
以前から行こうと思っていたものの結局行ってなかった浅草インディーズアリーナ(浅草ファイト倶楽部)に初めて到着。携帯電話の地図を駆使したので迷わずに到着出来ました。

入り口狭い。普通のマンションの地下だった。

18:39(イッパイサンキュー)開始予定なのに18:30になっても開場しない。18:39に二見社長が出てきて「イッパイサンキューに開始予定だったんですけど、イッパイサンキューに開場ということで(笑)」。

会場内。予想以上に狭かった。リングが低いというのはサイトで見て知ってたが。椅子も低かった。背もたれのない丸椅子だったのだが、座席番号が貼られてない。壁に貼ってある座席図を見て座れということ。

19時3分にようやく会場が暗くなり開始。吉川晃司の『サバンナの夜』が掛かる。会場暗いままでフルコーラス流す(笑)。『ラ・ヴィアンローズ』が掛かりようやく入場式かと思いきやT-1マスク1号&2号が入場してきただけ。1号(まぁA・コングなのだが)が「イッパイサンキュー」と言うと微妙な空気が流れ、吉川晃司『ナイフ』が掛かるとようやく他の選手と二見社長が入場(ただし堀田はボイコット)。二見社長、コーナーに上がってノリノリ。

二見社長「イッパイサンキュー!? イッパイサイモンと言いたかったけど、肉体改造やってねーし、最近太ったし、言えねーよ! ズバッと参上ズバッと快傑!」と、なぜか『快傑ズバット』の名セリフを引用(笑)。1号が「FUTAMI LOVE」2号が「T-1 MONEY」というボードを掲げる。二見社長「言葉はいらねえんだよ!」。

第1試合 武藤裕代vs浦井百合
地力が違い過ぎ。浦井の技を受け切り、ここぞという時に強烈な頭突きをかます。「ゴツン」という鈍い音が狭い会場に響き、客もどよめく。7分46秒で武藤圧勝。

第2試合 T-1マスク2号vs中島安里紗
これもちょっと格が違うと言うか。ご存じない方のために説明すると2号の中の人は藪下めぐみ。ガチで勝てる人はなかなかいない。熱心な中島ファンの人がいて「絞めろ!」と叫ぶが2号は「絞めろってさ」と超余裕。

狭い会場で場外乱闘。フィニッシュは掌底で8分53秒、2号勝利。
2分3秒の休憩だったのだが、実際には15分ぐらいでした。

第3試合 堀田由美子vsT-1マスク1号、シャーク土屋
堀田は予想通りパートナー連れて来ず。二見「パートナー連れてこねぇの?」堀田「お前バカか? こんなリングに上がるヤツなんていねえんだよ!(←じゃあお前はどうなんだ)ひとりで十分なんだよ!」。これを逆手に取った二見社長が全員で堀田を袋叩きにすることを提案。後に引けない堀田はこれを受託。

武藤、2号、浦井も加わり1vs5に。中島だけは参加せず。

どさくさに紛れて二見社長も堀田をいたぶる。

二見社長が堀田を攻撃していたところに土屋がビッグファイヤー!(すいません、一瞬の出来事だったので撮影出来ませんでした) ふたりとも直撃はまぬがれたものの二見社長と土屋は仲間割れ。隙を突いた堀田が土屋を丸め込み堀田勝利! 堀田は「ココ(頭)が違うんだよ!」とアピール。

大乱闘。分かりにくいですが、堀田が二見社長を胴締めスリーパーしてます。

土屋と中島が堀田サイドに着き二見社長激怒。

堀田が二見社長のサングラスを奪い土屋に掛ける(笑)。場内爆笑。

長い乱闘が続き堀田サイドは引き上げる。二見「おいおい、堀田が負けたらT-1永久追放、勝ったら条件言うんじゃなかったのかよ! これじゃ締められねえじゃねーかよ!」

堀田再登場。「アタシとお前とシングル対決だ!」。二見「なんだよ、T-1解散とか言われるかと思ったのにそんなんでいいのか? やっぱ仕事ねえんだなぁ」。場内爆笑&堀田苦笑い。中島が「T-1マンネリ。つまんない」と言うと二見社長「お前の試合の方がつまんねーよ!」。

20時35分ごろに二見社長独演会23分1本勝負開始。独演会を聞きたくない人は帰ってもいいと言うと16人帰った。残ったのは50人ぐらいか。主催者発表は観衆189人になってますけど、そんなにいませんし、あの狭さじゃ入りませんよ(笑)。ちなみにお客さんの中に斉藤清六さんがいた。プロレスファンの芸能人と言うとナンちゃんや、くりぃむ有田などが有名だが、リアルでナンバー1なのは間違いなくこの人。後楽園ホールでもしょっちゅう見かけるし。
23分1本勝負と言いながら、結局二見劇場は50分ぐらいあった。ほとんどがマスコミ批判とレスラー批判だったが。「3大ブログ、ブラックアイ2、悲しきアイアンマン、プログ。お前ら読んでるか?」おじさんファン一人を除き全員読んでいた。「今ココに来てるか来てねーか知らねーけど、T-1のこと誉めてるわけじゃねーけど、やってることはともかく言ってることは正しいと評価してくれて嬉しかったよ」とのこと。
個人的にツボにハマッたのは「鈴木みのると木村響子が最近やたらと持ち上げられているけど、どこがいいのかサッパリわからねぇ」と言ったところ。
「NOSAWA GENOMEで風香とやったら『面白い』とか『プロレスを分かってる』とか、それってちょっと違うんじゃねーの? 三冠チャンピオンがそんなことしていいの?」
大のみのる嫌いの私としては「パンクラスの戦いに付いていけなくなったから、かつてボロクソに言っていたプロレスに舞い戻ってきたヘタレ野郎です、アイツは」と思わず二見社長の話に乗っかりそうになったが自粛(笑)。
人数が少ないので客とディスカッション状態になることもあった。3大ブログを読んでいないおじさんファンの方が「メインが終わった時は『これで3500円は高いな』と思ってたんですが、このトークショーで何とか元が取れたかな・・・」と言うと二見社長苦笑い。

最後はお客さんひとりひとりと握手。
中島まさかの造反!“反・二見”を掲げて堀田&土屋と合体=11.18T-1(スポーツナビ)
こちらもご参照下さい。
感想。昨日も書いたが点数付けるとしたら70点。とはいえT-1興行初見だったので、新鮮さがあったからこういう点数になったのかもしれない。中島安里紗の「マンネリでつまんない」、おじさんファンの「試合はつまんなかった」という声、二見社長自身も試合はつまんなかったことは認めていたし。一緒に観た友人はボロクソ言っていた。「第2回、第4回のブチギレに比べたら全然大したことないよ」とのこと。
行き詰まり感はあるのかもしれない。このテの興行は年に何回もやるべきではないのかもしれない。回数を重ねるごとに過去の伝説が色褪せる可能性もある。
二見社長自身もジレンマを抱えているような気がする。鈴木みのるvs風香に対する批判といい、ブログでのDDTに対する発言といい、二見社長は基本的にかなり保守的な考えの持ち主。一方で自身は保守本流から大きく逸脱したプロレス興行を行っている。また業界(特に女子プロ)が腐りきっているからこそ自分のような人間が興行を打てることも分かっている。
回数を重ねるごとに二見目当てでチケット買っている人の割合が上がり現在は99%(笑)だとブログに書かれているが、そりゃあ、やる度にカードがショボくなり会場も縮小してるんですから当然でしょう(笑)。
今後の方向性がちょっと見えにくい。二見劇場で「俺は前川との格闘技戦をやるべきか堀田とのプロレスマッチをやるべきか」と言ってたが、それをやったらオシマイだと本人も分かっているでしょうし。
マイクを聞く限り「年内にもう一丁!」はともかく、今後もT-1興行は継続していくつもりのよう。商売だからやっぱり客は入れたいという本音も吐露していた。お客さんを入れたいのであれば“インディー内メジャー”を目指すしかないわけで(例えばDDTは“インディー内メジャー”だと思う。また現在は“メジャー内メジャー”の団体は存在しない)。二見ワールドは完全に“インディー内インディー”。その生き残っているファンが離れることなく“インディー内メジャー”が構築されればいいのですが・・・。
T-1興行は発展させたい一方で、自分のような一介の金券屋が付け入る隙のないプロレス業界に戻って欲しいという矛盾・・・。本人がそう考えているかは知りませんが(;・∀・)。
しっかし、二見社長に読まれているという前提で感想書くとビビりますねぇ(苦笑)。気にすることなく本音で書こうとはしていますが。マスコミの人間なんてそういう“しがらみ”だらけだから本音が書けないんだろうなぁというのがよく分かる。
だからと言って提灯記事ばかり書いているのはどうかと思いますがね。北朝鮮ばりのインチキ報道やってたら読者が離れるのは当たり前。ただ、週プロmobile見ると試合終了からそれほど時間が経っていないのに、長い長い二見劇場(激情)の要約をキチンとアップしていたのは感心したね。3大ブログについて語った部分は無視してたけど(笑)。
次回は行くかどうかは未定。今回は二見ブログで「体感
する気はあるのかい?」と名指しで言われたからというのもあるが、1度はT-1興行に行っておきたいというのと、浅草インディーズアリーナに行ったことがなかったからこの機会に・・・というのもあったし。
あとね、二見劇場に居残っていたのが50人くらいしかいなかったのに、その中にオレがいたことがバレてるわけだから、二見社長やお客さんに「アイツが3大ブログの中の人か」と特定されるのは凄く嫌なんです(苦笑)。この記事にアップした写真の角度でバレてるかもしれないし!
なるべく大勢の中に紛れ込みたいので次回は新宿FACEや新木場クラスの会場でお願いしたいものですね。
●二見社長はブログでどう書いているかなぁ・・・/人気ブログランキング
あれこそが、天然なのか、ガチなのか、分からないのし、それこそが“T-1クオリティー”なんでしょうな(苦笑)。
やっぱり“あの方”は恐ろしい。
まさかあの二見劇場をご覧になってたんですか?
だとしたらお疲れさまです(;・∀・)
今までのを生で観ていたわけではないのでアレですけど、今回はマジボケ感よりも狙っている感が高かったのかもしれません。