2013年11月28日

NSACキース・カイザーがオープン・スコアリング・システムの可能性についてコメント

GONG(ゴング)格闘技 2014年1月号
GONG(ゴング)格闘技 2014年1月号

On second thought, open scoring is probably a terrible idea(MMAJunkie.com)

 ネバダ州アスレチックコミッションのエグゼクティブディレクター、キース・カイザーが最近MMAでオープン・スコアリング・システムの導入を検討したものの、いくつかの懸念材料があるとし以下のコメント。

「まず第一に(ラウンドごとに採点を発表する度に)ビール瓶やいろんなモノが飛んでくる可能性が出て来る。第二にビール瓶などが飛ばなかったとしても…これは何人かと話し合ったのだが、ジャッジは怯えている。次のラウンドが始まるまで注目されるわけだし、気が散る可能性がある。他のジャッジの採点に影響される懸念もある。自分が1~4ラウンドまで一方のファイターにフルマークを付けているのに他のジャッジが接戦にしていた場合、5ラウンドの採点をもう一方のファイターに付けるべきかというプレッシャーが掛かってしまうかもしれない」

「(リードしているファイターが最終ラウンドで安全策を取る可能性があるが)それがどうしたというんだ? フットボールでもそういうことはあるし、それはスポーツの一部だ」

「ウィンブルドンやマスターズでリードしてても、つまづいて足首を折ったらお終いだ。MMAはそこまで単純じゃない。例えばチャンピオンが1~3ラウンドまで圧倒的にリードしてるとしよう。だが4ラウンドでガス欠を起こし猛反撃を受けたものの辛うじてサヴァイヴできたとする。最終ラウンド前の採点は39-37と発表される。そこで5ラウンドの序盤に偶発的なバッティングやサミングがあってチャンピオンがこれ以上試合を続行できないと言ったらどうなるか? それでチャンピオンがテクニカル・デシジョンで勝利してもファンはどう思うか? それが本当であったとしても信じてくれないだろうし、嘘をついてても採点でリードしていることを知ってるのでベルトを防衛できてしまう」
posted by ジーニアス at 09:11| Comment(9) | TrackBack(0) | UFC | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
色々問題があるのですね
Posted by しえるちゃん at 2013年11月28日 10:04
懸念て、どれもしょうもない理由だなぁ。
他人の評価に影響されるジャッジなんて必要ないよ。
選手だって自分の判断に自信のあるジャッジにさばいてもらいたいだろうに。
Posted by day at 2013年11月28日 10:20
ヒョードルvs.ノゲイラ2ndのことか?
みんなPRIDE観てたんだなぁ
Posted by big真影流 at 2013年11月28日 10:56
せめて加点項目と減点項目の認識の統一くらいは出来ないものかね。
あるジャッジは30-27を付けたが、別のジャッジは27-30を付けたりとか。
何を基準に評価したのか、全然わからん。
Posted by 秘密 at 2013年11月28日 12:45
メリットとデメリットをよく検討してますね。ジャッジが周りの意見に左右されるようになることは間違いなく起きるだろうけど、それが必ずしも悪く働くとも限らない。
でも個人的には最後まで結果が分からず、判定でドキドキするのが楽しいからオープンスコアはいらないかな。
Posted by MMA at 2013年11月28日 13:11
オープンスコアより、アメリカのジャッジの質やバラつきを考えると
GLORYなどのようにジャッジを5人にして
誤審率を少しでも下げる方を考えるべきなんじゃないかな、と時々思います。
ただそれでも完全には防げないし、3人の方が確かにしっくりは来るんですけれどね。
Posted by KC at 2013年11月28日 14:07
システムを含めてジャッジは難しいということです
Posted by 法輪 at 2013年11月28日 17:50
やはりジャッジも空気を読んで採点せざるをえないということか。大変だな。
Posted by sya at 2013年11月28日 18:07
最終ラウンドの追いかけっこが熱くなるな…
Posted by 774 at 2013年11月28日 23:03
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