協栄亀田6月にも初戦、まるで世界戦発表
なんか日刊の書き方にも皮肉が感じられますね。金屏風の前でヤンキーだか893だかわかんないような親子がフザけたこと抜かしてるんだから当然といえば当然なんですが。
「ホッとした? これで2度と(グリーンツダジムに)かかわることはない。地球が爆発してもな」。父史郎氏の言葉が、両者の間の深い溝を表していた。高額な移籍金3000万円を巡り、長期化が予想された移籍。だが、協栄の登場で事態は一気に収束した。
普通そこまで言うかね? プロレスラーだって団体を離脱してもそこまで言わんぞ。
移籍第1弾の試合計画も、すでに進行中。金平会長は「最短で6月、後楽園ホールで」と話した。相手も、史郎氏が希望する東洋太平洋フライ級のランカーで進めている。
競馬でいえば1000万条件か準オープンクラスの選手とようやくやるわけね。まぁせいぜい頑張って下さい(棒読み)。
自分的には亀田絡みでもっと気になるニュースがあった。
「亀田3兄弟」を商標登録していた(日刊スポーツ)
人気ボクサー亀田興毅(18)の移籍問題は円満解決したが、問題はまだ残されている。グリーンツダジムの後援会関係者が「亀田3兄弟」を複数、商標登録していることが判明した。亀田側への了承はなく、移籍問題と同時に無効を求めてきた。この問題について、亀田側の関係者は「移籍が正式に完了した時点で、あらためて亀田家へ返してもらうよう交渉していく」と説明した。
なるほど、商標登録してたのか。でもこれはビジネスやる上では常識なんですよね。先手を打っていたグリーンツダジムの方が一枚上手だったということで。商標登録ってのは大事ですよ。
一昨年も阪神タイガースがセリーグ優勝した時に千葉県在住の男性が『阪神優勝』をすでに商標登録していて話題になったことがありました。これに対し阪神球団側は商標登録無効を求めた審判を請求し、特許庁は請求を認め、商標無効の審決を出しましたけどね。
ここでちょっとプロ格における商標登録について考えてみましょう。
やっぱ一番有名なのはアントニオ猪木の『1・2・3・ダァーッ』なんでしょうねぇ。猪木事務所は『ボンバイエ』『猪木イズム』『闘魂』なども商標登録しています。
ちなみに『ダー』1回30万円。ビンタ1発10万円。一休宗純の「道」を朗読すると100万円のギャラが派生すると噂されています。
ということはかつて大晦日のINOKI BOM-BA-YEでやった「除夜の鐘108つビンタ」で猪木に支払われたギャラは1080万円!?Σ(@∀@-;) いや、当然あの日は『1・2・3・ダァーッ』もやってるわけだし、そもそも大会タイトルに『ボンバイエ』が使われてるわけだから、もっと多いことになるか・・・。こりゃもうインチキ宗教法人と変わんないですよ。宗教法人は税金面で優遇されているから猪木は本気で宗教法人化考えているかも。あっ猪木は元々税金払う気ないから関係ないか(笑)。
『K-1』という言葉も商標登録されています。この言葉を考えたのは石井和義館長で、「空手、キック、カンフーなど打撃系格闘技の頭文字には“K”が付くことが多いから『K-1』にした」というのが定説になってますが、そんなのは大ウソ! 実は『K-1』という言葉を最初に使い始めたのは新空手で正道会館がそれをパクッただけなんですよ。
全日本新空手道連盟公式HP
ちなみに新空手とはわかりやすく言えばグローブ空手のこと。K-1からK-4まで4つのクラス分けがされていました。これは体重別に分けたのではなく、数字が若くなればなるほど防具などの規制が無く過激なルールになります。「何戦経験してる」とか「何勝以上してる」とかでクラスが分かれるわけですね。
昔は年に一度東京武道館で『トーワ杯』というグローブ空手のトーナメントがあったんですけど、それが最も制約の少ないK-1ルールでした。グッズ売り場にも思いっきり『K-1』のロゴが入ったグッズが売られてましたよ。
ところがいつの間にやら'93年に始まったK-1GRAND-PRIXに『K-1』の座を正道会館に奪われてしまい、上記の新空手のサイト見たらK-2、K-3、K-4の文字はあってもK-1は無かった・・・ 。・゚・(ノД`)・゚・。
ちなみに正道会館は『K-2GRAND PRIX』『K-3GRAND PRIX』を開催したことがあります。こちらの場合は体重別。K-3の体重は今でいうところのK-1MAXの体重に相当します。ただ、名称を『K-3』にしてしまうと、どうしてもK-1の2軍(3軍?)というか下のイメージになってしまうので、名称変更は大成功といえるでしょう。
新空手が『K-1』を商標登録するのを忘れていたのか、されていたのを正道会館がお金を払って買い取ったのか真相は知りませんが、まぁ裏では色々あったんでしょうね。
あと、かつて石井館長はK-1の“K”の中にカポエイラも含めていたんですが、カポエイラのスペルは“capoeira”・・・(笑)。
そのK-1も商標登録でクレームを付けられたことがあります。昨年総合格闘技のイベントを開催した時に大会名称を『K-1MMA ROMANEX』としたところ、「『MMA』を商標登録しているのはウチだ」とDSEに言われてしまいました。『ROMANEX』はFEGの作った造語だからノー問題だったんだけど・・・。それよりもたかだかアルファベット3文字なのに商標登録かよ!ってことに驚いたなぁ。
じゃあDSEは『PRIDE』も商標登録してるんだろうね。そんなの完全に普通名詞なのになぁ。これは聞いた話だけどDSEは『ハッスル』の商標登録を持っていた会社から権利を買い取ったらしいですよ。ということはおそらく猪木事務所同様『3・2・1・ハッスル、ハッスル!』とかも登録してそう。ま、まさか『ビターン!』とか『ビビッたか?たじろいだか?』とかも? だとしたらスゲーなぁ・・・。
ちなみに『萌え』という言葉も商標登録済みらしい。『萌えTシャツ』とか勝手に作っちゃいかんてことか。まぁそんなもん買わんし作らんけどね・・・。
ということはだ、「作詞・作曲で印税生活」、「本を執筆して印税生活」、「何かを発明して特許を取得して印税生活」というのは夢があるけど、「商標登録で楽して儲ける」というのも夢があるな。何かがブームになったり何かで突如有名になった人が現れたりしたらチャンスだぞ。たとえば最近でいえば・・・。
そうだ、『奈良の引っ越しババァ』とか『奈良の騒音ババァ』を商標登録すればヒト儲けできるかもしんないぞ! これはチャンスだ!
・・・ただし「miyoco」が出所後に訴えてきても知らないよ(笑)。
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参考リンク
特許庁ホームページ
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