2006年05月03日

藤波辰爾、期待通り(?)新日本残留か

藤波取締役「思い伝えただけ」(デイリー)
「いい話し合い」藤波 新日残留も(スポニチ)
新日本藤波去就結論また先送りで8日以降(日刊スポーツ)
 去就問題が浮上している新日本の藤波辰爾取締役(52)が1日、都内の事務所で親会社ユークスの谷口行規社長(37)と約3時間半会談した。具体的内容には口をつぐんだが「自分の思いは伝えられた。あとは総合的に判断してくれるでしょう」と進退を会社に委ねた。一方の谷口社長も「腹を割ってポジティブに話せた。今日の話を加味して判断する」と話した。4月24日の株主総会後は1週間で結論を出す予定も、会社側は選手たちをリング上に集中させるため、結論をシリーズ終了後の8日以降に先送りする考えだ。

 さすがドラゴンクオリティー!「全ては1週間後。これより長くなることもなければ短くなることもない」と断言していたのに更に引き延ばしだというのだから、コンニャクぶりが際立ってます!

 今日の東スポでも「残留濃厚」と報じられていますし、案の定残留しそうな雲行きですね。

 今週号の週刊ファイトによると、「人の名前を挙げて批判したことはない」とのこと。サイモンと長州の対陣は要求してないのかい? だとしたら東スポはとんでもない誤報流したことになりますけど、ドラゴンを嫌っている新日幹部が流したデマだったのでしょうか?

 また、ゴングの今週号を立ち読み。竹内宏介氏が辰っつぁんをインタビューしているのですが、「新日本を辞めようと思ったのは'84年の札幌(「こんな会社辞めてやる!」事件)と'88年の沖縄(猪木の「やれんのかー!」&中途半端な髪切り)の2回だけ」だそうな。ホンマかいな。「ドラゴンボンバーズ」や「無我」の時は?

 また、ファイトの「マット界舞台裏」にはこのような記述が。
C:ところで、注目されていた藤波の去就は残留で落ち着いた。今回は退団で踏み切るとみていたんだけど、ターザン山本氏から「あんた、何年プロレス記者をやってる?」と笑われて……。山本氏は藤波の心の中をよく見抜いているよ、結果論にしろね(笑い)。

A:最初は藤波もこれだけ大騒ぎになると思ってなかったんじゃない? 藤波はウソを言う人間じゃないけれど、今後コメントには気を付けてもらいたいね。で、新日プロでの立場はどうなる?

D:これまでのように、ないがしろにされることはないと思う。『ユークス』側の強権発動で、それなりの発言力と役割を与えられるんじゃないか。あと、藤波は新団体設立に動いたことは1度もないよ。選手やスタッフから相談を受けただけで、そのへんの誤解もあったんじゃないかと。

 SWSが崩壊した時にメガネスーパーの田中八郎社長は、レスラーたちのワガママぶりにほとほと呆れたそうですが(揚げ句の果てにNOW旗揚げの資金も提供しているのに高野兄弟が週刊文春で「俺たちメガネスーパーにだまされた」と言ってたのですから尚更でしょう)、ユークスの谷口社長も同じ心境なのかもしれません。ユークスも株の51.5%を取得し連結子会社にしたがために様々な不都合が生じていることから株を売却しようという動きもあるようですし。少なくとも連結からは外したいようですね。

 ファイトの書いてることが本当だとしたら、長州&サイモンの退陣要求してなければ新団体設立に動いたこともないのにここまで大きな問題になったということですかぁ? ちょっと説得力が薄いような気も。「殿、そろそろご決断を」という手紙をもらった件はどうなってるのよ?

 それなりの発言力と役割を与えられてもビッグマッチのカードを教えてもらえなかったら笑えるのだがwww。「カヤの外だった殿のご乱心」で今後の新日がどうなるのか生暖かく見守っていきましょうか。

 ところで今週号のファイトは冴えまくってますな。「猪木事務所を追われた元社長の倍賞鉄夫氏が猪木に対して“不当解雇”で提訴する動き」だそうで。ホント、新日とその周辺は毎度毎度ナイスなネタを提供してくれますな。

 また、新日とブロック・レスナーの契約は5.3福岡を含めてあと2試合であるとのこと。5.7京都も7000人以上収容できる「ビッグマッチ」なのにレスナーの名前は無し。レスナーを繋ぎ止めるためにわざと契約を1試合残したということか?

来日したレスナーが猪木と再会(日刊スポーツ)
 新日本のIWGPヘビー級王者ブロック・レスナーが2日、3日に福岡国際センターで行われるジャイアント・バーナードとの防衛戦のため来日した。「米国でも勝っているし、問題はない」と絶対の自信を示した。空港ではアントニオ猪木と1月4日以来の再会。勝つだけでなくインパクトのある試合を要求され、期待に応えることを約束した。浮上している総合格闘技参戦の可能性にはノーコメントを通した。

 猪木はIFL(International Fight League)のコミッショナーとしてアトランティックシティにいたのですが、そこから来日したようです。IFLの試合は4月30日に行われているのに、サイトの「EVENT RESULTS」見ても結果が載ってない・・・。「NEWS」を見ても簡単な速報しか書いてないし。

 今の猪木にレスナーを引き止める力はないし・・・。曙のように結果が残せなくてプロレスに戻ってくる?

 新日ネタではありませんが、全日本プロレスが8月27日に両国国技館でビッグマッチを開催予定。馳浩の引退試合が行われるとのこと。馳って歯のインプラント手術をしたから顔面に打撃を喰らったらヤバイんじゃなかったっけ?

[参考記事]
さらば藤波辰爾~辰っつぁん事実上の新日本追放か?(2006年04月23日)
藤波辰爾、辞任の結論を1週間先送り(2006年04月25日)
東スポも週刊ファイトも藤波辰爾に批判的?(2006年04月28日)

【その他気になったニュース】
NJC優勝=G・バーナード一夜明け会見(NJPW)
 タイトルマッチを前にすっかり「良いヤツ」になってしまった(笑)。
BEST OF THE SUPER Jr. XIII 出場選手決定!(NJPW)
 外人が2人しかいない・・・。ジュニアこそ華麗な空中殺法を使う外人が不可欠だと思うのだが。キックと関節技が中心のUWFの真似事ばっかしてる選手はいらんよ。
桜庭の高田道場退団について。(ターザンカフェ)
 やっぱり退団の理由は金ですか?
二見社長が本社来襲(内外タイムス)
恐怖のT-1マスク1号、5.3参戦決定=T-1SP(スポーツナビ)
 おいおい、結局ワンマッチ興行かよ! 藤波辰巳vs木村健悟以来19年ぶりか? UNWは2マッチ興行ならしたことあるけどね(笑)。二見社長の毒舌トークショー&第1回と第2回大会の上映会(33分)もあるそうな。まるでフィルムコンサートですな(笑)。

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posted by ジーニアス at 04:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 新日本プロレス | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
多分初めて書きこみますが、毎度楽しく読ませてもらってます。
さて、リンク先のターザンカフェを見た上で思ったんですが、まぁ高田とサクとの間にはそうした理由があったのかも知れませんが、その上でターザンが藤波の残留に太鼓判押してたとすると、彼には普通の理論は通じないってことですかねぇ?
どこまでもコンニャクを押し通す鋼の意志…ある意味超人的ではありそうですね。
Posted by keystone at 2006年05月03日 11:12
>keystoneさん

はじめまして。うーん、サクとドラゴンの件は全く別問題だと思いますが・・・。ただどちらも共通していることは、「どっちに行った方が得か」ということだと思います。ターザンの心理は理解できない部分が多過ぎます(苦笑)。藤波の件は当てずっぽうかもしれませんし。
Posted by ジーニアス at 2006年05月04日 02:12

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