元UWFインターナショナルで、“200%男”の異名をとった安生洋二(47)が20日、都内で会見し、現役引退を発表した。来年3月19日に後楽園ホールでラストマッチを行う。
(中略)
ハッスル以来、試合から遠ざかっている安生は、都内の焼き鳥店に勤務しており、「片付けで炭の火を消すとき、外面が消えても、かすかに火が残ったりする。プロレスとオレのかかわりと似ていると思った。燃えかすまで消し去って、引退を迎えようという気持ちになった」と思いを明かした。
(中略)
特に魂を込めた団体にUインターとハッスルを挙げた安生。思い出の試合について聞かれると「自分は歴史に残る名勝負はあまりしていない。常に好勝負はしたと思うけど。(思い出は)UWF時代なら船木戦、鈴木戦。ハッスルならインリン様、泰葉とか」と振り返りつつ、「体が壊れることもびびらなくていいし、引退試合が生涯最高の試合になるかも。7万人のブーイングでなく、最後は2000人の大歓声で迎えられたい」と話した。(以下略)
安生洋二 - Wikipedia
グレイシー道場破り事件
UWFインターナショナルに所属していた1994年12月7日、ロサンゼルスのヒクソン・グレイシー柔術アカデミーへ道場破りに行き、ヒクソン・グレイシーに挑戦。非公式試合ながら多くのヒクソンの弟子たちが見守る中、なすすべなく倒されパウンドを浴び、チョークスリーパーで失神させられた。その1か月ほど前「ヒクソンには200%勝てる」と公言し、前夜も朝方まで忘年会で浴びるほどに酒を飲むなどの余裕を見せていた挙句の敗北であった。この行動は、ヒクソンと対戦交渉を進めていたUWFインター側が、なかなか結論を出さないヒクソンを挑発するために行った外交交渉の意味合いがあった。その使者(刺客)として送り込んだのが、当時道場でも一番の実力者とされた安生であったという。良くも悪くも、結果的にこの事件によりUWFインターは業界で大きな注目を集め、3年後にPRIDE(ヒクソンvs高田延彦戦)が企画されるきっかけにもなった。
他にも前田日明襲撃事件など数々のエピソードを残した安生洋二が引退。この人がいなければPRIDEは誕生してないかもしれないし日本に総合格闘技のブームは起きなかったかもしれません。
安生洋二が来年3月19日に引退興行開催を正式発表。引退試合は、高山善廣、山本健一とゴールデンカップスを再結成し、長州力、船木誠勝、鈴木みのるとの対戦を希望! pic.twitter.com/jRXVbyTMGs
— 堀江ガンツ (@horie_gantz) 2014, 12月 20
なお、安生さんは、引退興行で流すためのビデオメッセージを、来日中のヒクソンに頼むも、あっさり断られたそうです(^^;;
— 堀江ガンツ (@horie_gantz) 2014, 12月 20
そりゃそうでしょう(笑)。そもそもヒクソンにビデオメッセージのオファーをすること自体が信じられませんが、道場破り前日に飲酒をするような安生さんらしいエピソードと言えるかもしれません。
OH TACO/ゴールデン・カップス
こんなエピソードがあったなんて!
現役としての晩年はアン・ジョーとして活躍したりPRIDEに参戦したり泉のセコンドとしてちょっと表にでてきたり地味ながら色濃いものでしたね安生選手
安生さんはもうアネットの社長ではないです。
めちゃイケ・めちゃユル24時間テレビ(エスパー伊藤ドッキリ企画)に安生さんらしき人が元祖爆笑王と談笑してるシーンが一瞬映ったのでてっきり・・・
この人は自分の立ち位置を理解できてて、役割に徹する事ができる頭のいい選手でしたね。
マイクも上手いし客が求めてることを察して機転も利くし、U系出身の割に純プロレスな試合も出来た。
知名度以上に評価すべき人物の典型ですね。マサ斎藤がよく誉めてたのを思い出します。