「日本フェザー級タイトルマッチ」
2017年12月1日(金)東京・後楽園ホール
▼日本フェザー級タイトルマッチ 10回戦
〇大橋健典(28=角海老宝石/日本フェザー級8位)
KO 5R 3分6秒 ※右フック
●坂晃典(25=仲里/日本フェザー級王者)
5Rになると坂を左フックでぐらつかせ、ジャブでも坂の顎を跳ね上げる優勢ぶり。後半、大橋が連打、坂も何とか反撃に転じるが、ここで毎回のラウンド残り10秒を知らせる「カン、カン」という拍子木(ひょうしぎ)の音が。これを終了のゴングと勘違いした坂は大橋から背を向け、自分の赤コーナーに歩き出した。わずかな残り時間だが、ラウンドは終わっていない。
大橋は即座に追いかけ後ろからサイドに回り込みながら右フックを坂の右顎にクリーンヒットさせる。ノーガードだった坂はそのままマットに崩れ大の字でダウン。
大橋の逆転KO勝ちとなり、坂は初防衛に失敗した。
拍子木の音をゴングと勘違いする選手は珍しくありませんが、逆転KO負けというのは異例中の異例ですね。
拍子木(樫の木)