HERO’S 2006(スポーツナビ格闘技速報)
まずは試合の感想を。
○アントニオ・シウバ(1R2分49秒、TKO)トム・エリクソン×
巨人系の選手は動きがとろいことが多いんですけど、アントニオ・シウバはそうでもなかったですね。あと、トム・エリクソンが歳を取った気がした。シウバはサップとやっても勝てそう。
×曙(2R3分50秒、フロントチョーク)ドン・フライ○
曙は完全に「安田忠夫戦法」(苦笑)。それにしてもドン・フライはプロですね。お客さんや主催者が何を求めているかよく解ってる。ステップバックやサイドに逃げたりとかほとんどしなかったし、あれで負けたら曙は全く言い訳できませんね。もっともフライは今さら負けても何も失うものがない立場だからああいう試合が出来たんでしょうけど。さて、日明兄さんは最後通告を突き付け、今日の東スポでは「フライに負けたら曙解雇も」という記事が。オレは考えました。曙再生計画を。山奥の寺に隔離して3ヶ月ほど断食させるってのはどうだい?
×上山龍紀(2R判定2-1)ハニ・ヤヒーラ○
ダイジェストだったので、よく分からん。でも中原やヤノタクに完勝しているヤヒーラ相手に上山はよく粘ったと言っていいのかな。
×門馬秀貴(1R2分08秒、TKO)J.Z.カルバン○
門馬はもう減量との戦いだけで終わってたような気がする。なんでライトヘビー級じゃなくてこっちにしたんだ? ライトヘビー級トーナメントは8月から始まるからそっちにも出る?
×所英男(1R0分43秒、TKO)ブラックマンバ○
ブラックマンバって本名で修斗のリングに上がってたんですね。その辺はかなり疎いので最近知りました。なんかタックルにヒザを合わせられたんじゃなくて、ブラックマンバがローキックを打とうとしたところに勝手に所の方が頭から突っ込んでったように見えたんですけど(;・∀・)。ちょっとマヌケな負け方でしたね。「今年は勝負の年」って言ってたのに、今年がもう終わったような・・・。
○宇野薫(2R4分36秒、チョークスリーパー)オーレ・ローセン×
須藤もそうでしたけど、かなりてこずりましたね。オーレ・ローセンは防御だけは上手いので攻撃を覚えたら化けそうな予感。
○秋山成勲(2R2分25秒、KO)永田克彦×
秋山のソバット(後ろ回し蹴り)がズバッと決まった瞬間にオレはあの選手の名前が頭に浮かんだ。その人の名は・・・宮戸優光! UWFにハマッてた人にはおなじみ。前田日明のドテッ腹にも直撃して日明兄さんからダウンを奪ったのが懐かしい。UWFのプロモーションビデオで選手の攻撃力を測定する場面があったのだが、宮戸のソバットは700キロ以上の衝撃があったのです。秋山どうこうじゃなくてビバ宮戸!ということで(笑)。
×宮田和幸(1R0分04秒、KO)山本“KID”徳郁○
なんかシャイニングウィザードみたいな感じで決まっちゃいましたね(;・∀・)。これはビックリだ。ちょっとシチュエーションが違いますけど、近藤有己がコロシアム2000でサウロ・ヒベイロに秒殺したり、ティト・オーティス戦でいきなりヒザ蹴りが入りのけぞらしたのを思い出しました。凄い「当て勘」持ってますよ、KIDは。
そんなわけで、自分的にはHERO'S史上最も面白かった。まぁ今までが酷すぎましたからね(苦笑)。ゴールデンウィーク格闘技戦争の中で一番視聴率悪いんじゃないかと思ってましたけど、PRIDEより良いかもしれないな、こりゃ。ただしチケットは例によって創○○会関係に大量に配られているだろうから(以下自粛)
さて、前の記事の桜庭ネタの続き。
休憩明け、リング上に謎のマスクマンが登場!(HERO'S)
なんか日明兄さんがスーツ姿で大まじめに「武士(もののふ)の中の武士」と言っているのに、桜庭がマスク姿だったのがなんとも(苦笑)。素顔を隠したのも「桜庭です」と言わなかったのもPRIDEとの契約が残っているからでしょうな。ブロック・レスナーが昨年の1.4ドームに来場したもののリング上で挨拶しなかったのと同じ。いずれにしても8月までには契約が切れるでしょうから、これだけ堂々とプロモーションやったわけですし、試合をするのは確実でしょう。
でもさ、ハッスルハウスvol.1の高山善廣みたいに登場を予告しておいて土壇場で出なくなるってことはないでしょうね?
気になったのは桜庭が登場した時に会場のファンの反応が意外とそれほどでもなかったこと。山本KIDや所英男に喜んでいる人たちって、やっぱ違う人種なんですかね? 実券のファンがそんなに多くなかったってのもあるかもしれないけど、あのテーマ曲が掛かったら条件反射でドッと沸くと思ったんですけど。桜庭人気がブレイクしてから6年以上経っているから、HERO'Sを観ている層にとってサクはもう過去の人ってことなのかなぁ。
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