2022年01月12日

YA-MANが『RIZIN.33』皇治戦のファイトマネーを全額ピースプロジェクトに寄付


 1月11日、ピースプロジェクトの加藤勉代表を訪ねたYA-MANは昨年12月31日のRIZIN.33で実現した皇治戦のファイトマネーの全額を寄付した(写真)。

 ピースブロジェクトとは2002年4月に認定NPO法人AAR Japan[難民を助ける会]と協力してスタートした『世界中の子どもたちの目を輝かせる』を目指した社会貢献プロジェクト。2011年に東日本大震災の発生に伴いNPO法人化。どんなイデオロギーにも左右されず、世界の困難な状況にある人々、特に子供など弱い立場にある人々の支援活動を続けている。

 2021年からは東京都足立区西新井のモツ鍋屋を借りる形でピース食堂を継続して開催している。この食堂には著名な格闘家がボランティア参加し、格闘技教室を行なう。新春第1弾として行なわれた1月9日のピース食堂には、第5代&第7代WBO女子世界スーパーフライ級王者・吉田実代が参加。現地の子供を相手にボクシング教室を行なった。

 加藤代表から寄付した理由について尋ねられると、YA-MANは父親が幼少期に違法薬物で逮捕されるなど自らの過酷な生い立ちを引き合いに出しながら、「家庭環境が悪くても道は開ける。僕の場合、キックボクシングを通して道を切り開きました」と語り始めた。「夢を追うことは大切。いまきつい思いをしている子供たちに夢や希望を与えたい」 さらに埼玉県で下から5番目(本人談)という高校に進みながら、母親がガンで倒れると「死んだりしたら、頼れる身内がいなくなる」と奮起。1日15時間の猛勉強を続け、大学に進学したという秘話も明かした。

 また、先日現地の子供に「YA-MAN選手は来ないんですか?」という質問を受けた加藤代表は本人に「協力してくれないか」と直談判。するとYA-MANもこの申し入れを快く受け入れ、ピース食堂に初めてゲスト参加することが決まった。これからもYA-MANの動向から目が離せない。

 YA-MANは皇治に判定勝ちした後のマイクで「RISEから来ました、TARGET渋谷のYA-MANです。家庭環境が複雑で、底辺からここまで来ました。僕が伝えたいことは1つで、どんな環境からでも成り上がれるので、いまキツい環境にいる人は自分でしか切り開けないので、自分で切り開いていけるように頑張ってください。僕は切り開きました! ありがとうございました」とコメントしていました。


 シバターとは大みそかでの対戦が浮上したが、直前で消滅。舌戦を繰り広げていた間柄だ。一方で、皇治は久保戦に勝利したシバターに対し、「俺は素直にブタゴリラに『お前、やるやん』て言った。八百長疑惑が上がる前に」という。

 ただ、やり取りを聞いて思いも一変。「きょうもDMきとったから。あいつ、嫌味ばっかり言うてくんねん。『きょうも俺の話題で持ちきりですわ。皇治さんの話はもう誰もしないですね』って」。あきれ気味に笑うしかない様子で、「このミートバー(MEAT BAR TEAM ONE)にも来たい、と言うから『ブタゴリラは出禁やって』」と伝えたことも明かした。

 自身は大みそかでYA-MANと激しい打ち合いの末に判定敗け。金的、バッティングで批判を受けたことにも触れ、「言われてもしゃーない。毎回やっとんねん。実力不足で、何一つわざとじゃない。直さなあかん」と反省。今後についても、「今は冬眠中で新しいこと考えていて、それはまた発表したい。ここで辞めたって逃げたって言うやつはいるだろうし、続けたってもういいやろって言うだろうし。ボクシングに転向したらそれはそれで賛否両論あるからさ。賛否両論を背負ってまた挑戦しようかな」などと語った。

 一方の皇治は…まぁ頑張って下さい。続きを読む・・・
posted by ジーニアス at 19:24| Comment(5) | RIZIN | 更新情報をチェックする

アルジャメイン・スターリング「ピョートル・ヤン戦が『UFC 272』から『UFC 273』に延期されたのはヤンのせいだ」→ヤン「いや、お前のせいだろ」

アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2が3.5『UFC 272』→4.9『UFC 273』に変更/ヴォルカノフスキーの防衛戦の相手はコリアンゾンビに変更(2022年01月12日)

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 3月5日の『UFC 272』で予定されていたアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦が4月9日の『UFC 273』に変更された件についてスターリングが「ヤンが新型コロナウイルスのワクチン接種をしていなかったから3月に戦うことが出来ないと聞いている。それが本当ならバカにするつもりはないし、彼のスタンスを尊重する」とコメント。


 するとヤンが「哀れな嘘つきが必死に見栄を張って物語をコントロールしようとしているが、そうはいかないぞ。俺はワクチン接種しているし、明日であろうとどこであろうとお前を倒す準備はできている。UFCはフェイクチャンピオンが大会のメインを張ることを望んでないだけだ」とコメント。

 これに対しスターリングは「俺はボスから聞いたことを言ってるだけだ(笑)。俺だって明日やっても構わない」と返答。

 するとヤンは「俺は4月9日に延期されたのはお前がまた欠場する時に備えてバックアップファイターを用意するためだと聞いてるけどな」とコメント。

 これに対しスターリングは「フルマウントからお前の顔に小便かけてやるよ」「俺をナメたことを言うのはやめて延期になった分はおとなしく待ってろ」と返答しています。続きを読む・・・
posted by ジーニアス at 18:06| Comment(4) | UFC | 更新情報をチェックする

『RIZIN.33』シバター vs. 久保優太、処分なしの発表にネットは再炎上/シバターは「校長先生が許してくれた」と歓喜

榊原信行CEOが『RIZIN.33』シバター vs. 久保優太の調査結果と見解を発表、契約違反に問えず両者処分なしに「今後は禁止条項を見直すし選手管理も徹底していく」(2022年01月11日)



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 榊原信行CEOが『RIZIN.33』シバター vs. 久保優太の調査結果と見解を発表、契約違反に問えず両者処分なしとなりましたが、

「ファンとしては残念な気持ち」「勝負に駆け引きはあってもいい。でも、それは誰もが分かる形じゃないと八百長と言われても仕方ない」「信用を失墜させた管理責任は誰も取らないの?」「さんざん時間をかけてこんな事しか発表出来ないのかとあきれた」「これで終わらせていい問題じゃない」などの意見がネット上で飛び交った。

 実は、榊原CEOの、この説明の中には事実誤認がある。久保は1ラウンドで顔面への打撃は一発も繰り出さなかった。シバターは、試合前日のLINEでは、人気Youtuberのてんちむ氏にラウンドガールを依頼している件を持ち出して「1ラウンドは流して2ラウンドは真剣勝負」と要望し、久保は、その通りに1ラウンドは動いた。その間、シバターはプロレス風のロープワークや、伝説の米プロレスラーのリック・フレアーをオマージュした「ごめんなさい」ポーズをしたりして会場を沸かせたわけだが、途中から一転、久保には暗に禁じさせていた顔面へのパンチを繰り出した。久保を戸惑わせ右のフックでフラッシュダウンまで奪い、最後は引き込んで得意の腕ひしぎ逆十字固めで1本勝ちした。シバターの“ブック(台本)破り“こそ、リアルファイトに違いないのかもしれないが、久保からすれば「台本も何もない戦い」では決してなかった。

 その“ブック破り“が許せないからこそ、精神的な混乱もあって、久保は、試合後に妻の兄や、暴露系Youtuberのコレコレ氏などを通じて内幕の暴露を始めたわけで、榊原CEOが指摘するように1ラウンド目に「気持ちを作れなかった」のも事実だろう。

 榊原CEOは、RIZINが出場するファイターと結ぶ契約書の規約の中に「無気力試合をしてはいけない。八百長はしてはいけない」という条項と破った場合の罰則があることを明かした。シバターが1ラウンドに“ブック破り“をするまでの時間は、久保が「1ラウンドは流して」「ローやミドルなどはバチバチ本気で蹴ってもらって大丈夫」などの提案を真に受けて手加減をしていたと見受けられる。この1ラウンドは「無気力」の規約に抵触はしないのだろうか。

 シバターが持ち掛けたのは、「2ラウンドは真剣勝負」との台本だったのだから勝ち負けを決めていた八百長ではない。ルール上、明確な規約違反がなかったため罰することが難しいのかもしれないが、すべてを”陽動作戦”でまとめられては、ファンは納得できないだろう。

 とは言え榊原CEOによると「自分はシバターさんの話を聞いたふりをして、試合を成立させてやっつけちゃいますから。手加減せずにやります」という話を聞いていたとのことなので難しいところ。そうなると久保の心の中の問題に過ぎないということになってしまう。「処分なし」は納得出来なくともやむを得ないのでは。

 ただ一方で、「これからも物議を醸すかもしれませんが、RIZINは小さくまとまる気はないです。あらゆることにチャレンジするし、シバターという炎上系YouTuber、これは毒にも薬にもなる人だと分かって今回も上げましたけれど、”じゃあそういうことはもうしないか“と言うと、これからもいろいろな形で話題性のあるカードを組む。100%リアルファイト、真剣勝負の中から生まれるドラマでみんなを魅了していけるようにしたい」と、シバターの再登用の可能性を示唆するような宣言までを行った。

 私はこちらの方が納得出来ませんでした。大晦日に格闘技イベントが開催されるようになって20年、世間の注目を集めるためにも飛び道具的なカードが組まれることは百も承知。シバターもこの件が発覚する前までは全然OKでした。しかし今回は契約違反に問えなかったとしても、ファンの信用を取り戻すためにも、世間から色眼鏡で見られないようにするためにも「今後シバターをRIZINに出場させることはありません」ぐらいは宣言しても良かったのでは。シバター自身は格闘技引退を宣言していますが、本音は「RIZINが勝てる相手(体重の軽い選手)を用意してくれるのなら毎年出たい」なわけですから。



 シバターはインスタグラムでこんなコメントをしています。続きを読む・・・
posted by ジーニアス at 16:32| Comment(15) | RIZIN | 更新情報をチェックする

ギガ・チカゼ「アレックス・ヴォルカノフスキーは楽な仕事をしたいからコリアンゾンビを選んだ」

アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2が3.5『UFC 272』→4.9『UFC 273』に変更/ヴォルカノフスキーの防衛戦の相手はコリアンゾンビに変更(2022年01月12日)

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 マックス・ホロウェイの負傷欠場を受けて『UFC 273』でアレックス・ヴォルカノフスキーのフェザー級王座防衛戦の相手がジョン・チャンソンに変更される件についてギガ・チカゼが以下のコメント。チカゼは1月15日に開催される『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』のメインイベントでカルヴィン・ケイターと対戦予定です。

「チャンプが楽な仕事をしようとしていることは知っている。コリアンゾンビのことをバカにしているわけじゃない。トップ10ファイターはみんなタフだが、俺は前回この階級で最強の一人であるエジソン・バルボーザに勝ってるし、俺の中では一番楽な相手はコリアンゾンビなんだ。だからチャンプはこの試合を選んだと思ってるし、楽をしたいと思ってる」


 ツイッターでジョン・チャンソン戦を希望するヴォルカノフスキーをチカゼがからかうとヴォルカノフスキーは「君には敬意を表するが来週ランキング5位を目指して戦うんだろ…近いうちに会おうぜ!」とコメントしましたが、この件についてもコメントしています。

「彼は自分が何を言ってるのかすら分かってない。この返信にリスペクトはない。俺は7連勝中だし、8連勝を狙っている。ずっと前からタイトル挑戦者の資格は持ってるよ。俺はただの男じゃない。長い長い格闘技のバックグラウンドを持っている。なのに敬意のある返事を感じなかった。俺の時代はやって来るし、彼らも俺のことを避けることは出来ない」

「ヴォルカノフスキーは俺が一番の難敵だということを知っている。だから俺を避けて安全に稼ぎたいと思っている。だが俺はチャンピオンになるためにここにいるし、全てを支配する準備は出来ている。来週のミッションは俺が勝つことだし、1週間待ってくれればいいだけだ」

「正直言って俺の中でヴォルカノフスキーはトップ10の中でも最も楽な相手だと思う。彼はスタンドでは俺に届かない。彼は何をするつもりなんだ? サブミッションが上手い選手もいるし、良いパンチやテクニックを持った選手もいるが、彼は俺に対して何があるんだ? 何もないよ」
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posted by ジーニアス at 14:20| Comment(4) | UFC | 更新情報をチェックする

アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2が3.5『UFC 272』→4.9『UFC 273』に変更/ヴォルカノフスキーの防衛戦の相手はコリアンゾンビに変更

ショック! 3.5『UFC 272』アレックス・ヴォルカノフスキーと3度目の対戦予定だったマックス・ホロウェイが負傷欠場/ヘンリー・セフードらが代打出場をアピール(2022年01月08日)

3.5『UFC 272』マックス・ホロウェイ負傷欠場を聞いたアレックス・ヴォルカノフスキーはコリアンゾンビに「やろうぜ!」(2022年01月08日)

3.5『UFC 272』のメインイベントはコルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルの元チームメイト対決(2022年01月12日)

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 アレックス・ヴォルカノフスキーのフェザー級王座防衛戦の相手として予定されていたマックス・ホロウェイの負傷欠場を受けてジョン・チャンソンがヴォルカノフスキーに挑戦することをMMAFightingが確認したとのこと。

 また、この試合とアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦は当初3月5日の『UFC 272』で行われると見られていましたが、コルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルが決定したことを受けて4月9日にニューヨーク州ブルックリンで開催する『UFC 273』に変更されています。

 ジョン・チャンソンは6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でダン・イゲに判定勝ちして以来の試合で現在フェザー級ランキング4位。続きを読む・・・
posted by ジーニアス at 12:44| Comment(0) | UFC | 更新情報をチェックする

3.5『UFC 272』のメインイベントはコルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルの元チームメイト対決


 UFCが3月5日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 272』のメインイベントがコルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルのウェルター級マッチになることをESPNのブレット・オカモト記者が確認したとのこと。

 コヴィントンは『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でカマル・ウスマンのウェルター級王座に挑戦し判定負けして以来の試合。

 マスヴィダルは4月の『UFC 261: Usman vs. Masvidal 2』でカマル・ウスマンのウェルター級王座に挑戦し2R KO負けして以来の試合。12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でレオン・エドワーズと対戦予定でしたが負傷欠場していました。

 両者はアメリカン・トップチームの元チームメイトであり元ルームメイト。しかしコヴィントンのコーチ陣への報酬未払い騒動で関係が悪化。アメリカン・トップチームは対戦契約を結んでいないチームメイト同士のトラッシュトークを禁止するルールを作ったほどで、最終的にコヴィントンはチームの方向性を批判してチームを離脱しています。また、マスヴィダルはこれまで対戦する可能性が3度あったのに消滅していたことからコヴィントンのことを臆病者だと批判していました。続きを読む・・・
posted by ジーニアス at 12:22| Comment(4) | UFC | 更新情報をチェックする
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