PRIDEの高田延彦統括本部長が26日、PRIDE男祭り(大みそか、さいたまスーパーアリーナ)に向け、富士山のふもとで、大会の成功を祈願した。高田本部長は本紙の取材に対し、来年にPRIDE史上初の無差別級GPの開催を目指していることを明かし、大みそかの小川直也(37)=UFO=―吉田秀彦(36)=吉田道場=の勝者に、同GP出場切符を渡すことが決定的になった。
因縁決着後には、世界制覇が見えてくる。高田本部長は「来年は無差別級GPの開催を目指したい。みんな昔から、見たいと思っている。階級のくくりを取り払って、だれが1番か決める大会。これをやれるように準備したい」と表明した。
(中略)
高田本部長はこの日、富士山のふもとで、男祭りのサブタイトル「頂」を半紙に記し、大会の成功祈願を行った。「無差別GPは4年に1回になるか、毎年になるかは分からないけど、ドリーム感を感じてほしい」。小川―吉田を盛り上げる要素が、また1つ加えられた。
無差別級GPはネット上で噂にはなってましたが・・・まぁ要するに来年はローテーション的にはヘビー級GPだけど、やったところでまたメンツも似通っちゃうし、ヒョードルが優勝する可能性が高い。それじゃつまんないから無差別でってことなんでしょうけど。
実際問題ミドルだとショーグン、シウバ、アローナあたりは対戦相手不在の状態。ヘビーだとヒョードル、ノゲイラ、ミルコも同様。だったら互いが階級を超えて対戦した方が、ということなのでしょう。ライトとヘビーが対戦するのはキツイけど、ライトとウェルターなら美濃輪vs五味というカードも組める。
2000年のグランプリも無差別だったけど、軽いのは桜庭やホイスなど少数だったし、それより下の階級もなかったし。層が厚くなった今だとどうなるか楽しみといえば楽しみ。
でもねー、そうなると武士道のスターもゴソッとGPに行ってしまうわけだから武士道の大会が厳しくなるのでは? もちろん武士道の主力であるウェルター・ライトだけでなく、ヘビー・ミドルの選手もかなりあぶれてしまう。来年はハッスルの試合数を倍増させる予定らしいですけど、PRIDEも増やすべきでは?
ここ最近はナンバーシリーズは2月と10月だけ。4、6、8とグランプリ、大晦日に男祭りというのが定着している。で、武士道が奇数月。今さらグランプリにあぶれた重い階級の選手が武士道のテコ入れのために参戦するわけにはいかんでしょう。この辺は榊原社長の腕の見せ所ですな。
ところで、藤田和之はどうなるんだ?
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布施さんらしいチョイスだと思います。
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プロ格では、[14位]破壊王橋本真也40歳の若さで永眠 [47位]新日本プロレスがユークスに買収 がランクイン。ショーグンがPRIDE-GP優勝とか、セーム・シュルトがK-1GP優勝って、ベスト50に入らないんだね・・・。なのになんで[44位]亀田が東洋王座奪取で実力も証明 なんかが入ってるんだ? 世界じゃないのに・・・。
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