2011年08月05日

ダナ・ホワイトがゴールデン・グローリーとの交渉決裂についてコメント

フォー ザ グローリー【完全日本語版】
フォー ザ グローリー【完全日本語版】

UFC boss says difference in business practices cause for Golden Glory rift(MMAjunkie.com)

 UFC 133の記者会見でダナ・ホワイトがゴールデン・グローリーのファイターをリリースした件についてコメント

・「彼らはチームを通じて各ファイターにギャラを支払いたいと主張してきた。我々はそうしたくはない。それは我々のビジネスのやり方ではない。アメリカではマネージャー経由でファイターに支払われるということはない。ファイターに直接支払い、そこからファイターがマネージャーに支払う」

・「ユノラフ・エイネモがUFCで闘った時も我々のやり方に従った。彼らは他のいかなるやり方でもビジネスをすることを拒否する。我々はそういう人たちとビジネスをすることができない」

・「世界中の多くの場所では彼らはそういうビジネスができる。プロモーターにとっては大した問題ではないのかもしれないが、我々はできない。それは正しいやり方ではない」

・「実際のところ、我々は彼らとの新しい契約について解決しようとした。ところが彼らは応じなかった。彼らは『ファイターたちに直接支払うことはできない』と言った。単純なことだ。振り返ってみればUFCで試合をしたゴールデン・グローリーのファイターがセーム・シュルト以来出てなかったのも理由があったということだ」


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posted by ジーニアス at 07:24| Comment(31) | TrackBack(0) | UFC | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゴールデングローリーから派遣と同じ臭いが。
ピンハネされるより選手に手渡しの方がいいですね。
Posted by taiki21 at 2011年08月05日 07:34
なんかダナはこの件に関しては大きな発言力が無いんじゃないかという気がしてきました。いつもと比べてどこか第三者的な雰囲気というか・・・ビジネスのやり方の問題だとすると、今後も海外に進出すると揉めるチームが出て来るような気もしますね。
Posted by MMA at 2011年08月05日 08:00
チームにピンハネされるのを防いで、選手にダイレクトでお金を渡す方法を優先するってことですね
桜庭とかこれで高田ともめたわけだから、ズッファの考えは正論かも
Posted by STP at 2011年08月05日 08:30
マネジメントが介在せず、選手にちゃんとしたファイトマネーが手渡されるようにZuffa側の考え方が見てとれる。
オープンでシンプルで分かりやすい。
Posted by ファビアノ・イハ at 2011年08月05日 08:37
まぁチームに所属してる限り、こういうのはしょうがないな。
ただUFCは直に選手に金払う契約らしいからしょうがない
Posted by 太郎 at 2011年08月05日 08:41
>彼らは他のいかなるやり方でもビジネスをすることを拒否する。我々はそういう人たちとビジネスをすることができない」

むしろzuffaのやり方?。
ほとんど妥協してるところをみた覚えがないんだが。
Posted by hoacha at 2011年08月05日 08:55
チーム自体が発言権を持ったり強大になると
第二、第三のM   1が生まれるから?
Posted by GG at 2011年08月05日 09:02
ゴールデングローリーなりにも言い分があるのでしょうが、このズッファのやり方に従わないことで選手が契約できないのなら、選手のために条件を飲むのべきと思いますけどね。
今はMMAはズッファの天下なんだから。
Posted by mm at 2011年08月05日 10:06
一見すると選手にとってはピンハネされないからこっちの方が良い様な印象あるけれど、
反面UFCが選手個人と契約してしまう訳だから選手が他の団体に出場したくとも出来なかったり、
選手の個人ブランドで独自に販売とかも許されなかった筈。
要は、UFCに個人で契約するという事はその選手の権利全てがUFCの物に成るという事。
ヒョードルはそれが嫌で契約が成立しなかった訳だしね~長短という感じだね。

とはいえ、ゴールデングローリーのトップファイター達がUFCの場所で試合が出来ないというのは、
選手個人にも格闘技ファンにもデメリットしかないね。
残念だ。

恐らく今後はゴールデングローリーから離脱する選手とかが出て来るんだろうね。
Posted by BB at 2011年08月05日 11:23
元々ダナはマネージメントを挟んだ契約を嫌う事で有名。
「UFCと契約したいならマネージャーを探す前に、ジョーシルバに直接電話をかければいい。」って言うくらいの人ですから。
契約金を浮かすにはマネージメントを直接経由させない事が一番としても、
ここまで徹底されるとGGもキツそう。
Posted by po at 2011年08月05日 11:47
正論だと思います。
ただ現状のズッファ一人勝ち状態だと、
どうしても選手の立場が弱くなっちゃうんですよね。
Posted by 名無しさん at 2011年08月05日 11:59
契約選手に保険をかけることといい、選手に直接ギャラを払うことといい、ダナのやり方はこのスポーツが発展する為にいいことだと思います。
ジュニオール・ドス・サントスが「マネージャーは必要ない」と言っていたのも納得です。
ダナとしたら選手が搾取されない仕組みを作る為には、譲れないのでしょう。
Posted by ttt at 2011年08月05日 12:18
ダナの発言のどこが正論なんだ??
マネージメントや選手管理の構造を知らないやつばっかでワロタwボクシングに置き換えて考えてみればすぐ理解できるだろ??
Posted by   at 2011年08月05日 14:04
ボクシングに置き換えようにも、そもそもボクシングとは仕組みから違いますからねぇ なにいってるんだか
Posted by あら at 2011年08月05日 14:26
選手がマネージャーやトレーナーを雇う、
契約の交渉事は選手自身でもいいし、マネージャーがやるのも問題ないんじゃないの。
日本の組織社会はGGのパターンが普通だろうけど。
Posted by The END at 2011年08月05日 14:30
その昔メジャーAV業界がプロダクション連合に反旗を翻された。デジタルビデオの普及より撮影編集が素人でも簡単に出来るようになったタイミングだった。

一番大切なもの(主役)とは直接関わっておくべきだと学んだ。

ダナのやり方は正しいと思う。
Posted by こねこねこ at 2011年08月05日 15:02
選手からしてみればお世話になったチームは
裏切れないし、チームに居ればUFCに出場できないしで
板挟みになってしまうのでは。
ズッファのやり方はちょっと強引すぎるように感じます。
本当に良いやり方ならズッファが強要しなくても
後からでも選手が自分で選ぶし(JDSみたいに)
選手に選択を委ねてほしいですね。
逆にそれで選ばれないようなら「選手の為」なんて
綺麗事言ってほしくないですし。
Posted by きっち at 2011年08月05日 15:14
ボクシングとUFCの最も大きな違いは興行の仕組みです。
ズッファは自ら興行を行っている会社です。
ボクシングは興行権を持ったジムが興行を行います。選手は必ずジムに所属している必要があります。
ズッファは「その選手がどこで練習しようと自由だが、契約している限り所属はUFCである」というスタイルです。
ですからジムやマネージャーはズッファとしては第三者となります。
ボクシングとは置き換えようがありません。

Posted by ttt at 2011年08月05日 15:38
アメリカではボクシングも選手が直接小切手を受け取ってる
Posted by たしか at 2011年08月05日 16:09
ただ、このやり方だと結局UFCに良い選手が集中してしまって独占状態になってしまうので、
本当に総合格闘技への貢献となると微妙。

ズッファはufcをベースボールのメジャーリーグ状態にしたいんだろうけどその結果、アメリカ一国の決定戦がワールドシリーズとなり、
一部の国以外は野球が余盛り上がらない状況を作ってしまっている。

良い選手は皆アメリカに集中してしまえば当然そう成って行くよね。
Posted by BB at 2011年08月05日 17:05
PRIDEはジムやマネージャーにお金を払うことがほとんどだったことで多くの失敗をしました。
バーターで人気選手にプラスして同じジムの「?」の選手を出すことになったり、そのジムを離れたらPRIDEに出られなくなったり(アンデウソン・シウバ)、ジムやマネージャーが選手に内緒でお金を抜いていたり等々。
そういう不透明さをズッファは排除したいんでしょうね。
Posted by ttt at 2011年08月05日 18:02
ボクシングでジム(会長)が興行を行っているのは日本だけです。
アメリカ、メキシコ、イギリス、ドイツ、全てジムとは別にプロモーターが存在し興行を行っています。

交渉はマネージャーが行うとして、選手に直接ファイトマネーを支払うのはいいことでしょう、お金の流れがクリアになります。
マネージャーがピンハネをしていなくとも、お金の流れが見えていないと選手はいらぬ不信感を持ちかねません。
Posted by トップランク at 2011年08月05日 18:20
>トップランクさん

ああ、そうですね。
クリチコ兄弟やデラホーヤは自分で興行会社を作り、プロモーターも兼ねてますね。

UFCは直接のファイトマネーの支払いのみならず、マネージャーがいなくても交渉を選手本人が行うことができる仕組みになりつつあります。
Posted by ttt at 2011年08月05日 19:14
反対意見の人ってアンチ?

Posted by ガリバー at 2011年08月05日 19:42
選手の肖像権も契約書で奪われてしまって、ポスターと格ゲーにおけるそれは分離されていない、私の観たかったヒョードルはダナの最大の譲歩を呑みUFC参戦果たす姿でした。コマンドサンボ出場するがM-1とは距離を置く。
UFCの奴隷にならない最初の選手の存在はUFCを本当の意味のコスモポリタンにしたことでしょう。ラスベガスローカる!
Posted by 真影流 at 2011年08月05日 20:17
中間コストをできるだけ下げるにはいい方法だと思う。
マネージャーや弁護士などの代理人が間に入るとそれだけ余分にコストがかかる。
代理人の腕の良し悪しや交渉次第で条件が大幅に変わるとなると、みんな代理人選びにお金をかけることになりかねない。
一部のTOP選手を除いて、あとはランクづけによって契約内容はほぼ一律っていうのがお互い(ズッファも選手も)ラク。

PRIDEはその点で秩序がなかった。
ギャラはジムや代理人の交渉力次第で、選手とジムの間の取り決めも曖昧なケースが多かったと聞く。
Posted by ttt at 2011年08月05日 21:10
>反対意見の人ってアンチ?

違う違う。
個人的にはこのダナのUFC独占状態に危惧を憶えているんだよ。
今のUFCが総合のトップであり、UFCと契約出来る事は選手として至上なのは解るし、お金もそのまま貰える訳だから選手としては全く問題無いだろう。

ただし、その結果完全にUFCがトップ選手達を独占してしまうのは危惧している。

反対とまでは言わないけれど、安易にダナのやり方が一番良いとも言い切れない。
Posted by BB at 2011年08月05日 22:29
ダナ正論ダナ。
Posted by うーん at 2011年08月06日 02:50
ビジネスの進め方としてはダナが正解。
でも、ジムとかプロダクションありきで個人スポーツがマネージメントされる日本人から見ると違和感がある。
ボクシングはプロモートをジムがしているが、UFCはそのすべてをUFCが担うというものなので根本が違う。
ピンハネされないからいいともいえるし、選手の意見が弱くなるので悪いともいえる。
でも、すべて海の向こうの話で日本人がいい、悪いという話ではないよね。
Posted by おらくろ at 2011年08月06日 22:04
ズッファのやり方でMMAが続いていくなら選手の育成費用は誰が負担すべきなのか。強者は突然生まれる訳ではなく、ヒエラルキーの頂点としての存在である。

どの選手も独学でデビューできる訳ではないし、UFCは育成組織を持っていないのだから、母体としてのジムはMMAに必須。また、現状ではUFCに2部や3部はなく、連敗すればリリースされる訳で、ズッファがMMA全体に責任を持っているとは言い難い。選手がジムを雇うという形で拡大再生産の費用は確保されるのだろうか。

一部の強豪選手が個々の存在に分裂させられてしまうならば、MMAを支える土壌は縮小されてしまう可能性がある。
Posted by しゅのきげん at 2011年08月07日 03:52
アメリカではジムは選手のピンハネをしているところとしていないところがある。
ピンハネ無しで、一般会員やプロ志望の若者の会員費で経営に成功しているところも多いみたいですよ。
選手はそういった一般会員やプロ志望の若者を引き寄せるための存在。
ジムは選手の「育成機関」でなく、あくまで本業はジム経営だと思う。
PRIDE時代の日本のように選手のファイトマネーのピンハネで経営が成り立っているジムはやはり淘汰されていく。
選手に投資して回収するなどというビジネスモデルは前近代的で選手の自由を縛ることになる。

UFCという夢の舞台があるからこそ、そこを目指す人が多くいる。 
強豪選手がどんどん出てくる。
そして勝てば生活していくことができるし、勝ち続ければ一生分稼げる。
それがMMAを支える土壌としては最も大切。



Posted by ttt at 2011年08月08日 08:50
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