2006年03月12日

高田延彦、スランプ時代や子供について語る

 高田延彦が夕刊フジの「ひとりごと」というコーナーで、大いに語っちゃってくれてます。

ひとりごと高田延彦(ZAKZAK)

 ちょっと長いし、さすがに全文転載するのはアレなので、リンク先をご参照下さい。一部を抜粋して突っ込んでいきます。
僕も4、5回泣きました

 実は先日、いま公開中の「シムソンズ」という映画で、お芝居に挑戦したんですよ。先のトリノオリンピックで健闘したカーリングの話で、実在した女子高生カーリングチームの青春ストーリーです。

 とにかくストーリーがいい。ひょんなことからカーリングチームを結成することになった女子高生4人が、けんかしたり、泣いたり、喜んだり、恋もしたり…いってみればシンプルな青春スポ根なんですが、節目節目で訪れるトラブルに立ち向かっていく彼女たちのストレートな頑張りがグッときます。僕も4、5回泣きました。

 ほんの短いシーンに過ぎませんが、こんないい作品を作る現場に参加して、お芝居って面白いな、チャンスがあったらまたやってみたいな-そんな欲も出ましたね。

 「お芝居に挑戦した」といってもチョイ役。しかも無口な喫茶店のマスターなので、セリフはほとんどないとのこと。まぁそれでいいと思います(苦笑)。下手に主役級の仕事を受けてしまうと武藤のような大根役者になってしまいますから(^ω^;)。あー、そう考えると大仁田って結構スゴイかも。名演技とは言えないけどプロレスラーの中ではかなり上手いし、映画、大河ドラマ、連続テレビ小説で重要な役こなしてますからね。

 それはそうと「シムソンズ」は「殴者」と違って評判いいみたいですね。ぴあ、東京ウォーカー、Yahoo!のユーザーレビュー(採点)で全て高得点ですし。トリノ五輪のおかげでまさかのカーリングブームが起きたし、DSPはツキがあるなぁ。

映画 シムソンズ 公式サイト

 でも上映してる映画館が少ないし(「殴者」よりは多いけど)、レイトショーやモーニングショーが多い・・・。「力道山」も観たいので行く機会ないかも。
PRIDEヒクソン戦で消えかけた情熱に火

 プロレスをやっていた32歳の頃、深刻なスランプに陥って、もうこんな仕事やっていられないなと思ったことがありました。情熱みたいなものが消えかかっていたんでしょう、そろそろ潮時かなって思いにかられたんです。

 でも、このまま辞めるのも何だか自分があわれにも思え、モヤモヤとした状態で引き際をずっと考えていた。そんな状況を打ち破るには、以前から強い興味を抱いていたあの男、ヒクソン・グレーシーと戦うしかない、そう思ったんです。当時日本のトップファイターが誰も戦おうとしなかった強いファイターですから、そんなのを相手にするのはすごいプレッシャーですが、その恐怖感が自分を原点に戻してくれるだろう-そんな思いでした。

 以来、僕は総合格闘家としてPRIDEのリングで戦うことになった。それでも、引退というのはいつも頭の中にあって、負ける度に次でやめよう次でやめようと思っていた。ところが、不思議なもので傷がいえるとまた戦いたくなる。2002年に引退するまでは、その繰り返しでしたね。

 32歳の頃、深刻なスランプ? Uインターの経営状態が悪化し始めていたからでしょうか? フジテレビのスポーツWAVEの司会をしてたのもこの頃ですよね。当時は現役プロレスラーがキャスターに挑戦ということで話題になりましたけど、気の利いたコメント出来なかったし、生放送中だってのに居眠りしたこともあったじゃないですか!! あー、でも深刻なスランプ状態だったんだから仕方ないですね(苦笑)。

 引退の話もしてますけど、「極めて近い将来に引退します」とリング上で発表して観客を驚かせたのもこの頃だった。'95年6月18日の両国国技館で垣原に勝った直後に。で、すぐ後に参院選に『さわやか新党』から立候補して落選。そう考えるとこの頃の高田は精神的にはボロボロだったのかもしれませんな。それにしても高田にとっての「極めて近い将来」は7年後か・・・。
ワンパクでも夢をもって育って

 アメリカで3回目の代理出産に賭けての成功でしたから、子どもができたときは、言葉にできないほどの喜びでした。

 2回悪い結果が続いたときには、向井(妻)があきらめると言うならそれはそれで受け入れるつもりでいました。でも、向井はこうと決めたら納得いくまで進み続けるタイプですから、可能性がゼロでないかぎりトライしようということになったんです。

 それだけに、成功と聞いた時には“狂喜乱舞”でしたよ。しかも、しばらくしたら、今度は双子かもしれないって話になって…。もっとも、双子だと(代理母の)母体に負担がかかるということもありますから、複雑な気持ちはありました。でも、兄弟がいれば励ましあって生きていくことができますから、口にはしませんでしたけど、正直心の中では「2人だったらいいな」と思っていました。

 男の子2人で、いま2歳ちょっと。もうすごいパワーで、言葉もどんどん覚えているし、バリバリ歩き回りますし、まるで“小さな怪獣”です。一時も目を離せないですから、半日も一緒に遊んだら、ヘトヘトですよ。

 もっとも、どんなワンパクでもいいから、子どもにはいつも大きな夢を抱いて育ってほしいですね。いや、子どもだけじゃなくて、「PRIDE」や「ハッスル」そして「高田道場」を通して、たくさんの人に夢を見てもらいたい。人間、夢を持てば、どんな時代でも明るく、強くやっていけます。そういった意味では、スポーツの果たす役割は大きいのかもしれません。

 高田夫妻と代理母のドキュメント番組を2年前に見ましたけど、代理母に掛かった費用はハンパじゃない額のようで。だから『モンゴリアンチョップ』の出店ラッシュが続いているのかも。

 「ハッスル」を通して夢・・・高田の子供が物心ついた時に高田総統を見たらどういう反応をするのか興味深いですな(^ω^;)。あと、名作暴露本『泣き虫』って「将来子供に読ませるために作った本」なんでしょ? これも読んだらどう思うんだろうか。これも興味津々。


【その他気になったニュース】
全日本プロレス「HOLD OUT TOUR 2006」最終戦(スポナビ速報)
 観たかったんですが、新日両国、PRIDEさいたま、ハッスル横浜と珍しく3週連続観戦したのでガス欠気味でした。それにしても小島が勝つとはちょっと意外。鈴木みのるねぇ・・・プロレスのことボロクソ言ってパンクラス作ったのに自分が試合に付いていけなくなるとノコノコプロレスに戻ってきた人ってどうなんでしょうかねぇ。佐野直と森谷さんは局地的な人気があったようで(笑)。観客動員に貢献してるよなぁ。
初代タイガーに丸藤完敗/リアルジャパン(日刊スポーツ)
 これはもっと意外。丸藤ってGHCヘビーに挑戦するためにジュニアやタッグを手放したようなもんだから。やっぱ“スーパーヘビー級”の壁は厚いってことなんでしょうか(苦笑)。佐山さんはノア参戦を示唆してるようですが、ノアサイドはこれ以上関わりたくなさそうな気も(;・∀・)。
堀田がT-1事務所に殴りこみ! 二見社長も応戦=3.19ONLY ONE(スポーツナビ)
堀田vsT-1二見社長、抗争の行方は!?=3.19AtoZ(スポーツナビ)
 二見劇場は最高。ハッスルのテーマが「プロレスの破壊」ならT-1は「女子プロレスの破壊」がテーマですな。もう壊れかかってますけどね。
3月11日(土)6:00PM 愛知・愛知県体育館・試合結果(NJPW)
 とりあえず主催者発表は7500人(満員)ですが・・・よくよく見たらタイガーvs稔のタイトルマッチ以外は酷いカードですね。大会場でメインが6人タッグだなんて・・・さて、同じく愛知県体育館で行われる今日のハッスル15はどれだけ入るんでしょうか?

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posted by ジーニアス at 13:50| Comment(2) | TrackBack(0) | PRIDE | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもプロレス観で共感出来る部分が多く更新楽しみにしております。特に今回は鈴木みのるについてのコメントです。パンクラスで顔面パンチ解禁して以来、全く対応出来ず、あれだけバカにしてたワークの試合にあっさり戻り強いフリをしているのが、どーも気に入りません。その鈴木にわりといい役やらせる各団体にも「?」です。今回のチャンカーにも初参戦、初参加と言う事で最低ベスト4にはさせてもらえる事でしょう。ムタにも勝たせてもらい全日本の小島プッシュは本格的ですが小島一武藤、小島一健介の決勝ではイマイチなので小島一みのるの決勝も有り得ますかね?
Posted by イッシー at 2006年03月12日 21:45
>イッシーさん

ありがとうございます。私、鈴木みのるに関しては過去記事でもっとヒドイこと書いてます(笑)。
http://sadironman.seesaa.net/article/4090801.html

そもそもみのるにいい役をやらせた元凶はこれまた私の大嫌いな上井文彦だったりするから余計に腹立ちます(苦笑)。

チャンカンの決勝がみのる絡み・・・ありそうだから嫌ですよね(;´∀`)。
Posted by ジーニアス at 2006年03月13日 08:45

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