2006年05月03日

大仁田厚、控訴へ。プロレスの名誉のために戦う?

場外乱闘賠償訴訟で大仁田議員が控訴へ(日刊スポーツ)
 プロレスラーが試合直後の場外乱闘で負傷したとして損害賠償を求めた訴訟の東京地裁判決で、秘書とともに78万円の支払いを命じられた大仁田厚参院議員(48)が2日、東京都内で記者会見し、控訴する意向を示した。

 大仁田議員は「場外乱闘もプロレスの一種。先に相手が攻撃してきたので、秘書が私を守ってくれただけ。今後も裁判で徹底的に争いたい」と述べた。

 訴訟になったのは、03年4月の場外乱闘で、4月28日の判決は「無防備のレスラーに対し、秘書は顔を力任せにけりつけた。観客に見せる興行としてのプロレスとは異質な暴行。大仁田議員には使用者責任がある」として大仁田議員らの賠償責任を認めた。

 この裁判が始まって以降、公の前で大仁田がセッド・ジニアスの件で口を開いたのはこれが初めてではないでしょうか。とにかくこの件に関してはとことんダンマリを決め込んでましたから。まぁ色々しゃべると裁判で利用されてしまう可能性もあるので当たり前かもしれませんが。

 日刊スポーツの速報だけだと会見の内容がちょっと分かりませんね。週プロmobileの記事を引用します。
これ(判決)に不服の大仁田は「弁護士からしか聞いてませんが」と前置きし、「試合中の場外乱闘も試合の一環。こんなことは前代未聞。控訴して高裁まで闘う。それで敗れるものなら最高裁まで闘う」と身の潔白を主張。「試合前の打ち合わせには」というジニアスの見解に怒りを表し、「事前に打ち合わせとかいうヤツはプロレス界から辞めてもらいたい。(裁判で)敗れた場合にはプロレスを引退してもらいたい。断固としてプロレスの名誉を守る」と言い切った。(週プロmobileより)

 『バッジを外せ!!リングを降りろ!!―大仁田厚参議院議員を告発する』によると、大仁田は被告の立場でありながら一度も裁判に出頭したことはなかったとのこと。中牧昭二は何度か出頭しています。「弁護士からしか聞いてませんが」というのは、そういう意味です。その割には随分威勢がいいなぁと。それどころか大仁田側の弁護士が何度も病気になり(苦笑)、裁判を引き延ばしてるし。

 プロレスを引退してもらいたい? ジニアスは中牧の顔面キックのせいで左目の視力が回復してなければ、軽いトレーニングで頭がクラクラする状態らしいし、暴露本でプロレスの仕組みをカミングアウトしたようなレスラーを使うような団体はないだろうから、事実上復帰は困難でしょうに。

 さて、ジニアスはジニアスで控訴する方針でしたから、この対決は望むところでしょうが、例の脅迫メール問題についても大仁田は言及。
 また、大仁田がジニアスに送信したという脅迫メールについて言及し、「サーバー会社などの確認も取り、こちらから配信されたものではないことが明白になりました。近く、渡辺さんは任意で警察の事情聴取を受けることになるでしょう」と逆に名誉棄損の罪で刑事告発する構え。「この判決はおかしい。プロレスの名誉のために闘いますよ」と強調した大仁田だった。(週プロmobileより)

 確かにメールアドレスが大仁田だと一発で分かるアドレスだった上に、メールは証拠とし残るので、「本当に送ってたとしたら大仁田はかなりマヌケだなぁ」とは思ってました。確かスポーツ新聞か雑誌で「俺そんなにバカに見える?」と言ってたような気も(残念ながら見えるよ・笑)。あ、だとしたら大仁田はジニアスの件でしゃべったこと以前もありましたね。失礼しました。

 控訴してさらに上告と、あと2回も法廷で争うとなるとお金のないジニアスはかなり不利でしょうね。まぁ大仁田も離婚の慰謝料や財産分与で1億円支払わないといけないから大変ですが。

 まぁ外野からバトルを眺めているこちらは(・∀・)ニヤニヤと楽しんでいればいいのですが、この際だからもう一度だけ「和解試合」やってみたら? 今度はディファ有明どころかもっとデカイ会場を満員に出来ると思うんだが、どうよ? そこでジニアスがやたらと良い動きしたら「中牧に攻撃された後遺症なんてないじゃん!」と虚偽罪で訴えられたりしてね(笑)。

[参考記事]
セッド・ジニアスの思い出(2005年11月10日)
大仁田厚、セッド・ジニアスに脅迫メール送り付ける?(2006年02月03日)
大仁田がジニアスを逆告訴!(2006年02月05日)
ジニアスの本は暴露本になる?…本日の大仁田vsジニアス情報(2006年02月07日)
セッド・ジニアスvs梨元勝が実現!(2006年02月09日)
裁判長の和解勧告を両者とも拒否!~本日の大仁田vsジニアス情報
(2006年02月10日)

議員会館や宿舎でプロレス活動してもおとがめ無し?本日の大仁田vsジニアス情報(2006年02月14日)
書評『バッジを外せ!!リングを降りろ!!』PART1(2006年02月16日)
書評『バッジを外せ!!リングを降りろ!!』PART2(2006年02月18日)
大仁田厚、離婚の財産分与と慰謝料で前夫人に1億円、セッド・ジニアスへの暴行で78万円の損害賠償(2006年04月29日)

[参考リンク]
大仁田厚 - Wikipedia
渡辺幸正(セッド・ジニアス) - Wikipedia


【その他気になったニュース】
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 崔竜洙の海外合宿の責任者であるカラコダ氏は2日、所属会社のTエンターテイメントに手紙を送り、「崔竜洙には強いパンチ力があり、K-1でも成功すると確信している」と明らかにした。
 カラコダ氏はまた「苦痛を乗り越えられる彼の忍耐心は、相手のローキックを防御するのに大きな助けになるだろう」と予想した。
 今月末に帰国する崔竜洙は、6月3日の「K-1ワールドグランプリソウル大会」または8月中旬にソウルで開催される「K-1ファイティングネットワーク・カーン世界対抗戦」に出場する予定。

 MAXに出るんじゃないんだ。ローキック防御は忍耐力じゃないってば。そう言って何人のボクサーがローキックで負けてきたと思ってるんだよ。

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posted by ジーニアス at 00:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 大仁田厚 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>そこでジニアスがやたらと良い動きしたら

ちょっと良い夢をみた感じです(笑)。
Posted by 改名してコガネイト at 2006年05月03日 12:14
>改名してコガネイトさん

まぁぶっちゃけ中牧に蹴られる前からそんなに動きは良くなかったですけどね(笑)。

ところで何から改名されたんですか?
Posted by ジーニアス at 2006年05月04日 02:15

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