2023年08月23日

デイナ・ホワイト「ジョー・ローゾンにも引退して欲しい」/ローゾンが反論

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なんてこったい!『UFC on ESPN 37』ドナルド・セラーニ vs. ジョー・ローゾンが再び直前で中止/ローゾン「急に左膝がおかしくなった」(2022年06月19日)

 こちらの続報。


 『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』の前日にジョー・ローゾンが同大会への出場を希望していたものの断られていたことを明かし以下のコメント。

「僕はトライした。だけど上手く行かなかった。何度も何度もテキストメッセージを送ったけど、僕のサービスは必要ないと言われた。誰とでも戦うつもりだったけど、できればチェイス・フーパーと戦いたかった。彼は同じ地元出身のニック・フィオーレに勝ったばかりだった。僕にとって本当に良いマッチアップになると確信している。もしかしたらこれが最後の試合になるかもしれないが、上手く行かなかった。本当に、本当に頑張ったけど、ダメだった」

Joe Lauzon(Sherdog)

 ジョー・ローゾンは現在39歳。マサチューセッツ州出身の「ご当地ファイター」です。2019年10月の『UFC on ESPN 6: Reyes vs. Weidman』でジョナサン・ピアースに1R TKO勝ちして以来4年近く試合をしていません。2022年5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でドナルド・セラーニと対戦予定でしたがセラーニの体調不良により同年6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』に延期、しかし今度はローゾンが膝を負傷し中止されていました。


 デイナ・ホワイトは以下のコメント。

「彼のサービスが必要なかったわけではない。彼から打診があった時点でカードは埋まっていたんだ。私はジョーにも引退して欲しい」

「クリス・ワイドマンのようなものだよ。ワイドマンは頂点を極めて史上最高の選手の一人にも勝っている。そして今はどうだ? また膝を負傷してクレイジーな手術をする必要があるかもしれない。彼は全てを成し遂げた。UFCで達成すべきことは達成した」

「ジョー・ローゾンはかつてファイト・オブ・ザ・ナイトの最多記録を保持していた。The Ultimate Fighterでも活躍した。このスポーツで多くのことを達成した。もういい歳なんだし、潮時だろう」


 これに対しローゾンは以下のコメント。

「デイナの主張は年齢のこととか、何もかも間違ってはいない。クリス・ワイドマンが膝を痛めたのを見て、僕も想定はしていた。デイナは間違っていない…僕たちはいつも素晴らしい関係を築いてきたし、トップに立つことがどれだけ難しいことなのかも知っている。

 僕は『いつでも、どこでも、誰とでも』戦うとは言っていない。この4年間、新型コロナウイルスやUFC APEX、その他全ての戦いについて、ブーイングを飛ばしたこともない。前回のボストンでの試合が最後の試合になるのなら、それはそれで仕方がない。だけど、僕はずっと、納得のいく機会があれば応じると言ってきた。『これは僕にとって絶対に意味のあるシナリオだ』と言ったが、どうやらUFCにとっては意味がなかったようだ。

 僕はメディアやファンを利用してゴリ押ししようとしたことはない。前日計量の日になって明らかに手遅れになるまで黙っていた。でも、UFCとの交渉は数ヶ月前から始まっていたんだ。

 もしも来週試合のオファーが来て、それが僕にとって意味のないものだったら断るつもりだ。ボストンでの試合はいい機会だったけど、今回は上手く行かなかった。UFCのことは今でも大好きだし、いつも良くしてくれている。だけど、この大会に出られなかったのは明らかに残念だった」
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posted by ジーニアス at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | UFC | 更新情報をチェックする

デイナ・ホワイト「クリス・ワイドマンよ、頼むから引退してくれ」→ワイドマン「俺はまだ終わってないし、強くなって戻って来る」

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 『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』で行われた2年4ヶ月ぶりの復帰戦でブラッド・タヴァレスに判定負けしたクリス・ワイドマンについてデイナ・ホワイトが以下のコメント。試合内容としてはワイドマンはケガのトラウマがあるからか右足でローキックが打てず、2Rにはタヴァレスのローで左膝を痛めてしまい、踏ん張りが効かなくなりテイクダウンもできず…という感じでした。

「クリス・ワイドマンのことが大好きだ。彼のことも、彼の家族も大好きだし、引退すべきだと思う。ドクターと話をしたが、膝内側側副靱帯と前十字靭帯を損傷したと推測されている。彼は酷いケガから戻って来たばかりだ。プロアスリートとしては間違いなく厳しいだろう」

「膝のダメージ次第では、また1年掛かるかもしれない。私なら『クリス、君のことが大好きだ。頼むから引退してくれ』と言うだろう」


 これに対しワイドマンは以下のコメント。

「躊躇があった。ブランクの影響もあっただろが、言い訳はしない。 試合後にはブラッドに『君は素晴らしい』と言った。第1ラウンドは様子見という感じだった。多分彼はテイクダウンされないか気にしていたし、俺もここに戻って来たという感触を味わっていた」

「彼が俺の脚を蹴り始めた時は、『この野郎! 君はナイスガイなのに、どうして脚を蹴る?』と思ってしまった。手術した脚を蹴られてムカついてしまった。これはファイトゲームだし、好きでやってるわけだが、正直言うと想定外だったし、考えが甘かった。結果的には面白い戦いになったと思うし、第2ラウンドは取ったと思っていた。でも、ここに戻って来られただけでも嬉しいよ」

「両脚はかなり痛かった。車椅子に乗るハメになったが、こんなことは誰が想像しただろうか。手術した脚はかなり腫れている。大きなダメージは無いと思う。真ん中に棒が入っているけど、間違いなく来週くらいまでは痛みがあるだろう」

「俺はまだ終わっていない。 これまで以上に強くなって戻って来るし、今回はオクタゴンに戻る良い機会だった」
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posted by ジーニアス at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | UFC | 更新情報をチェックする
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