2006年02月05日

猪木、バングラデシュ興行の損得勘定

アントニオ猪木が『東アジア連盟』設立計画をブチ上げ(サンスポ)
アントニオ猪木が3日、『東アジア連盟』設立計画をブチ上げ、「でっかいイベントを開きたい」。

 ちょwwwたったそれだけかよwww。と思ったらデイリーにも載ってた。

猪木帰国 東アジア興行を示唆(デイリー)
 猪木が3日、成田空港着のアメリカン便で帰国。「東アジアで3月、4月に動きがある。来月になったら発表します。選手もすげえのをどんどんスカウトしている。東アジアに格闘発信基地を作る」と、バングラデシュ遠征に続くビッグイベントの開催を示唆し、猪木事務所から独立した藤田にも声をかける考えを明かした。また「韓国のすげえ選手が近々アメリカの方で(デビューする)」と明かしていた。

 相変わらず“特定アジア”がお好きな猪木さん。バングラデシュ遠征の後に東アジアの某所(おそらく「格闘発信基地を作る」と言ってるから韓国)で大会をやるみたい。それにしても猪木事務所を離れて間もない藤田に声を掛けるとは節操が無いですね。猪木らしいけど。

 ところで、東スポにバングラデシュ興行の概要が載っていました。今月24、25日に開催予定で、24日はダッカで6万人、25日はチッタゴンで4万人の計10万人を集める予定だとか。本当にそんなに集まるのかよ?

 新間寿さんは週刊ファイト紙上でバングラデシュ興行を反対していました。その理由は・・・これ見た方が早いかも。

バングラデシュ - Wikipedia
面積 世界第91位
- 総計 144,000km2
- 水面積率 7.0%

人口 世界第8位
- 総計(2004年)141,340,476人
- 人口密度    982人/km2

GDP (PPP) 世界第31位
- 合計(2003年)2,588億ドル
- 1人当たり    1,900ドル

 日本より狭い国土面積なのに人口は日本より多い。1人当たりのGDPは1,900ドル。ちなみに日本は29,400ドル。単純に計算すると物価は日本の15分の1ですよ、奥さん!
経済

世界有数の豊かな土地を誇り、外からの侵略も絶えなかった。黄金のベンガルとも言われていた時代もあったが、現在では貧困な国の一つと言われている。

バングラデシュは内外問わずに援助を受けているにもかかわらず、過剰な人口や政治汚職などによって未だに貧困を脱しきることが出来ないでいる。

 新間さんも「世界最貧国の一つで興行やって何の意味があるの?」と言ってました。例えばリングサイド1万円にすると、向こうでは「15万円もするの? 高いよ!」ってなことになるわけで。2日間で10万人集めても大赤字必至。

 かつてUインターがイスラエル遠征した時もチケット料金は向こうでは法外的な値段で販売(ちなみにイスラエルでは「BUSHIDO」という名前でUインターの試合が放送されており人気を博していた)。それでも満員の観客を集めたのですが、全然儲からなかったそうです。やっぱり海外で興行やって儲けるのは難しいわけで。

 ではなぜ猪木はバングラデシュでやりたがる? 東スポの記事の最後に猪木はこんなこと言ってます。
「あの国は戦後の日本と同じ。天然ガスが豊富にある。興行的な次元を超えてやりたい」

 ま、まさか天然ガス利権狙いですか? 相変わらずですね、猪木さん(笑)。この人の「ひと山当てよう」的な行動は本当に病気だよなぁ。

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 第一関門をクリア。吉江には米の次に肉を送ろうとしているのに、この待遇の差は・・・。

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posted by ジーニアス at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | アントニオ猪木 | 更新情報をチェックする
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