2009年02月01日

ヒョードル「PRIDEは私ではなくミルコに勝って欲しかったと確信しています」/ホジャー・グレイシー次戦を語るetc.

PRIDE機密ファイル 封印された30の計画 (kamipro books)

 プロ格情報を9本紹介

Interview with Fedor ‘The Last Emperor’ Emelianenko(M-1 Global)

 エメリヤーエンコ・ヒョードルインタビュー。とはいっても「映画の撮影をしています」と言っていったり、クートゥアがレスナーに敗れた件などについて語っているので、収録したのはかなり前。既報ネタが多いので気になった部分のみを要約します。

――アレキサンダーとの兄弟対決はあり得ますか?

ヒョードル:サンボならあります。MMAではあり得ません。

――ミルコ・クロコップやショーグンといった元PRIDEファイターたちがUFCで成功を収めていない例が多いです。あなたは理由は分からないが偶然ではないと言ったことがありますよね?

ヒョードル:説明するのは難しいですね。そのことについて彼らと話したわけではありませんから。今度会う機会があったら聞いてみたいものですが、おそらく金網での闘いに慣れていなかったのではないでしょうか。ヒジ打ちやその他の理由もあったのかもしれません。

――これまでで最も手強かった対戦相手はクロコップですか、ノゲイラですか?

ヒョードル:どちらも厳しい闘いでしたがシチュエーションが違います。ノゲイラとはPRIDEで3回闘いましたが、当時の彼はPRIDE王者だった。私はベルトが欲しかったので勝ちたかった。一方クロコップとの対戦は王座防衛戦でした。彼は次期王者として日本の団体から“パワーアップ”されていました。それは私にとって負けられない理由でした。

――“パワーアップ”とはどういう意味ですか? PRIDEはクロコップに勝って欲しかったということですか? クロコップびいきだったということですか?

ヒョードル:私はそう確信しています。彼には日本人マネージャーもいましたしね。しかし私は試合だけに集中しました。闘いはあくまでもリングにしかないですし、誰も結果を予言することはできません。逆にモチベーションが上がりましたよ。私がこういうきっかけでモチベーションが上がったように、彼が弟を倒した時もモチベーションが上がってたんでしょうね。

 「ミルコに勝って欲しい」という団体側の空気を感じてましたか(笑)。ヒョードルが強すぎるので「そうなった方が面白い」とは思ってたでしょうね。


Roger Gracie(TATAME)

 ホジャー・グレイシーがコメント。

・「今は3月の戦極に向けての練習をしています。出場は90%間違いないのですが、まだ決定はしていません。しかし私は出ると思っています。出場が決まったら試合4週間前にニューヨークのヘンゾ・グレイシーのジムに行きます」

・「エリオ・グレイシーが亡くなったのは悲しいことですが、95歳だったし、人生でやるべきことをやり遂げたと思っています。彼はこの世での義務を果たしました。称賛すべきでしょう。もちろん喜ばしいことではありませんが、ある程度予想できたことも確かです。我々も95歳まで生きてくれるとは思ってなかったわけですから」

 ホジャーと対戦する選手は誰になる? さすがに例の件もあるのでジェフ・モンソンは無理でしょうが…。


Forced Admiration for Lyoto Machida(MMAFanHouse)

 先日、「打撃を喰らいにくい選手」を数値化したデータを紹介しましたが、今回は対戦相手のテイクダウンの成功率を紹介。もちろん数値が低い方が倒れにくい選手ということになります。ただし、現UFC王者とLYOTOとヒョードルのみですが。

ジョルジュ・サンピエール 15%
B.J.ペン 36%
ラシャド・エヴァンス 38%
アンデウソン・シウバ 41%
フランク・ミア 80%

LYOTO 19.5%
エメリヤーエンコ・ヒョードル 22%

 GSPやLYOTOは本当に倒すのが難しい選手だということが分かります。


最終日(五味隆典OFFICIAL BLOG)

BJペン(宇野薫オフィシャルブログ)

 五味と宇野の現地での様子。




 ジーナ・カラノが出ているペプシのCM。これがスーパーボウルで流れるらしい。ブルース・リーと比較されてます。


UFC参戦へ石井が条件提示(スポーツ報知)
 同社からはダナ・ホワイト社長らが出席。石井は、先月の渡米で、同社以外の団体とは話し合いをしないという内容の“独占交渉”契約を結んでおり、今回はUFC参戦に向けた条件提示などが行われたとみられる。石井側は、今回は契約書にサインをせずに日本に持ち帰る方針。ただ1月31日(日本時間2月1日)に同地で開催される「UFC94」に招待され、観戦する予定で、その場で正式契約への交渉が、さらに進展する可能性もある。

 安易にサインはしないように。


エリオ・グレイシー杯創設へ柔術連盟動く(日刊スポーツ)

DREAMが年内にエリオ氏追悼興行開催(日刊スポーツ)
グレイシー一族とPRIDE時代から関係を持つ笹原EPは「日本格闘技界にとっても、お世話になった方。3月の大会で考えはあります」と語った。

 また同EPは「今年中に功績をたたえるイベントか試合をしたい。グレイシーはたくさんいますから。エキシビションでもいいので考えたい」とし、追悼興行開催案も明かした。エリオ氏の子孫をゲストに呼ぶだけでなく、グレイシー一族と縁の深い桜庭ら日本格闘家との対戦や、PRIDE武士道で行われた「日本対グレイシー」の対抗戦の可能性も浮上してきそうだ。

 とはいってもホジャーは戦極ですからね。数年前に囁かれていたヒクソン復帰の噂も聞かなくなったし。ホイスは出そうだけど。

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posted by ジーニアス at 11:25| Comment(9) | TrackBack(0) | PRIDE | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ミルコvsヒョードルの煽りVもミルコがメインでしたね
ミアは数値だとかなり弱いですね
Posted by さーしゃ at 2009年02月01日 14:33
私はヒョードルに勝って欲しかったですけどね。
最強道を突き進んでいって欲しかった。

データは面白いですね。やっぱりテイクダウン
取られにくい選手ほど磐石な選手が多いですね。
アンデウソンなんかは寝かされても足の長さで
凌ぎきってしまうけど。
Posted by ryu at 2009年02月01日 15:29
確かに当時のミルコのパワーは圧倒的で魅力的でした。


が、少し懐疑的に物事を考えてみると。。
UFCに行ったら妙に体格が落ちてるのも
ボブサップ戦の眼底骨折も少し不自然に思えるのですが。。

Posted by Ace at 2009年02月01日 17:37
>さーしゃさん
ミアは結構モロかったようで。最近は変わってきたかもしれませんが。

>ryuさん
分かりやすいデータですね。

>Aceさん
ミルコはやってますかねぇ。
Posted by ジーニアス at 2009年02月01日 19:19
ミアやノゲイラはガードポジションの下からでも展開できるので、下手に耐えて万が一TDと同時にサイドやマウント取られる状態になるくらいなら
引き込みのつもりでガードポジションにTDされるという選択肢もあるからじゃないでしょうかね。

ヒョードルはそのあたりではもうギャラが高騰し過ぎていたからじゃないかと。
Posted by ミント at 2009年02月01日 20:54
ミルコvsヒョードルの煽りVは歴代最高傑作だと思っている。
ミルコの人生ドラマのクライマックスって感じで。

団体としてミルコを押していた感じは確かにあった。ただ、UFCのレスナーの押し具合に比べればマシ。
Posted by D at 2009年02月01日 22:08
>ミントさん
まぁあくまでも指標なので。ミルコのギャラもなかなかのもんだと思いますよ(笑)。

>Dさん
確かにタイトル挑戦は早かったですね。クートゥア復帰のタイミングが良かったのもありますが。
Posted by ジーニアス at 2009年02月01日 23:22
バラさんは確実に、ミルコに勝ってほしかったと思いますよ
バラさんしきりにSRSで今年は王座がかわる予感がすると言っていましたし、
ヒョードルの拳も本人が不安そうな事を言っているのに、バラさんは「大丈夫だよね!できるよね!」とミルコ戦に向けて強引でしたしね。
Posted by ああ at 2009年02月02日 14:14
>ああさん
私も応援はしてただろうな、と思います。
Posted by ジーニアス at 2009年02月03日 19:50
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