を経営。69年1月、皇居一般参賀中、昭和天皇に向かってパチンコ玉を発射し逮捕された。この事件について書いた「ヤマザキ、天皇を撃て!」などの著作もある。映画「ゆきゆきて、神軍」の中では、元上官を訪ね責任を追及、この元上官に暴行を加えるなど過激な行動が収められている。

 衆院選に立候補中の83年、上官だった元中隊長宅を訪問し、居合わせた長男に拳銃を発砲。兵庫県警に殺人未遂容疑で逮捕され懲役12年の判決を受けた。

 出所後は1人暮らしで、近年は病気がちだったという。昨年8月に自宅で倒れているところを発見され、入院生活を送っていた。死ぬ直前まで院内で「バカ野郎」と叫んでいたという。

 「世界最狂のアナーキストは日本にいた!」という表現がピッタリの方が亡くなられた。「ゆきゆきて、神軍」は自分が見た映画の中では確実に5本の指に入る作品だし、ドキュメンタリー映画史上ではナンバー1だと思う。と、同時に「ドキュメンタリー=ノンフィクション」ではないと思わせてくれたのもこの作品。奥崎自身カメラを多いに意識していたというし、原一男監督に「今の演技どうでした?」とさかんに聞いていたという。作品の詳しい内容はこちらを参照下さい。あのマイケル・ムーアも自身の作品作りに参考にしていたとか。

 内容がタブーに踏み込んだものであるがゆえに、ひっそりと公開された作品。当然テレビで放送されるわけもない。なのに多くの人が知っていて数々の映画賞を受賞し、海外の映画祭にも数多く招待出品。こんな作品2度とないだろうなぁ。最近も新宿で上映されたし。

 この人は極左かと思われがちなんですけど、そういうわけでもないんですよねぇ。かといって単なるキチ○イというわけでもない。とにかく比類なき方で、こういう人を排出する時は再び日本が戦争を起こした時でしょ(苦笑)。

 著書も何冊か出していますが、そのタイトルが「ヤマザキ、天皇を撃て!」「田中角栄を殺すために記す」「殺人論」とかヤバイのばっかり(苦笑)。

 出所後に制作された「神様の愛い奴」については何も言うことはありません(笑)。内容は大槻ケンヂのコメントを読んで察して下さい。

 これによって第三次奥崎ブーム(?)が勃発するかもしれないですなぁ。合掌。

参考リンク
奥崎謙三 主要年表

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posted by ジーニアス at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会ニュース | 更新情報をチェックする
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