9.30『RIZIN.13』山本美憂試合前インタビュー動画。
【RIZIN】山本美憂、涙こらえきれず「私がリングに立つことがKIDが望んでいること」(イーファイト)
試合前に弟の山本“KID”徳郁をがんで亡くし、試合をキャンセルするという選択肢もあったのでは、と聞かれると「みんながどういう気持ちなのかを考えて、出るべきだと思いました。KIDがどう思うか。それを考えたら私がリングに立つことが彼が望んでいることですし、今まで彼に教えてもらったことです」と出場を決意。
「状況的には皆さんご存知の通りいろいろありましたが、その中でもトレーニングに集中しないといけないと小さい頃から教わっているので大丈夫です。あとは体重調整だけしてリングに上がるのみです」
ここまで気丈にふるまっていた山本だが、「私も彼みたいになりたくて憧れて始めたので、みんなの気持ちが分かります。たくさんの人に愛されているのは家族として嬉しいし、感謝の気持ちです。KIDが頑張って築いてきたことを若い選手たちが愛情をもって育ててMMAを引っ張っていってくれれば彼は絶対に喜ぶと思う」と語ると、こらえきれず涙を流した。
精神的な乱れは無いかとの質問には「自分が今までやってきたこと、今の状況、家族、コーチ、格闘技の一番の師匠(KID)が私にどうあってほしいかを考えたら、強くいないといけない。状況的に今までと違うことはたくさんあります。でもレスリングの時もそうですが、その時その時に対応していきます。みんなそうじゃないですか。いろいろな状況の中でお仕事を頑張っていますから」と、KIDのためにも悲しみに負けてはいけないと笑顔を浮かべた。
対戦相手のウィン、美憂に気遣い「彼女はプロのファイター」(スポニチ)
格闘技イベント「RIZIN.13」(30日、さいたまスーパーアリーナ)の会見が28日、都内のホテルで開かれ、山本美憂(44)と16年大みそか以来の再戦に臨むアンディ・ウィン(36)は「2人とも前回より強くなっていると思う。彼女は打撃が強くなったところを見せたいと思うし、私はレスリング強くなっているところを見せたい。凄く楽しみにしている」と抱負を述べた。
山本は18日に弟の山本“KID”徳郁さんを亡くしており、「試合ができないかと心配したが、彼女はプロのファイター。受けてもらったのでいい試合をしたい」とコメント。ウィンも「昨年12月に父が亡くなったけど、1月にあった試合を受けた」という。前回は腕十時で山本を仕留めたが、「試合だからどんな結果になるか分からないが、もちろん前回と同じ結果を出したい」と意気込み、「美憂との再戦に勝てたら、RENAと再戦したい」と17年10月に1回TKO負けを喫した相手へのリベンジも希望した。