『Bellator 222: MacDonald vs. Gracie』ダリオン・コールドウェル vs. 堀口恭司ハイライト動画。
勝ち名乗りを受ける堀口恭司。
堀口恭司が“格闘聖地”MSGでベラトール世界王座獲得の快挙!(THE PAGE) ジャッジの見方によって判断が分かれるような試合だった。それでも堀口には勝利の確信があったのか。最終ラウンドに右目尻をカットしたが、判定を待つ間にも笑顔が浮かんでいた。
ジャッジペーパーが読まれた。
「48-47」が1人、2人が「49-46」。ユナシマステジション(3-0判定)だと予告してからアナウンサーが「ニュー(新王者)!」という言葉を発した瞬間、堀口は両手を突き上げ「やったあ!」と日本語で叫んだ。
堀口が格闘界の歴史を塗り替えたのである。
リング上では腰にベラトールの世界ベルトが巻かれ、右肩には「RIZIN」のバンタム級のベルトをかけた。RIZINの榊原信行実行委員長もリングインして祝福した。リングサイドには高田延彦氏の姿もあった。日本の格闘界の威信をかけた戦いだった。
まさに真価を問われる“聖地”MSGでのタイトル戦に勝った堀口は、リング上のインタビューで、開口一番、「すみません。つまんない試合で申し訳ない」と、膠着戦の続いた試合内容を詫びた。
さらにインタビューアーに「徐々にコールドウェルが失速していたのがわかったのでは?」と聞かれると勝利プランを打ち明けた。
「そうです。最初からそのプラン。最初は飛ばさずに攻めないで最後のラウンドで勝負をかけようと考えていた」
最終ラウンドで堀口は左フックからチャンスを作りかけた。足をとりにきたコールドウェルに強烈なエルボーを3発、真上から叩き込むシーンもあった。KO決着はできなかったが、最後の勝負をかけた一撃。ジャッジの2人が、1ラウンド以外のすべてで堀口を支持したのは下になりながらもパンチを出し続け、アグレッシブな姿勢をずっと維持していた部分だったのだろう。
堀口は今後について「那須川天心とキックルールで、もう1度やりたいし、もっと日本を盛り上げてから、UFCへ再び挑戦してもいい」という話をしていた。
「どっちが勝つかわからないような強い相手とやりたい」
そういう格闘哲学が根本にある。
今後は、RIZIN&ベラトールの2冠王者として、再び米国のベラトールでの防衛戦も組まれていくだろう。再び日本でのエキシビションマッチをぶちあげたボクシングの元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)との試合がオファーされたとしても逃げるつもりはない。堀口の“これから”が面白くなってきた。
天心との再戦とかメイウェザー戦とかはいいんじゃないですかね。
posted by ジーニアス at 14:37|
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