2007年06月21日

Number681号に書かれていたノゲイラ、ヒョードル情報

Sports Graphic Number 2007年 7/5号
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 7/5号 [雑誌]


 本日発売のNumber681号は久しぶりの格闘技特集。またもノゲイラが表紙。Numberはノゲイラのことが好きなんですねぇ。「総合格闘技“PRIDE後”の世界。」と題して興味深い内容となっております。

 まだザッとしか目を通してませんが特に気になった部分のみ引用していきます。

 まずはノゲイラ情報

「ノゲイラはトップチームに、ファイトマネーの40%を納めることを義務付けられていた。内訳は20%が施設の使用料で、残りの20%がマネージメント料だ。ノゲイラはマネージメントは自分でするから、支払いを20%にしてほしいと希望していたのだが、話し合いは全く進まなかった。一方、自分で直接UFCと契約すれば、それらの“腐れ縁”もまとめて切れて、実際のオファー以上のメリットがノゲイラにはあるんだ。また、UFCに参戦を表明してから、ムリーロが日本の雑誌でノゲイラに対する怒りを表明したこともノゲイラの気を悪くしたようだ。チームのために金を稼いでいるのは自分なのに、そんなに悪くいうのか、と」

 また、マリオ・スペーヒーもムリーロ・ブスタマンチも「UFCでは柔術家は不利だ」としてノゲイラの苦戦を予想しています。

 続いて、ダナ・ホワイトインタビュー。ちなみにこのインタビューは5月29日時点のもの。

--既に日本では、8月にPRIDEが活動を再開するという噂が流れています。

「まだ何も決まってないよ。買収の件でカタがついたばかりなんだ。これからだよ、色々なことが決定していくのは」

(中略)

--日本ではPRIDEブランドが必要だと言われたばかりですが、PRIDEの独自性が必要だとは、思いませんか。

「独自性ねぇ。そんなものはブル○ット(牛の糞)だ」

(中略)

--UFC単独では、日本のマーケットをどのように捉えているのですか。

「まずはTV中継の話をまとめないといけないね。そこが最初の問題だ」

--UFCが、莫大な放映料を求めているので、話がまとまらないと聞きます。

「私たちは世界中でビジネスをしている。そこで弾き出された金額だ。損をしてまで中継する必要はないと思っている。ただ、莫大な放映料というのは納得できないね。私たちは正当な金額を申し出ているに過ぎない」

--ゴールデンやプライム・タイムの地上波中継を望んでいるのですか。

「可能であれば--、ね」

 なんかフジテレビに放映料を吹っ掛けたせいで放送しなくなったWWEを彷彿させるのですが。

 続いてヒョードルインタビュー。

 ミルコや先日UFCに移籍したアントニオ・ホドリコ・ノゲイラの動向は気になる?
「興味はあるけど、今まで闘ったことのない選手にもっと関心があります」
 オクタゴンの中でヒジありルールで闘っても不安はないかと水を向けても、ヒョードルは落ち着いた口調で答えた。
「大丈夫。いま、私はヒジの技術を向上させるためのトレーニングをしていますから」
 ということは今後UFCに上がることも?
「いま、PRIDEとUFCのオーナーは契約条件を我々に提示しています。交渉はワギム代表に全て任せているけど、現段階で我々は彼らが提示してきた条件を呑むことはできない。交渉は続けていくけど、もしかしたらK-1で闘うことになるかもしれません。どこの団体と交渉する時でも、我々がまず最初に出す条件は『日本で試合を続けたい』ということ。日本で闘うということではPRIDEもK-1も一緒ですからね。ただ、引き続きボードッグと再契約することもありえる。今、我々はどことも契約していない状況ですから。当然、もっとロシアでMMAを流行らせたいという気持ちもあります」

 おぉ、「I LOVE JAPAN」を表明してくれるのは嬉しい限り。しかし、同誌に掲載されている谷川EPインタビューでは、

「日本国内でHERO'Sをやっていくにしても、今後、ミルコやノゲイラやヒョードルがリングに上がることはないですね。彼らに見合うファイトマネーを支払えないんですよ」

 と、“ギブアップ宣言”しているのでヒョードルがK-1に上がる可能性は低いでしょう。

 と、ここまで読んだところで、皆さんも御存知であろう日刊スポーツの記事ですよ。

8・18新生PRIDEの第1弾大会開催へ(日刊スポーツ)

 昨日、ダナ・ホワイトがPRIDE解体の可能性を示唆って記事を載せたかと思いきやこんなニュースが飛び込んでくるんだから猪木じゃないけど「一寸先はハプニング」ですね。これって5月20日がキャンセルになったことを受けて仮押さえしてあるのを今さら日刊が報道しただけかもしれないし、何とも言いがたいですね。本当にやるのであれば、残り2ヶ月を切っているわけだから少なくとも今月中には正式発表して欲しいところ。「トンネルの出口」は未だ見えてきません。

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posted by ジーニアス at 02:15| Comment(6) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ムリーロ(ニンジャ)って、たぶんムリーロ(ブスタマンチ)の間違いですよね。


ナンバーらしくない初歩ミスですが、引用の際は(ママ)とかつけておいたほうがいいかも。
Posted by Gryphon at 2007年06月21日 07:15
ニンジャではなくブスタマンチなんじゃあ……
Posted by 名無し at 2007年06月21日 07:23
>Gryphonさん
>名無しさん
私が間違えてました(笑)。訂正しました。Numberは一切悪くありません(;・∀・)。
Posted by ジーニアス at 2007年06月21日 07:25
Blog「つづれや」さんによると新生PRIDE開催の可能性は高いようですよ。まぁ、PRIDEの規模がどうあれ悲観的にならなくてもいいんじゃないですか。
Posted by 特命 at 2007年06月21日 21:25
真偽は不明ですが、状況が好転したので某PRIDE機関誌が発売日を延ばしたという書き込みがNHB NEWSコメント欄にありました。もっと怪しいネットの噂だと地上波が決まってパブリック・ビューが無くなったとか。
ま、書いといてナンですがネットの噂はうそが多いからあんまり信じ込まないように^^
ただ、佐藤ディレクター発言や青木発言から察すると今まで規模を維持できるかどうかわかりませんがPRIDE存続は決まっているんじゃないかな??
Posted by 特命 at 2007年06月21日 21:45
>特命さん
某PRIDE機関誌の発売日が若干延びたのは違う理由だと思いますよ(笑)。佐藤D氏の仕事ぶりは向こうでも高く評価されているみたいですね。日本の関係者は当然存続のために動いているでしょうが、イニシアチブはあくまで向こうが握ってるので・・・。それにしてもダナの発言は鼻につくものばかりです(苦笑)。
Posted by ジーニアス at 2007年06月22日 00:59
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