プロレスラーは侠気(きょうき)のある男たちがほとんどだと思っていたらどうやら例外もいるらしい。自民党の大仁田厚参院議員はきのう、7月の参院選出馬とりやめを表明したが、理由を聞いて噴き出してしまった。
▼国会の会期延長に伴い、参院選の投票日が1週間延びたことがお気に召さないようだ。「7月29日投票では夏休みに突入してしまい、政治に関心のない人たちに行き届かない政治になる」んだとか。でもセンセイ、勤め人の多くはまだ夏休みでないし、当選された6年前も投票日は7月29日でしたよ。
▼会見では「参院は首相官邸の人気とりの道具ではない」と威勢のいい言葉も飛び出した。だが、年金問題という与党にとって突風とでもいうべき逆風が吹く中、選挙戦の先行きに不安を感じての敵前逃亡といわれても仕方あるまい。
▼それにしてもこの人は6年間、与党が採決を強行した際の乱闘要員として働いた以外、何をしてきたのだろうか。彼に限らず、女優出身で参院議長まで上り詰めた扇千景さんは例外にしても当選したときだけチヤホヤされ、あとは鳴かず飛ばずに終わったタレント議員がいかに多いことか。
▼今回の参院選も女子アナ、プロゴルファーの父、弁護士、「ヤンキー先生」らテレビの人気者が東京選挙区や比例代表で顔をそろえる。ことに比例代表は、候補者名でも政党名でも投票できるので、タレント候補が票を稼げば稼ぐほど、所属政党にプラスになる。
▼だからといって、政党が「手っ取り早く票をとれる」と有名人擁立に血道をあげるのは邪道だ。参院選がますます人気投票化し、政策論争もおざなりになりかねない。そんなに候補者がいないなら、いっそのこと比例代表なんかやめてしまえばいい。
そうか、6年前の投票日は7月29日だったか(笑)。じゃあむしろ縁起が良いじゃないか。
あと、プロレスラーに「狂気」はあっても「侠気」なんて期待しちゃいけません。
「有名人擁立に血道をあげるのは邪道だ」ってのもこの筆者は大仁田のことを分かってなさすぎ。「邪道」は大仁田の代名詞だし。
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大仁田氏 東大入ってカムバック?・・・政界「引退」会見(スポーツ報知)
すでに、学びたいことは決まっている。東大では、スポーツ工学の分野やメタボリックなどの現代病の研究を視野に入れ、「働き盛りの世代の現代病を克服できるよう尽力したい」という。
こうした大仁田氏が、意識しているとみられるのが、宮崎県の東国原英夫知事(49)だ。数々のスキャンダルに見舞われながらも、早大で政治学を学び、予想を覆して知事に当選した同世代。かつて「東(国原知事)と一緒にするなよ」と漏らしていた大仁田氏だが、脚光を浴び続ける“人気知事”を羨望(せんぼう)のまなざしで見ていたのは間違いない。
「政治のしくみがやっとわかったので、政治に関心のない若者にそれを伝えていきたい」。政治の現場は離れるが、何かしら政治にはかかわっていく意向。06年の長崎県知事選に“色気”をみせた過去があるだけに、引退と復帰を繰り返した本職のプロレス同様、政界にカムバックする可能性もある。
東国原知事を意識してたとは。
“エライ!”さくらパパが立候補辞退の大仁田氏を絶賛(サンスポ)
終了後、「緊張した~」と安堵(あんど)の表情を浮かべたが、大仁田氏の参院選出馬取りやめのニュースを聞くと「えっ、なんでよ」と絶句。安倍晋三首相(52)ら自民党執行部が参院選期日を1週間先送りにしたことなどが理由だと知ると「すごいね。(大仁田氏は)自民党でしょ。見直した」とほめまくった。
「本当にそういう理由で辞めたのであれば、世の中の人も認めてくれる」と今後の大仁田氏にエールを送り「この潔さは安倍首相も見習うべきだね」と付け加えた。
するとここで、選対関係者が報道陣に向かって「大仁田の質問はこれまで」。13日の挑戦状発言について横峯氏は「あれは冗談です」と言葉少なに答えるにとどまった。
横峯氏は元プロレスラーのアントニオ猪木氏(64)を尊敬し、大の格闘技ファン。だが当然ながらプロレスは素人で、本当に戦ったら元プロの大仁田氏に勝てるわけがない。
選対関係者は、途中で大仁田氏関連の質問をさえぎった理由について「大仁田の話になると、つい話が脱線し、とんでもない“失言”がでる可能性がある。13日の発言が良い例」と説明。リング上のバトルに発展する前に、ブレーキをかけたようだ。
( ´゚д゚`)えーーー、冗談だったんだ(棒読み)。
大仁田氏政界引退 会期延長への抗議(スポニチ)
また大仁田議員を“弱い”と指摘した横峯良郎氏との因縁対決には「当選したら(プロレス試合を)やってやるよ」とこちらは勝つ気満々。
いやいや、落選してもやって下さい!
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