2006年09月22日

山本一家は恩知らずかもしれない件について

 ソースは週刊新潮今週号(9月28日号)。現在北京オリンピック出場を目指している山本“KID”徳郁および山本一家の記事が載っていました。タイトルは、

「制作TBSの美談」
亀田3兄弟の次は「山本レスリング一家」


 なんともアレなタイトルですね(;´∀`)。

 記事の冒頭は8月12日に放送された『アスリート応援TV! ニッポン!チャ×3』の放送内容の説明。ミュンヘン五輪で疑惑の判定により7位に終わった父・郁榮、五輪出場が叶わなかった美憂と聖子、家族のオリンピックへの想いを放送しましたが、これを涙を誘う演出だったことを皮肉ってました。

 そこから先を引用。

「TBSは山本一家を亀田3兄弟と並ぶ、二大コンテンツと考えているんじゃないですか」(格闘技雑誌編集者)

「北京五輪までの2年間は、山本一家の汗と涙の物語で高視聴率が取れるでしょうからね。五輪後は、KIDはTBSが独占中継しているHERO'Sに戻ってくる。復帰戦は注目されるでしょう。これもTBSにとってはおいしい話なんですね。すでに五輪までのドキュメンタリーを撮り始めているという話もあります」(同)

 亀田3兄弟と並ぶコンテンツねぇ・・・。彼らと違うのは美憂と聖子がすでに引退していること。この差は大きい。しかもKIDももう29歳ですしね。復帰戦は注目されるでしょうけど、今年のDynamite!!の出場が内定しているのでプレミアム感はそれほどでもない。しかも早々と代表選考に敗れたら本格復帰も早まるだろうし。

 だが、実際のところ、KIDは北京五輪に出場できるのか。本当にメダルを獲得できるのだろうか。
「いや、現実は厳しい。五輪出場も難しいし、ましてや金メダルなんて99%獲れないでしょう」(吉田豪)

「何しろ5年間のブランクがありますから、そんなに簡単には勝てないでしょう。実力は国内の男子60キロ級でベスト8ぐらいでしょうか。11月の全日本選手権予選会まで時間はありますから、それまでにどれだけアマチュア・レスリングの感覚を取り戻せるかでしょうね」(評論家)

 なぜか吉田豪が登場(笑)。しかも肩書きが「格闘技ライター」になっていた。最近はプロ書評家としての活動の方が目立ってる気がするが・・・。

 当然こういった周囲の声に父親の郁榮氏は反論してますが、「徳郁は私のような闘う魂を持っている」「信じている」といった精神論を語るのみで説得力無し。そしてそして・・・。

 何とも美しい絆だが、この一家に対し、非難の声を上げる人物がいる。
「あの一家は恩知らずですよ」
 こう言うのは、郁榮氏と同郷の友人である。これまで一家の様々な相談に乗ってきたのだという。
「彼らの会社設立や税務上の処理など一切を請け負ってきました。美憂が五輪への道を断たれ、精神的にドン底の状態にいる時、100万円ほど貸したが返して貰ってない。山本一家に活動の場を与えようとNPOを設立してやった時も、一家はやる気がなく休眠状態にしてしまった。それなのに彼らは何の連絡もなく、別のNPOを設立したのです。素晴らしい一家のように持ち上げられていますが、そんなことはない」

 ありゃりゃ、これはどういうことでしょうか? ここに書かれている「別のNPOを設立」というのは、“山本KIDランド”が来年の3月千葉にオープン(2006年08月18日)で書いた『日本スポーツネットワーク』のことですね。今年の6月に設立されています。休眠状態にしてしまったNPO法人を活用しなかったのは何故? 疑問が残りますね。

 だが、郁榮氏はこう反論する。
確かに美憂は経済的に苦労している時、80万円借りましたよ。でも、遣ってもいいよという意味だと思っていました。返せというのなら明日にでも返しますよ。こんなことで美憂のイメージを下げたくありません。NPOを作ってくれたのも事実ですが、こちらが活動してくれと言っても、2年間も何も動こうとしなかったので、自分でNPOを作ったのですよ。私たち一家は、他人を尊重して生きてきた。何で怒っているのか、私にはさっぱりわかりません」

 ┐(´∀`)┌ヤレヤレ。何だかどっちもどっちのような気がしてきた。80万円借りた件も郁榮氏の友人は「100万円ほど」って誇張してるし、NPOの件も「一家はやる気がなかった」に対して「活動してくれと言ったのに」だし。「美憂が五輪への道を断たれ、精神的にドン底の状態にいる時」って、まだエンセン井上と結婚してたはずなんですけど・・・酷いよ、エンセン!

「私たち一家は、他人を尊重して生きてきた」・・・他人の嫁を寝取ったり、バツ2だったりの一家が「他人を尊重」とは(苦笑)。

 そんなわけで、TBSで『山本一家ドキュメント』が放送される日は近いでしょう。楽しみに待ちましょう。

[参考記事]
山本“KID”徳郁が北京五輪に出られそうもない件について(2006年07月23日)

山本KIDはアマ専念でも忙しい・・・その他格闘技情報いろいろ(2006年08月10日)

山本KIDが文科相に非行防止を訴えたが・・・アンタ半年前に自分が何したか覚えてんの?(2006年08月11日)

[参考リンク]
NPO法人 - Wikipedia

●高樹千佳子『すぽると!』降板後の活動が気になってしょうがない人気ブログランキング
posted by ジーニアス at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | HERO'S | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
記事検索