会見後、榊原代表はさらに詳しい経緯を説明。
「まだタイミングじゃないと思いますね。桜庭選手にも特別な思いがありますし、田村選手にももちろんある。二人の中でクロスオーバーした時代があり、紆余曲折があった。それを受け入れられるタイミングではなかったという事だと思います。我々もいろいろと交渉した上で、このタイミングじゃないと判断しました。旬は逃したかもしれませんが、温かく見守ってもらって、必ずや実現に向けてタイミングを見て一生懸命にもっていきたいと思います」
「まだタイミングじゃないと思います」って・・・。それにしても高田が「今年実現しなかったら今後もない」と言ってたのと違って未練タラタラなんですけど(苦笑)。
もうこの際だから馬場vs猪木みたいにトコトンやらないのもアリかもしれませんね。馬場vs猪木なんて日本プロレス時代に猪木がワールドリーグ戦初制覇してから、ずーっと「今年こそ実現か?」って言われ続けてきましたからね。夢のオールスター戦でBIタッグ組んだ後のリング上で猪木が「次同じリングに上がる時は戦う時です」と言い馬場が「よし、やろう」と言っても実現しなかったし。
マンガの世界でも『最狂超プロレスファン烈伝』で夢のオールスター戦のメインで馬場vs猪木が決定するのだが、当日に戦争が起きて開催中止になるし(笑)。
それにしても20年以上も「やるかやらないか」と言われ続けるカードって今後も無いだろうなぁ。それに比べりゃ田村vs桜庭なんて甘い甘い! 格闘技はプロレスと違って旬が短いけどね・・・。
同じくPRIDEから。
ベネットが金子賢の顔面破壊を予告=PRIDE(スポーツナビ)
「さっさと俳優に戻らないと大怪我するぞ」ベネットの挑発に金子は微動だにせず(PRIDE)
「PRIDEスペシャルチャレンジマッチ」として行われる今回の試合。試合形式をまとめると、
・体重制限なしのフリーウェイト。
・1R5分の2R制(判定あり、マストシステム)。
・4点ポイント状態においての頭部・顔面へのひざ蹴り及び蹴りによる攻撃、またサッカーボールキックも禁止。
・それ以外は通常のPRIDEと同じルールで行われる。
なるほど、だから金子は「現在73キロだが増やすかも」と言ってたわけだ。案の定、打撃はかなり規制が入った。金子賢が反則勝ちを拾ってしまう可能性もあるかも(苦笑)。
そんなことよりもベネットさんのパフォーマンスやガチ発言が素晴らし過ぎる!
・会見場に姿を現したベネットは、まるで銀行強盗でもやるかのようにスキー帽で顔を覆い、革ジャンのポケットに両手を突っ込んで不機嫌さを露にした。
・「俺はたくさんの試合を闘って来た。格闘技は生易しいものじゃない。彼は俳優に戻った方がいいよ。ルールに関しても俺は憤慨しているんだ。さっさと俳優に戻れ! さもなければ、叩き潰して恥をかかせてやる」
・「格闘技は生易しいものじゃない。クソくらえだ! アゴを折ったり傷つけたりしたら、どう思うか分かるか? 闘いは演技ではなく本当の事なんだ」
・「マスクを被っていたのは、俳優と試合をやらされる事が恥ずかしかったからだ。俺は五味やヨアキム・ハンセン、ジェンス・パルヴァーらとやりたかったんだよ。俺だって俳優になりたいけど、俺が格闘技を辞めて今すぐ演技が出来るか? つまり、そういう事だ」
・「5分2Rも必要ない。1分で試合は終わる。今まで一般人とも路上で闘ってきたから、誰と闘うという拘りはないが、俺が俳優と闘う事で自分までが素人のような見方をされるのが嫌なんだ。普段は日本に来て、PRIDEで試合をする事にワクワクするが、今回はそんな気分にはなれない」
・「どうして彼だけがイージーステップでPRIDEのリングに上がれるんだ? 彼のイージーさに我慢がならない。他にも一生懸命にやってPRIDEを目指している選手が、世界にはいっぱいいるのに。俺はそういう選手とやりたかったんだ」
他にも神発言連発してますのでリンク先をご参照あれ。なんつーかこれ、我々プロ格ファンが金子賢に対して言いたかったことを全て代弁してくれてると思いません? ベネットさんはクレイジーじゃなくてクレバーですよ! Kamiproの山口日昇さんあたりが台本書いてるのかなぁ。これが全てベネットさんのアドリブだとしたら、私ベネットファンになります(笑)。
なんか俄然見たくなったぞ、この試合! 榊原社長は「2Rまで行けるのなら彼の挑戦は評価を得る事ができる」と言ってますが・・・無理だろ。
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