2006年12月12日

新たなる総合格闘技『ライコンドー』って何だ?

【ニュース】数見肇が再始動! 総合格闘技部門ライコンドーを設立(GBR)
 12月11日(月)東京・チャンバーズTOKYOにて記者会見が行われ、数見肇、岩崎達也、阿部裕幸が出席し、RKJの総合格闘技部門ライコンドーの設立を発表した。

 ライコンドーとは「空手道数見道場」と「日本拳学会」が統合してできた「日本武道空手拳学連盟RKJ」がプロデュースする総合格闘技で、RKJで代表師範を務める数見と最高師範を務める岩崎の「打撃で勝つ」総合理論から生まれたもの。

 ライコンドーという名称は、上昇を意味する英単語の“ライズ”、魂の“コン”、そして道の“ドー”を組み合わせて付けられた。

 また訳の分からん格闘技が出来てしまいました。とはいえ3人とも格闘技界でそれなりに名前のある人物なので期待してもOK?

 ライコンドー・・・クリス・ジェリコが冬木軍にいた時のリングネームでしょうか? ってそれはライオン道・・・。

「見た目だけでは他の総合格闘技の練習や動きとは違いがないように見えるかもしれません。しかし選手個人が出来ること、出来ないことを抽出し、そこに空手のエッセンスを入れるわけです。

 具体的には、間の取り方、相手の動きを観る、打撃における筋肉ではない“中”の回転力になります。この2年間、私たちがやってきた技術を総合格闘技に生かすためには苦労しましたが、ほぼそれは固まりました」(岩崎)

 だそうで。数見曰く「93年にUFCが出てきて、いずれはやらなければならないと感じた」とのことですが、13年経ってようやくですか。

 確かUFCが出てきたころに大道塾の長田賢一も似たようなこと言ってたような気がする。「空手技を生かして総合格闘技で勝てる技術を身に付けたい」みたいなことを。当時の総合は寝技系有利だったから「そんなこと出来るの?」と思ってた。あと寝技で勝つ方がバイオレンスさがなく美しい勝ち方だとされてたし。空手出身の佐竹雅昭がPRIDEでベラボウに弱かったってのもあった(笑)。野地竜太も苦戦してるねぇ。

 となると、ライコンドーは「空手復権」がテーマだと考えていいかも。

 すでにチャンバーズTOKYO内でクラスはスタートしており、アマチュア修斗にも選手が出場しているライコンドーだが、当面の目標はアマチュアで勝つ選手を作ること。具体的な活動方針として岩崎は「選手を預ける側としては、しっかりとした理念を持っているところでなければ選手を(試合に)出せない。そこでまずはアマチュア修斗一つに絞って、選手を出していこうと思っています。

 自分たちでルールを作って、自分たちで大会を開き、自分たちで育てた選手を優勝させるというセコイことはしないと。素晴らしい志ではありませんか。打倒プロレスのために自分たちに都合のいいルールを作っている小笠原和彦の押忍闘夢と大違いですね(笑)。

 こちらとしては数見肇自身に出陣をお願いしたいところですが・・・。

 なお総合格闘技参戦も期待される数見だが「私が試合をするつもりはありません。今までは俺が俺がというところもありましたが、これからは自分を捨てて、若者に夢を与えたいと思います」と、自身の総合参戦は否定している。

 残念ですね。3年前はこんなことがありましたが↓

数見肇にパンクラス尾崎社長が熱烈オファー 両国大会は演舞限定も 試合出場を交渉中(スポーツナビ 2003年11月14日)

「PANCRASE 2003 HYBRID TOUR」 両国国技館大会 元極真 数見肇館長演舞(スポーツナビ 2003年11月30日)
数見道場の中延支部には金網があり、オクタゴン対策を行うなど、総合格闘技進出の準備も行っているという。今後の動向が注目される。

 おぉ、このころからライコンドーのことを考えていたのか。この時は「本能が目覚めれば参戦するかもしれない」って言ってたのになぁ。「自分が出ないで弟子にやらせる」というのは、佐山サトルや前田日明と同じパターン。負けたら失う物が大きいから仕方ないのかね・・・。

指導者に専念するのは早いと思うのだが・・・Blogランキングへ。

【その他気になったニュース】
前田日明オフィシャルサイト開設(BurningSpirit)
 BurningSpiritさん経由の情報。URLはこちら↓
http://www.rings.co.jp/
 リングスか・・・。来年からブログ始めるらしい。

フランク対バローニが正式決定(GAME AND MMA)
 来年4月のSTRIKEFORCEで、フランク・シャムロックvsフィル・バローニをやるらしい。

Bs清原「K-1イベント初司会」で大みそかの"顔"に(スポニチ大阪)
 ゲスト解説や秋山のセコンドという立場じゃなくて「スペシャルナビゲーター」として出演するそうで。確かに清原は日本シリーズなどで解説やるとコメントが上手いのは確かだが・・・みのもんたさんはどうすんの?

【DEEP】12・20藤沼欠場で窪田をKOした安藤純が参戦、全カード決定(GBR)

【DEEP】2・16は6周年大会!長南亮、中尾受太郎、帯谷信弘が防衛戦(GBR)
 村浜vsホイラー、謙吾vsドスJr.、みのるvsソラール、田村vs美濃輪などの名勝負(迷勝負?)を生んだDEEPも6周年。

【バーチャファイター5】2007年2月8日発売! 予約特典として「Virtua Fighter 10th Anniversary 復刻版」をプレゼント!!(CNET Japan)
 このころはPS3も普及してるだろうか。

宇宙技術でイノベーション=JAXAシンポジウム(1)(PJニュース)
 米倉教授は、日本が現状に満足しているというたとえに、格闘家ヒクソン・グレイシーの話を出した。「そうして、中国や韓国の技術は、たいしたことはなく、安全性に問題があるなどと言っているうちに、どんどんやられてしまう」「ヒクソン・グレイシーという、格闘技の神様のような人が、どうして負けないのかという問いに、『私は、10才の子どもと闘うときも、相手を見くびることはないからだ』と答えている。つまり、日本は、相手を見くびってはいけないし、今こそ、ビジョンを掲げて、リソースを集中する必要がある」と続けた。

 そうか、日本人には“ヒクソン魂”が足りないのか・・・。でも確実に勝てる相手としか戦わないってことを米倉教授は知ってるのか?

そういえば大晦日恒例のヒクソン参戦の噂が遂に出なくなったな・・・人気blogランキング
posted by ジーニアス at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | プロレス&格闘技 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
記事検索