2015年12月25日

ヤン・ジェンビン選手死去を受けてONE Championshipが2016年からファイターの減量制限を開始

『ONE Championship 35: Spirit of Champions』試合結果(2015年12月12日)

 こちらの続報。ヤン・ジェンビン選手が脱水症状から心肺機能不全で亡くなるという悲しい事故が起きましたが、

ONE Championship announces new weigh-in program following fighter’s death(MMAFighting)

 これを受けてONE Championshipが2016年からファイターの新計量プログラムを施行することを発表。内容は以下の通り。

1. 選手は専用のポータルサイトを通じて定期的に現在の体重を報告しなくてはいけない。

2. 選手は照合されたデータに基づき階級が定められる。体重の抜き打ち検査もある。試合から8週間未満に階級を落とすことはできない。

3. 試合の週は体重を毎日チェックする。試合1週間前と3時間前の尿比重検査をパスしなくてはいけない。これらの検査に落ちた場合は試合に出場できないし場合によっては医師が更なる検査を要求することがある。

4. キャッチウェイトでの対戦は認めるが、重い方の選手が軽い選手の体重の105%を超えてはいけない。

5. ONEの独自の判断でランダムな体重測定を行うことがある。

6. 選手が試合から8週間以上前に階級変更を要求する場合は、その時点で団体の要求する体重の範囲内でなくてはいけない上に尿比重検査にパスしなくてはいけない。階級変更を認めるためにONEのドクターが更なる検査を要求する場合がある。

7. 水分を戻す目的での点滴は認められない。


 選手の体重は以下の範囲でないといけません。

・試合3週間前から試合当日まで:階級体重の制限内
・試合4週間前:階級体重から+1.5%以内
・試合5週間前:階級体重から+3%以内
・試合6週間前:階級体重から+4.5%以内
・試合7週間前:階級体重から+6%以内
・試合8週間前:階級体重から+6%以上

 ONEのチーフドクターの判断により0.5%の範囲内であればオーバーしても認められるとのこと。

 ビクトー・キュイCEOは「世界的な団体であるUFCやベラトールもこれに続いて欲しい」とコメントしています。

格闘家に学ぶ体脂肪コントロール―なぜ格闘家は3時間で3kg体重を落とせるのか?
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posted by ジーニアス at 12:36| Comment(19) | TrackBack(0) | アジア格闘技 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
・試合3週間前から試合当日まで:階級体重の制限内

これは思い切ったね。2階級上げなきゃいけなくなる選手でるんじゃないか
減量少ない青木には断然有利だね
Posted by a at 2015年12月25日 13:30
これは素晴らしい!
世界標準になってほしいです。
Posted by はち at 2015年12月25日 13:46
最近の減量は過激だからね。こういう事がやっぱり起こってしまった…
歯止めをかけないとまた起きるぞ。
Posted by アンドジャスティスフォーオール at 2015年12月25日 13:48
いっそ身長やリーチにも規定設けちゃえばいいのに
Posted by そうえん at 2015年12月25日 13:52
>・試合8週間前:階級体重から+6%以上
7週前の6%以内とどう違うんだろう・・・
Posted by そうえん at 2015年12月25日 14:07
このルールが良いのかは分かりませんが過度な減量合戦は無くさないと。
そもそも体重差を無くすための階級制なのに、リカバリーでどれだけ体重差を付けられるかが重要になってしまっていて正しく機能してないですよね
Posted by にご at 2015年12月25日 14:08
理念は素晴らしい。
しかしながら運営側のコスト面や、守れない選手が続出するリスクなどを考えると回らない気がする。
Posted by 大車輪 at 2015年12月25日 14:44
いや8週間前に体重落としちゃいけないって…

本格的な練習やキャンプ始めたら体重は嫌でも落ちるでしょ
それに計量時の体好きなんだけどね
Posted by あ at 2015年12月25日 14:45
これでジョンジョーンズの
ヘビー級の可能性がでてくるか。
Posted by 延彦 at 2015年12月25日 14:56
>にご さん

本当に全くその通りですね。
大沢ケンジさんもこのことについて言ってますけど、
考え直す時期が来たのでしょうね。
 
ちなみに、以前、格闘技をあまり知らない知り合いに
MMAの減量事情について話したところ、
「なんか本来と違うところで戦ってるね」でした。
Posted by HARD ROUNDER at 2015年12月25日 17:17
ONEFCでの事件とは関係ないでしょうけど、アスレチックコミッションが階級分けの変更を検討しているみたいですね。
ライト級以下は変わらず、現ウェルター級の体重が廃止、165、175、185、195、205、225、265と刻んでいくことを考えているようです。
ベンヘンやジョニヘン、ガステラムあたりが恩恵を受けそうな一方、上の各階級は層が薄くなってしまいそうですが。
Posted by y at 2015年12月25日 18:47
なんか不幸な悲劇みたいになってますが、
減量からの脱水症状で死ぬって…素人じゃないんだから…
この手の事故を止めるためにジムとかトレーナーがいるんじゃないの?
誰のせいでこうなったのかを掘り下げないと原因究明にならないし、
最終的にに本人の勝手な自己判断と判明したとしても、
所属ジムとトレーナーを徹底的に糾弾すべきです。

「こういう事があるから、この規定を作ります!」ってやらないと
つきたくない嘘をつく選手が出てきちゃう気もします…
Posted by あき at 2015年12月25日 19:43
21才でキャリア7戦の選手だから危険ラインの判断を誤るのも当然でしょ
ジョニヘンとかバラオみたいな経験ある選手でも病院送りになるくらいだし
Posted by なべ at 2015年12月25日 21:33
>なべさん
ガキでもベテランでも減量したミスったら病院送り+死んで当然。
それがMMAと。
なるほど。ご教授ありがとうございました。
Posted by あき at 2015年12月25日 23:34
試合1時間前計量にしたら解決する。
Posted by むむ at 2015年12月25日 23:46
今は市販の体重計でも色々計測出来るんだから、(まだ正確性に欠くのかもしれませんけど)専門の機械でチェックして体脂肪率何%以下や水分量が体重に比して少なすぎる場合は反則にするとかも導入出来ないかな?
あとは計量前に最低限の栄養素が含まれたドリンクの摂取を義務化とか。
個人的には今回の様な不幸な事故が続かない為に自己責任にせず運営側が色々と規約を作るのは賛成だし、他の団体にも波及するといいな。
Posted by タップ職人 at 2015年12月25日 23:51
水抜きができる量は筋肉量にある程度比例しますから、筋肉量が少なく手足が長い選手に有利に働く制度だと思います。
競技の性質が大きく変わっていくでしょうね。
Posted by かたやま at 2015年12月26日 02:54
俺もむむと同じで前からここにコメントしてるけど当日計量にすればいいんだよ。手間やらなんやら言ってるべきじゃない死人が出たんだから
Posted by Mr.UDON at 2015年12月26日 09:29
>ガキでもベテランでも減量したミスったら病院送り+死んで当然。
>それがMMAと。
>なるほど。ご教授ありがとうございました。

死んで当然なんて言ったつもりはないんだけど。
二年前にも減量中に亡くなった選手がいて、これで死亡事故は二件目。
選手・ジム・トレーナーが悪いんじゃなくて減量システムが悪いって事を言いたいんだけど。
ジョー・ローガンも同じこと言ってるけど。
Posted by なべ at 2015年12月26日 14:06
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